魚住誠一のWho’s Next　Vol.4
小山璃奈　Koyama Rina

まっさきに印象付けられるのは、超美形！かなりほっそりした体つきで小顔。なのに控室に入って来るや、パァーと部屋中が明るくなった。そして何にでも反応して笑い声が絶えない。周りを本当に明るくさせるパワーがある！小さい頃から歌うのが好きで、3歳からはダンスも習う。「でもダンスの練習は嫌いで、辞めたい辞めたいって言ってるのに、発表会になると嬉しくてまたやりたいって。結局ずっと続けて」。本番が好きで強いタイプなんでしょう！ところが、小学6年のときに、とくに芸能界に憧れていたわけでないけれど姉に勧められて雑誌『ピチレモン』のモデルオーディションを受け、誌面に掲載される最終までいったにもかかわらず最後で落とされてしまった。「それが悔しくて！　初めてモデルになりたいって強く思いました」。その後すぐに原宿でスカウトされて現在の事務所に所属。2015年には雑誌『LOVE berry』でモデルデビューを果たした。

2016年にはアイドルグループ「マジカル・パンチライン」のメンバーになり、アイドル活動に専念。「アイドルになるなんて思ってなかったし、もちろん何も分からなかったけれど、でもアイドル活動はすごく楽しかった！　ファンとの距離が近いし、応援してくれる方々身近に感じられて」。もともと歌とダンスは好きだったので、アイドル活動にもすぐに慣れた。

順調に見えたアイドル活動だが、そこに直撃したのがコロナ禍。「活動が制限されて、ライブ配信になってしまい、5年間活動してきて、ちょうど高校3年生。ここから先のアイドル活動に不安がすごく大きくなっていった」。2020年11月に「マジカル・パンチライン」を卒業する。芝居やモデル活動に専念したいと思ったのだと言う。アイドル卒業後は、まずグラビア活動へ。「アイドル時代にもオファーをいただいていたけれど、別に水着になることに抵抗はなかったけれど、まだ何か勇気がなくて」。それでも約2年間のグラビア撮影は楽しかったと言う。「コンビニとかで自分が表紙になっている雑誌が新鮮だったし、写真集も出してもらって。ただ沖縄で撮影する予定が台風のせいで千葉ロケになってしまったのがショックでした！」。

そして2022年からは、ラブライブ！シリーズ発の「スクールアイドルミュージカル」に出演。念願のお芝居、舞台活動が始まる。さらに映画「TOKYO,I LOVE YOU」（2023年公開）の主演の一人に抜擢される。「いきなり主演？　えっ、ウソ！　不安はありましたけれど、役になりきるとか、どう演じるかとか、改めて難しいなって実感したのが貴重な経験でした」。この映画で、父娘の物語の意志の強い娘役を演じ、確かな演技で注目された。さらに今年1月25日、雑誌『J J』モデルオーディション2025でJ J編集部賞を獲得、これから本格的なモデル活動も始まる。女優とモデル活動という念願のスタートラインに立った。まだ21歳。今年は飛躍の年として期待が高まる。ちなみに趣味は筋トレ。ボディメイクに興味があって長年取り組んでいて、自分の身体の部位を変えられるのだそうだ。もう一つはお散歩だとか。「子供が好きだから、自分の子供を見たい！だからいつか結婚はしたいです」と言う。好みのタイプは？という質問には、「とくにないかな。恋愛には自分から行ったことはなくて、がつがつは行けません。若干押しに弱いので、気を付けます！」と明るく答えてくれた。

使用機材

使用カメラ　α7R V使用レンズ　Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA, FE 50mm F1.4 GM, FE 85mm F1.4 GM II春の予感で真冬にロケ。当日は寒波通過後の東京。太陽が味方をしてくれた。今回は新しいポートレイトのマスターレンズ、FE 85mm F1.4 GM IIを実践投入。上品なボケ味と高解像度。ピントのシャープさ。この3拍子がさらにブラッシュアップされた待望の大口径レンズだ。特に被写体が浮かび上がる条件だとため息が出る描写が得られる。ぜひラインナップに加えていただきたい1本です。