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CAPA

フルサイズミラーレス一眼 新時代!!
ソニーαを選ぶ理由

α Universe editorial team

『CAPA』12月号の内容を掲載

いよいよやってきたフルサイズ一眼の大転換期。この秋、新時代を予感させるフルサイズのミラーレス一眼が各メーカーから登場してきた。そんな中でもこのジャンルに早くから取り組んだソニーαには優位性がある。それは、これまで培ってきた4つのキーテクノロジー「専用設計レンズ」、「イメージセンサー」、「画像処理エンジン」、「ソフトウェアアルゴリズム」のノウハウがあるからにほかならない。常に先を行く革新性、先進性、それでしか撮れないものがあるのがαを選ぶ理由だ。今回は、そのアドバンテージを、じっくりと検証してみたい。

フルサイズミラーレスの現在とα第3世代への進化

Eマウント初のフルサイズ「α7/α7R」の発売から5年。ユーザーの声を取り入れ、進化し続けてきた。第2世代でボディ内手ブレ補正を搭載し、AF性能も大幅に向上。第3世代は、最新の裏面照射型センサーと画像処理エンジンを採用し、高感度画質の向上を図ると同時に、連写スピードも大幅に高速化。AFエリアや測距点数も増え、ジョイスティックやタッチ操作による測距点選択にも対応するなど、本気で動体を狙えるミラーレスに進化を遂げている。合わせてバッテリーも大容量化し、USB給充電にも対応するなど、残量を気にすることなく、思う存分撮影を楽しめる。
また、充実したラインナップを誇るのも、αならではの強み。最高20コマ/秒のブラックアウトフリー連写で、動きの速い動体もしっかり追える「α9」、42メガピクセルの高画素とAF/AE追従の10コマ/秒の高速連写を両立した「α7R III」、α9のAF性能とα7R IIIの画素数を除く基本性能を踏襲した「α7 III」、そのほか第2世代ながら超高感度に特化した「α7S II」など、用途に応じたモデルを選べる。
α7発売当初には3本しかなかったフルサイズ対応のFEレンズも、FE 24mm F1.4 GMを加え、全30本を数えるまでに充実。Eマウントレンズの仕様はライセンスが許可されたメーカーに公開されており、シグマ、コシナ、トキナー、タムロンなど、Eマウントの仕様に則った交換レンズやマウントアダプターが数多く発売されていて、さまざまなレンズ描写を楽しめるのも強みだ。さらに、APS-Cとフルサイズは同じEマウントなので、APS-Cボディにフルサイズ対応のFEレンズを装着でき、共用できるのもαならではの特徴。レンズに対するフレキシビリティの高さも、ボクがαを気に入っているポイントだ。

フルサイズミラーレス選択のポイント
カタログスペックでは見えにくい細部へのこだわりに注目したい

フルサイズの世界も、一眼レフからミラーレスへのシフトが始まった。一眼レフに比べ、AFエリアが広く、画面周辺の被写体でも像面AFで正確なピント合わせが可能、露出レベルやホワイトバランス(色調)も撮影する前から確認できるのが、ミラーレスカメラならではの特徴だ。ただ、これはミラーレスカメラなら“できて当たり前”のこと。そこからどれだけミラーレスならではの強みを引き出せているか?カタログスペックには現れないような気持ち良さ、使い勝手の良さこそが重要なポイントだ。
そこで、機能の充実度で先行するαをベースに、5つのポイントによってフルサイズミラーレスならではの強みとは何か?ボクのこだわりをお話ししようと思う。

αを選ぶ理由 Point 1 高画質
解像度に加えて、表現力や高感度画質はどうか?

画質というと、細部の描写力ばかりに目を奪われがちだが、ディテールを塗りつぶさない高感度画質、白トビや黒つぶれしにくいダイナミックレンジの広さと階調補正機能、意図したとおりの露出や被写界深度、ホワイトバランス(色調)にコントロールできるか、という点も見逃せない要素だ。

ココに注目!
●センサー性能の進化と表現力
●ダイナミックレンジ
●感度の範囲と高感度画質

αを選ぶ理由 Point2 スピード
シャッターチャンスを逃さないレスポンス性能があるか?

ミラーレスカメラは撮像センサーでAFを行っているが、一眼レフに負けない速さを実現するためには、像面位相差AF技術や情報を高速に読み出せるセンサーと画像処理エンジンの性能の高さが求められる。また、連写スピードの速さだけでなく、連続撮影枚数の多さも快適撮影には欠かせない。

ココに注目!
●AF・AE追従の連写が可能
●AFのスムーズさ、被写体を捉える反応速度
●連写時でもEVFに遅延がなく、像の消失が無い点 ※α9の場合

αを選ぶ理由 Point3 機動性
いつでも持ち歩けて、撮影シーンを選ばない機動性はあるか?

どんなに高画質で高性能なカメラでも、大きく重くて持ち出す気力が失せるようでは考えもの。ボディだけでなく、レンズも含め、小型・軽量で、強力なボディ内5軸手ブレ補正内蔵で、どのレンズを使っても、手持ち撮影でブレにくいことも、良い写真が撮れる可能性を広げる重要なポイントになる。

ココに注目!
●標準的なレンズを含めたサイズ、重量
●撮影場所を選ばないサイレント撮影機能は便利
●手ブレ補正の効き具合
●高速記録の可能なデュアルスロットが備わっている

αを選ぶ理由 Point4 スタミナ
スペックおよびその性能を実際の使用状況で実現できるか?

ミラーレスカメラはファインダー表示中もセンサーから像を読み出すので、光学ファインダーの一眼レフよりもバッテリーを早く消耗する。満充電のバッテリーで何枚撮影できるか? モバイルバッテリーによるUSB給充電の可否もチェックしたい。

ココに注目!
●省電力化とバッテリー容量が増えたことで、十分な撮影可能枚数を確保
●給電可能なUSB充電/給電機能の利便性

αを選ぶ理由 Point5 専用設計レンズ
用途や予算に合わせたラインアップが充実しているか?

ミラーレスカメラは、ショートバックフォーカスにできるのが強み。焦点距離が短い広角、超広角レンズほどショートバックフォーカスの効果は大きく、光学性能を落とさずに小型軽量化を図りやすい。また、同じ大きさなら光学性能をより高められる。専用設計レンズの充実度もポイントの一つだ。

ココに注目!
●レンズ口径とレンズの大きさ・重さとの関係
●専用レンズの充実度 本体の機能を生かせるレンズ
●焦点距離を網羅するためのラインアップ(高級型、普及型)

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αの画作りは解像重視。特にローパスフィルターレスで42メガピクセルのα7R IIIの高精細描写とFEレンズの描写性能を味わってしまうと、ピクセル等倍鑑賞でどこまで解像させられるか、まるでラージフォーマットで風景撮影に挑む感覚になる。見落としがちなのが、高画質を得るための撮影時の操作性。被写界深度までライブビューに反映されるので、絞り値やピント位置をどこにすればいいのか、目で見てわかるのもαならではだ。

最新センサー+エンジン
新世代のセンサーと画像エンジンは解像力に加えて処理スピードを支える

同じセンサーを使っても画像処理によって画作りは大きく変化する。αは、レンズの解像性能を最大限に引き出す解像重視の画作りで、非常に細かな部分まで細いエッジで高精細に仕上げてくれる。また、クリエイティブスタイルも豊富で、シーンや表現意図に応じて色や階調を自在にコントロールできる。ボクのお気に入りのクリエイティブスタイルは[ディープ]、[ライト]、[風景]、[夕景]、[夜景]だ。

「フリッカーレス撮影」で蛍光灯下でも高画質を維持

蛍光灯や水銀灯照明で高速シャッターを切ると、画面の一部が暗くなったり色ムラが生じるフリッカーと呼ばれる現象が生じることがある。α7RIIIやα7IIIの「フリッカーレス撮影」をONにしてメカシャッター撮影すれば、フリッカーを目立たなくできる。室内撮影に心強い機能だ。

フリッカーレス効果あり
フリッカーレス効果なし

近景から遠景までくっきりと写る

α7R III,FE 16-35mm F2.8 GM,F11,1/5秒,ISO200

大石公園のラベンダー。パンフォーカス的に撮影するため、FE16-35ミリF2.8GMをF11まで絞って撮影しているが、ライブビューで被写界深度も確認できるので、どの程度絞れば富士山とラベンダーを両立できるのか判断しやすい。

あらかじめファインダーで見たままが写真になる

α7 III,FE 85mm F1.4 GM,F1.4,1/1250秒,ISO100

背景のぼけ具合をファインダーのライブビュー表示を見ながらじっくりと検討。何度も撮り直したり、ブラケット撮影を行わなくても確実に意図通りのイメージにすることができる。

絞り F8
絞り F4
絞り F1.4

ダイナミックレンジ
輝度差の大きなシーンも白トビや黒つぶれの少ない仕上がり

もともとダイナミックレンジの広いセンサーに加え、強力なDRO(Dレンジオプティマイザー)もαの特徴だ。DROとは、シャドーを明るく持ち上げる階調補正機能で、初期設定ではオート。これを手動でLv4 〜5に設定すると、通常では暗かったシャドーが1.5段ほど明るく再現されるので、逆光など、輝度差が大きなシーンも豊かな階調で再現できる。

夕日を取り込んだ構図も気兼ねなく狙える

α7R III,FE 24-70mm F2.8 GM,F5.6,1/100秒,ISO100

太陽を直接取り込んだ構図でも、DROを使えば美しい夕景を表現できる。表現の幅を広げるにはもってこいの機能だ。

白トビを確認しながら撮れる「ゼブラ表示」機能

再生画像で白トビ警告表示ができるカメラは多いが、αは撮影前のライブビューで白トビ部分を確認できる「ゼブラ機能」を搭載しているのが特徴。しかも、ゼブラ表示を行なう明るさを100パーセントではなく、最高109パーセントまで設定できる。被写体によって「RAWには記録されるけどJPEGではちょっと白トビ気味に」といった絶妙な露出コントロールを使い分けることもできるのだ。

DROの効果は高精細なEVFで確認できる

DRO効果あり
DRO効果なし

高感度性能
ディテールが残るバランスの良い画質

高感度の画質は、ノイズが少なければいい、という単純ではない。絵柄のない無地の部分のノイズを減らすだけなら、強引なノイズリダクションをかけることで、いくらでも目立たなくすることができる。重要なのは、動物の毛並みのようにコントラストが低く、非常に細かな絵柄のディテールをいかに保ちつつ、ノイズ感を減らすかという点だ。αの高感度画質は、ディテールのエッジが残りやすく、動物の毛並みもISO3200〜6400程度の高感度ならベタッとした描写になりにくい。

超高感度でもディテールを再現

α7R III,FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS,F5,1/250秒,ISO12800

雪の日の動物園。閉園間際でかなり暗く、ISO12800という超高感度での撮影だが、ヒマラヤタールのこげ茶の毛並みもベタッと潰れることなく、しっかりディテールが保たれている。

進化したセンサーの実力は快適な高速性能にも貢献している

第3世代のフルサイズαのセンサーは、裏面照射型CMOSセンサーや積層型CMOSセンサーを搭載。これはフォトダイオードの面積を最大限に確保でき、配線層が背面にあり、より高度な回路基板を実装できる。そのため高感度特性に優れ、高速読み出しも可能で、像面位相差AFや連写スピードの高速化を実現している。また斜入射光にも強く、画面周辺の色かぶりが少ないのも裏面照射型センサー採用の恩恵だ。画像処理エンジンBIONZXも、非常に解像感が高く、高感度でもディテールのつぶれが少ない画像処理を行なっていて、センサーやレンズの性能を最大限に引き出してくれる。
個人的に大いに気に入っているのが、α独自の階調補正機能「DRO(Dレンジオプティマイザー)」。撮影シーンの輝度差に応じてシャドーの階調を明るく補正してくれる機能だが、手動で[Lv5]に設定すると、輝度差の大きな逆光シーンでハイライト基準の露出で撮影してもシャドーが黒つぶれせず、明暗のバランスを絶妙に保ってくれる。それほど不自然さを感じないのは、センサー自体のダイナミックレンジが広く、シャドーの階調とノイズ特性に優れているからこそだ。
また画質というと、解像性能や高感度ノイズばかり注目されるが、撮影者の狙いどおりに露出や被写界深度(ぼけ)をコントロールすることも、写真表現にとって重要なファクター。ボクがαを愛用するのは、シャッターを押す前に仕上がりイメージをライブビューでほぼ忠実に確認でき、しかも、反射的に操作できる露出補正ダイヤルで瞬時に露出をコントロールできるから。これこそ仕上がり結果が事前にわかる、ミラーレスならではの強みを生かした機能だ。

第3世代のαはAFや連写性能が大幅にアップし、とりわけ瞳AFは人物が横を向いていたり、周辺に顔を配置した場合でも、AF-Cでしっかり瞳を捉え続けてくれる。また、RAW記録でも連続撮影枚数が多く、高速なUHS-IIカードを使えば記録待ちも大幅に短縮。記録中でもカメラの操作を受け付けてくれるのも快適だ。

瞳AF

カメラを人物に向ければ自動的に作動
顔の向きや画面位置にかかわらず的確に合わせてくれる

顔認識よりもさらに正確に目にピントを合わせてくれるのが「瞳AF」。第3世代からは、AF-S時には自動的に瞳AFが作動するようになった。もちろんAF-Cにも対応していて、人物がよく動いてもAFが追従してくれる。極めて近い将来、動物の瞳AFも実現するということだ。

完全な横顔でも捉え続けるのでピントを気にせず撮れる

α7 III,Planar T* FE 50mm F1.4 ZA,F1.4,1/1250秒,ISO100

人物が横を向いても、画面周辺に顔があっても瞳を追い続けるので、ピント合わせはカメラに任せ。フレーミングとモデルの最高の表情を捉えることに専念できる。

AF性能
精度の高い「像面位相差AF」とほぼ全域をカバーする測距点

画面を幅広くカバーする像面位相差AFで、レンズごとにピント微調整を行なわなくても精度の高いピント合わせができるのが魅力。拡大AFを使えば、被写界深度が深く、ピントがアバウトになりやすい超広角撮影でも狙った箇所に高精度にピント合わせが可能だ。

α9・α7III

位相差検出方式 AF(693点)
コントラスト検出方式 AF(425点)

α7R III

位相差検出方式 AF(399点)
コントラスト検出方式 AF(425点)

測距点を気にすることなく、構図の自由度がグンと増す

α9,FE 85mm F1.4 GM,F1.4,1/500秒,ISO500

一眼レフは周辺に測距点がないので、周辺にピントを合わせたい被写体がある場合はフォーカスロックを併用して、いちいちフレーミングし直す必要があるが、αはフォーカスエリアが広いので、撮りたい構図でカメラを構え、そのままAF撮影できるのが魅力だ。

連写性能
大容量バッファメモリ搭載でRAW+JPEG 撮影でも余裕のある連続撮影枚数を実現

連写で重要なのが連続撮影枚数。どんなに連写が速くても連続撮影枚数が少ないと2〜3秒で連写が息継ぎしてしまうからだ。その点、α7R IIIやα7 IIIはRAW+JPEG記録時も70枚以上連写でき、連写の残量ゲージも表示できるので、ストレスフリーに連写を楽しめる。

被写体を見失わずに追い続けられるブラックアウトフリー連写

動体を本気で狙うなら、α9を選ぶのが好結果への最短コース。電子シャッターによって連写中でもライブビュー表示がまったく途切れず、シャッターを切っていない状態とファインダーの見えはほぼ同じ。予期せぬ被写体の動きも瞬時にわかる。

データ記録中でも、待つことなく主要な操作が可能

カタログスペックでは意外と気づかないのが、メモリカード記録中のカメラ動作だ。第3世代のαは、メモリカードに記録中でもFnメニューなど主要な撮影機能の設定を変更できるし、再生ボタンを押せば書き込み済みの画像がすぐに表示される。記録中の状況はファインダー左上に表示される。

書き込みバッファの残量を示す「連写残量表示」。一杯になりSLOWと表示されるまで連写速度は低下しない。
連写直後に画像再生を行ったとき、データ書き込み中を示すアイコンと、書き込み残り枚数を示す数字が出る。

秒間10コマ+AF/AE追従で一瞬のチャンスを逃さない

α9ほどではないが、α7R IIIもα7 IIIもAF、AE追随で10コマ/秒の高速連写が可能なので、動きが予測しやすい被写体であれば、横方向への動きも追いやすい。ちなみに、α9とα7 IIIはF11、α7R IIIはF8まで像面位相差AFが作動する。

高速連写でも的確なフレーミングで捉えられる

α9,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,F2.8,1/5000秒,ISO3200

動物園のユキヒョウを連写。α9は連写中でもライブビュー表示が途切れない(ブラックアウトしない)ので、横方向に動く被写体の動きも的確なフレーミングで追いやすい。

ローリングシャッター現象が防げるアンチディストーションシャッター

第3世代のαは、サイレント撮影(電子シャッター)でも連写ができるので、音楽会や野鳥、ビデオ撮影中のスチルなど、シャッター音がはばかられるシーンでも撮れるのが強みだ。ただ、電子シャッターは幕速が遅く、横方向に動く動体を撮影すると、被写体の形が歪みやすいが、α9はメカシャッターに迫る幕速で、動体歪みが極めて少ない(アンチディストーション)電子シャッターを持つ。

α9のメカシャッター
一般的なメカシャッター
α9の電子シャッター
一般的な電子シャッター

EVFの性能アップによって動体撮影にも強くなった

ミラーレスカメラは動体の撮影が苦手といわれるが、その理由はEVF表示。センサーから読み出した像をEVFに表示するので、光学ファインダーに比べ、十数ミリ秒の遅延が生じるのは原理的に避けようがないが、それよりもAF追従の連写スピードが遅く、しかも、連写中のファインダー表示がライブビューではなく、レックビュー(※)がパラパラと表示されるため、過去の像を見ながら現実の被写体を追うことになり、特に横方向の動体を正確なフレーミングで捉え続けるのが困難になる。
しかし、第3世代のα7R IIIやα7 IIIはAE/AF追随の連写スピードが約10コマ/秒と速いので、レックビュー表示を見ながらでも被写体の動きがよくわかる。約8コマ/秒のHモードなら連写の合間にライブビューが表示されるので、リアルタイムの被写体の像を見ながら動きを追える。さらに、これがα9だと電子シャッターによって約20コマ/秒とスピードが速く、連写中でもライブビュー表示がまったく途切れない。いわゆるブラックアウトフリー連写ができるので、超望遠レンズを使った動体撮影が苦手なボクでも、被写体がフレームアウトしてしまう失敗が激減する。まさに次世代のミラーレスといっても過言ではない。
また、被写界深度が極めて浅い大口径レンズを使ったポートレート撮影では、カメラマンやモデルがわずかに動いただけで微妙にピントがズレてしまう。しかし、第3世代のαはAF-C撮影でも瞳AFが効くので、ベストなアングルを探して動きながら撮影しても、目にズバッとピントが来る。これは快適だ。
※レックビュー:直前に撮影した画像の再生画

気楽に持ち歩ける機動力の高さも重要だ。カメラやレンズが大きく重いとフットワークが鈍るし、行動範囲も狭くなる。防湿庫のお留守番になる機材も増える。撮りたいときに無ければ持っていないのと同じといえる。

小型・軽量
ボディ&レンズ数本を持ち歩ければどんなときにもチャンスを逃さない

ボディだけでなくレンズもコンパクト(特に超広角系)なので、中型のショルダーバッグなら、ボディ1台、超広角/標準/望遠ズームの3本にテレコン、予備バッテリーを入れても、もう1本レンズを入れられる余裕がある。

スロットはデュアルを採用。UHS-IIカードを使うのがベストだが、SDカードなので、コンビニでも調達できる安心感がある。

ボディ内5軸手ブレ補正
レンズを選ばないボディ内補正

最近は三脚撮影が禁止されている観光名所も増えているが、ボディ内5軸手ブレ補正で、装着できるすべてのレンズで手ブレ補正が効くのもαの魅力。焦点距離を手動入力すれば、オールドレンズでも3軸の手ブレ補正が可能だ。

サイレント撮影
マナーを守りつつ迷わずシャッターが切れる

電子シャッター撮影に切り換えれば、無音・無振動での撮影が可能。メカショックが少なくなり、連写も効くので、カメラぶれも低減。シャッター音に驚いて、枝に留まった野鳥に逃げられる恐れもなくなり、安心して撮影できる。

機動性をサポートするチルト式モニター

チルト式の液晶モニターを使えば、ハイ、ロー自在なアングルやポジションから楽な姿勢で撮影できるが、第3世代のαは、液晶モニターを引き出すと自動的にEVFに切り替わらないように工夫されている。ウエストレベルで構えても不用意にEVFに切り替わる煩わしさがないのが特徴だ。これもカタログスペックを見ただけではわからないαの優位性だ。

ロングライフ
バッテリー容量アップと省電力設計

従来のNP-FW50が7.2V 1020mAhなのに対し、第3世代のαが採用しているNP-FZ100が2260mAhと容量はほぼ2倍。カタログスペックの撮影枚数もほぼ倍に増えているが、実際の撮影ではそれ以上持つ印象を受ける。

USB充電・給電
充電器のわずらわしさのない本体への直接充電。室内撮影に便利な給電機能も備える

モバイルバッテリーなど使って、カメラのUSB端子から充電、給電ができるのも便利だ。タイムラプスや星景撮影など長時間の撮影にも対応できるし、チャージャーがなくても旅行先などでチョイ足し充電が気楽にできる。

フルサイズα誕生から丸5年。最初は3本しかなかったFEレンズも今では30本を数えるまでのラインアップに成長。フランジバックの短さを活かしたショートバックフォーカス設計と、レンズによって最適なアクチュエーター(モーター)を使い分け、高速なフォーカス駆動を実現しているのが特徴だ。

専用設計レンズ
αボディの性能を余すことなく引き出せるレンズ群
個性豊かなラインアップが撮影のバリエーションを広げてくれる

αボディの性能を最高に引き出せるのは、やはり専用設計のFEレンズ。高性能なモーターと制御技術によってAFも速いし静か。またラインアップの多さ、マウントアダプターを使って多くの一眼レフ用交換レンズも装着できる、いわゆるオールドレンズ遊びができる自由度の高さも魅力といえる。

αならではの個性的なレンズの揃え方

FEレンズには、ぼけと解像の両立を図ったG Masterを始め、ツァイスレンズや高性能タイプのGレンズ、コスパに優れたレンズと、さまざまなバリエーションがあるが、やはりG MasterやGレンズを軸にラインナップを考えたい。

ぼけと解像を両立した最新の超広角レンズ FE 24mm F1.4 GM

開放F1.4とは信じられないほど小型軽量で、24mm F2.8くらいのサイズ感だがGMレンズというだけあって、滲みのないピント面の解像と広角とは思えないほどのぼけ味を堪能できる。

溶けるようなぼけになるレンズ FE 100mm F2.8 STF GM OSS

口径食がなく、ぼけの縁取り感がなく、なめらかなグラデーションを描きながら滲んでいく究極のぼけを実現したレンズ。実効F値はF5.6なので、アップのポートレートや花の撮影に適している。

《おすすめ1》わずか3 本で12〜400ミリをカバー

● FE 12-24mm F4 G
● FE 24-105mm F4 G OSS
● FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS

ボクの定番セットがこれ。フィルターワークをしたいときはFE 12-24mm F4 GをFE 16-35mm F2.8 GMに置き換えることもあるが、この3本があればマクロ以外はカバーできる。

《おすすめ2》高画質を求めるならGM ズーム大三元

● FE 16-35mm F2.8 GM
● FE 24-70mm F2.8 GM
● FE 70-200mm F2.8 GM

いわゆるF2.8ズームの大三元だ。ぼけと解像の両立を狙ったGMレンズで、AF追従しながらα9の約20コマ/秒に対応する安心感も大きい。特にFE 16-35mm F2.8 GMがイチ推し。FE 70-200mm F2.8 GMもAF-C時にMF操作ができる希少なレンズだ。

《おすすめ3》ぼけにこだわった単焦点レンズ

● FE 24mm F1.4 GM
● Planar T* FE 50mm F1.4 ZA
● FE 85mm F1.4 GM
● FE 100mm F2.8 STF GM OSS

像面位相差AFで狙った箇所に高精度にピントを合わせられるので、こうした被写界深度の浅い大口径レンズでもピンボケの心配が少なく、フルサイズならではの大ぼけとピント面の解像を堪能できる。

カメラを軽快に持ち歩ければ撮影機会が増えてくる

どれだけ画質やAF、連写性能が優れていても、カメラやレンズが大きく重いと、撮影に出かける際、持って出られる機材が少なくなるし、たくさんのレンズをカメラバッグに詰め込んで撮影に挑んでも、時間が経つにつれ、機材の重さがずっしりと身に染み、自然と足取りが重くなり、行動範囲がどんどん狭くなってしまう。そういう意味では、小型・軽量というのも重要なスペックのひとつだ。
ボクがαを気に入っているのも、ボディだけでなくレンズも含めて小型軽量という点。特に広角や超広角レンズは、ミラーレスならではのショートバックフォーカス設計で、同スペックの一眼レフ用交換レンズよりもひと回り以上コンパクトで軽量だ。徒歩移動の撮影では、フットワークが勝負なので、体力温存のためにはできるだけ大きな三脚は持ち歩きたくないが、第3世代のαは5軸ボディ内手ブレ補正搭載で、4段(α7R IIIは4.5段)の補正効果が得られるので、手持ちでもブレにくいのが魅力だ。
第3世代でバッテリーがNP-FZ100になってからは、バッテリーの持ちもかなり良くなっていて、よほど枚数を撮影しない限り、予備バッテリーの出番はなくなった。本体内USB充電だけでなく、撮影中のUSB給電もできるので、タイムラプスや星景撮影など長時間の撮影にも対応できる。
専用レンズのラインアップについては、すでに世代を重ねたαが最も優位に立っているところ。広角から望遠までの焦点距離が複数のラインで揃うので選択の幅も広い。純正のマウントアダプター(※)を使えば、ミノルタ時代から踏襲されているAマウントレンズでもAF撮影が可能で、ボディ内手ブレ補正もちゃんと効く。
ここまで5つのポイントを見てきたが、第3世代のαは、画素数や連写などの目を奪われやすいスペックにとどまらず、ミラーレスならではの特徴を生かすさまざまな機能や快適撮影を実現する工夫が凝らされている。
※AFモーター内蔵レンズはLA-EA3、AFカプラー方式のレンズはLA-EA4を使用する。

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