提供:ソニーマーケティング株式会社 軽快なリズムとともに、強めのライティングでα7 IVの本体が登場。
上部のボタン、正面の「Sony」「α7」のロゴが映し出される。
カメラを斜めから映し、カメラがゆっくりと回転しながら全貌が映し出される。 全面黒背景に、α7 IVのロゴが表示される。 画面が変わり、α7 IVのカメラ本体が真俯瞰から映る。
全面黒のテーブル、左上に小さめの観葉植物、右上に黒いキーボードが置かれている。 画面が変わり、自然光の入る部屋の窓辺、ソファーに座ってマグカップを持ち、窓際を眺める女性の姿。
晴天の花畑の中に立つキャップ姿の女性。背後に赤いアーチ状の橋。
手持ち花火の火花がキラキラと輝く幻想的な映像。
男性が椅子に座り、左手を伸ばして手の甲をレンズ側に向けている。
右手で持っているカメラのレンズから覗き込んでいる様子が映し出される。 室内へと画面が変わり、男性(AUXOUT氏)が登場する。
「はい、というわけでついに出ました。このα7 IIIの後継機となるα7 IV」
と、それぞれのカメラを交互に持ち、魅力を熱く話し始める。 「α7 IIIにはかなり思い入れがあって、α7 IIIとの出会いが写真や動画といった僕の人生において全くの新しいことを学ぶ機会を与えてくれて、それが僕のクリエイターとしての人生を大きく変えたことは間違いない」と話す。 左上に「LOST IN TAIWAN/SHOT ON a7 III」の表示。
信号機の下アングルからの動画が流れる。
場面が変わり、街中、屋台の雑貨店を歩く女性の後ろ、横からの姿が流れる。
場面が変わり、カメラを構え、街中を撮影する男性の姿が映る。 室内で男性が話している場面へと戻る。
「このα7 IIIがなければ、僕は今いないし、皆さんにこうして動画を見てもらうこともなかった」と熱く話しを続ける。 「さっそくα7 IVのスペック、α7 IIIから進化したポイントを見ていきたいと思う」と伝え、最大の魅力は新開発のセンサーが有効約3300万画素数であることと話す。 「有効約3300万画素の新開発フルサイズ裏面照射型CMOSセンサー」
CMOSセンサーのCG、「ExmorR CMOS Sensor」のロゴが表示される。 「有効約3300万画素を生かした高精細表現」
広々とした美しい川でボートを漕ぐ2人の姿を遠くから撮影した写真が表示。
α7 IIIから1000万画素近く、大幅に向上しており、このサイズのフルサイズミラーレスで3300万画素あるのはかなりインパクトあると思うと話す。 「shot on α7 IV」
静止画の作例が表示される。
手すりに寄りかかり、こちらを見つめる女性。
髪が風になびき、空気感のある女性の寄りの写真。 静止画の撮影時にはより高い解像感を得られ、クロップして写真の構図の微調整をしたいときにも画質を損ないにくくなった。フォトグラファーにとっては3300万画素というのは魅力的だと述べる。 鏡を見ている女性の後ろ姿の静止画がパソコンのモニターに映り、写真が切り取られ、写真を微調整していく様子が映し出される。
アングル調整を終えた写真が映る。 室内でAUXOUT氏が話す場面へ戻る。 画素数の向上は動画にも恩恵があって、7Kからのオーバーサンプリングをした4K 4:2:2 10bitの動画を最大30pで記録することが可能になっているとカメラを手に持ちながら話す。 女性が歴史情緒あふれる町並みを歩いている様子を正面、後ろから映す。 室内でAUXOUT氏が話すシーンに戻る。
7K相当の豊富な情報量を凝縮して4K映像を出力するので、通常の全画素読み出しの4Kと比べても解像感が増す。暗部のノイズが圧縮されることによって小さくなり、より高画質な動画になると伝える。 部屋のキッチンシンク前で女性が左手で花束を持ち、右手で花器に水を入れている様子が流れる。
花束の寄り、画面が変わり、花束を持つ女性を逆のアングルから映し出す。 室内でAUXOUT氏が話すシーンに戻る。
普段、α7S IIIを使用しているが、昼間の明るい環境での撮影においては、α7 IVはα7S IIIに画質面においては勝るとも劣らないレベルかと思うと話す。
また、α7 IVはα7S IIIやα1にあるような4K 120pでの撮影には対応していないが、4K 60pでの撮影は可能で最大2.5倍のスローモーションの撮影をすることができると伝える。 「shot on α7 IV/4K 60p」
マグカップから立つ湯気に寄ったスロー動画。背景のソファーに座る人影が映る。
リズミカルに歩く女性の足元がスローで映し出され、ロングスカートがふわふわっとなびく。 AUXOUT氏が話すシーンに戻る。
ただし、4K 60pでの撮影はSuper35mmでの撮影となるため 約1.5倍のクロップが入ると伝える。
画面が左右に分かれ、「Full Frame」と「Super 35mm」と表示。
ソファーに座りゲームをしている女性の映像が流れ、比較される。 AUXOUT氏が話すシーンに戻る。
4K 60pの撮影でも4.6Kからのオーバーサンプリングで記録することになるので画質も非常にきれいと話す。
ハイフレームレートで言えば 動画に特化したα7S IIIにはかなわないかなという部分はあるが、それでもα7 IIIが最大4Kの4:2:0 8bit 30pまでとなっていたというのを考えると、動画性能においても順当に進化している、とそれぞれのカメラを持ちながら話す。 作例映像。
花が風で揺れている幻想的な花畑の景色、団地、歩く女子高生と走る自転車がすれ違う、団地と電柱。猫じゃらし……何気ない町の風景が映し出される。 動画静止画においても約15ストップの幅広いダイナミックレンジとなっているので(動画時は約15+ストップ)、コントラストが高くなりがちな日中の撮影でも質感やディティールを保ったまましっかりと記録することができる、とAUXOUT氏。 室内でカメラを手に持ちつつ、話し続けるAUXOUT氏。
同じαシリーズのカメラであっても センサーごとに色味が違ってくるものだが、α7 IVの新しいセンサーはどちらかと言うとα7S IIIに近く感じるという。 「Shot on a7 IV/4K 60p」
唇に口紅を塗ろうとしている女性の口元、その唇を小指でトントンとなじませる様子。
自然光の入る室内にあるソファーに座り、マグカップを持ちながら窓際を眺めている女性。
窓のブラインドに手を添え、隙間から外を眺めている様子。
ほほ笑みながらこちらを向く。 スキントーンが非常にきれいに出て 個人的にはIIIよりもIVの色味の方が圧倒的に好き、と続けるAUXOUT氏。
4:2:2 10bitにも対応したことによって バンディングなども出にくくなり躊躇なくS-Log3での撮影が可能になったという。 色味がしっかりと表現された「S-Log3」撮影の作例。
山道を歩く女性の足元、正面の姿が映る。
室内のソファーに座り、マグカップを手に持つ女性。
それぞれの映像の暗いトーンから明るいトーンへと変わる様子が映し出される。 より幅広いダイナミックレンジで撮影ができ、かつグレーディング耐性も高まったので、よりシネマティックな表現が可能になったと述べる。
α7 IIIではHLGのピクチャープロファイルを使用していたが、α7 IVからはα7S III同様にS-Log3で全て撮影するようになったと、それぞれのカメラを交互に持ちながら話す。 Log撮影やカラーグレーディングが難しいときや、編集時間があまり取れないなという状況でも、今回S-Cinetoneにα7 IVも対応したので、撮って出しでもナチュラルな色味の映像をすぐに使うことができることをアピール。 「ピクチャープロファイル」画面で、テーブルの上に置かれた花器に生けた植物が映る。
液晶に、「ブラックレベル」「ガンマ」「ブラックガンマ」「二ー」「カラーモード」「鮮度」の項目が並ぶ。
女性の横顔、こちらを見てほほ笑む様子が映し出される。 静止画においてもクリエイティブルックに対応したので、RAW編集がちょっと面倒だなという方はカメラ内で色味を作ってJPEGでスマホに転送してそのままSNSに共有するといった使い方ができるようになったと話す。 液晶画面で「露出/色>カラー/トーン/クリエイティブルック」を選択。
「クリエイティブルック」モードで撮影したテーブル上の花器植物が映り、カメラ内でモード選択して、画像の雰囲気が変わる様子が映し出される。 「Shot on a7 IV/Creative Look FL」
テラス席に座り、キメ顔の女性の写真。
スタジオの搬入口を背景に、ポーズを決める女性の写真。 AUXOUT氏の室内。
α7 IVはオートフォーカスの性能もα7 IIIと比べて大幅な進化をしていて、フラッグシップ機のα1と同等の性能を持っていると話す。
画像処理エンジンがα7S IIIやα1と同じBIONS XRになり、大幅に性能が向上したためだという。 「759点の位相差測距点を撮像領域の約94%に配置」
画面上にフォーカスポイント759点が表示される。
女の子が風車を持って駆け回るが、AFを示す緑枠が女の子を追い続けている。 フォーカスポイントは759点とより増えてなおかつリアルタイム瞳AFもα7 IIIでは静止画のみだったが、このα7 IVは動画にも対応したとAUXOUT氏。 画面が変わり、室内で座っている女性が、正面、横、上、下とさまざまな方向に顔を動かす。
動いている間、瞳にフォーカスが合い続けている。 これでF値が低くてピント面が薄いレンズで撮影して、鼻先にピントが合って目の方がぼけるということが減ると思うと付け加える。 また、瞳AFの対象が、人と動物に加え、今回新たに鳥にも対応することになったことに触れる。 「リアルタイム瞳AF(動物)」
浜辺をゴールデンレトリバーが歩く映像が流れる。
緑の枠が犬の瞳をとらえ、瞳AFが機能している。
「リアルタイム瞳AF(鳥)」
木の枝にとまったカラフルな鳥の映像が流れる。
緑の枠が鳥の瞳をとらえ、瞳AFが機能している。 そのほか、リアルタイムトラッキングやタッチトラッキングといった機能にもちゃんと対応していること、α7 IVのオートフォーカス周りの補助機能など、目新しいものがあるので、いくつか紹介したいと述べる。 1つ目はオートフォーカスアシスト。
液晶画面に「フォーカス AF/MF」が表示される。「AFアシスト」を選択。
テーブル上、花器植物にピントが合っている状態から、フォーカスリングを回して、背景の棚にピントを合わせた映像が流れる。
オートフォーカスで手前にピントが合っている状態から フォーカスリングを回して奥にピントを送ると奥の被写体で継続してオートフォーカスが動作するといった機能とのこと。 MFで同じことをすると 一発でぴったりと手前の被写体から奥の被写体にピントを合わせなければならなかったが、AFアシストはざっくり手前から奥にピントを送るだけで、奥側でオートフォーカスが機能してくれるから比較的簡単に操作できるという。 2つ目はフォーカスマップ。
画面上でフォーカスが合っている範囲をマッピングしてくれる機能とのこと。
液晶画面に、「フォーカスマップモード」の「切」から「入」にする様子が映る。
「入」にすると、赤、青、黄色の色がつき、フォーカスエリアがマッピングされる。 フォーカスピーキングという機能がこれまでもあったが、 ピントが合っているエッジを強調していたのに対してフォーカスマップは面でピントが合っている範囲が分かるようになった。フォーカスピーキングでピントが合っている範囲が分かりづらいなというときは、フォーカスマップの方に切り換えて使うと意外と使える。ただ画面に何が映っているのかはかなり把握しづらいので、常にオンにしておくのではなく、状況に合わせてピントを合わせたいところをしっかりと把握した上でフォーカスマップをオンにして使う必要があると話す。 テーブル上の花器植物が映し出される。
画面の上に、青赤黄色の色がのり、フォーカスマップを調整している様子が映る。 「フォーカシング中の画角変動を抑える「ブリージング補正」と表示」
ソファーに座り、読書をする女性の映像。
画面が左右2つに分かれ、ブリージング補正「ON」「OFF」の効果が示される。
手前の花から奥の女性にピントが移ると、「OFF」の映像は画角が変動するが、「ON」の映像は画角変動がしない。 α7 IVと一部の純正レンズを組み合わせることによってフォーカスブリージングを軽減する
機能が付いていると話す。 AUXOUT氏を映した映像に変わる。レンズに向けて手の平を近づけたり、離したりしている。
「Breathing Compensation:OFF」の場合は、ピントが移動することで画角が変動するが、「Breathing Compensation:ON」の場合は、画角変動がしない。 YouTube を撮っているときなど、体を前後するとどうしてもフォーカスブリージングが発生してしまうレンズもあったけど、この機能を利用することで軽減できるのでこれはすごく便利と述べる。 AUXOUT氏が正面を向き、首を前に出したり引っ込めたりする。上半身を後ろへ大きく反ったり、勢いよくレンズの方へ顔を寄せたりする。
「Breathing Compensation:OFF」の場合は、ピントが移動することで画角が変動するが、「Breathing Compensation:ON」の場合は、画角変動がしない。 α7 IVとα7 IIIを左右の手の平に乗せて、サイズ感を比べて見せる。
ボディのサイズ感はα7R IVやα7S IIIとほぼ変わらない大きさで、ひと回り大きくなったが、それによってグリップ感が向上したと話す。
α7 IVを手に取り、グリップを握る。 カメラのファインダーの寄りが映る。
EVFはα7 IIIの236万画素から368万画素に上がったので、ファインダーを覗いたときにも
ピントの調整などがしやすくなったと伝える。 カメラの背面の液晶画面を広げ、くるっと手前に半回転させる。
背面の液晶はバリアングル液晶となったので、Vlog撮影やジンバルと組み合わせた撮影が非常にしやすくなったと話す。 写真メインの人にとっては、バリアングル液晶は軸が変わってしまうのでチルト式の方がいいという人もいることに触れ、「僕もよく分かる」と共感する。
しかし、縦構図で写真をハイアングル、ローアングルで撮ることが多いので、今では慣れて非常に便利に使っていると付け加える。
液晶を広げ、回転させ縦アングルでカメラを構える。 カメラ本体上部のボタン部分を指で差す。
ボタンに寄ったアングルで映し、モード切り換えダイヤルを指で回す。
本体上部のこのモード切り換えダイヤルが今回から2層構造になったと強調し、「これがめちゃくちゃ便利」とうれしそうにAUXOUT氏が話す。 AUXOUT氏にとって、個人的な最大のメリットは、メモリー機能が動画・写真・S&Qモードに各3つずつ、合計9個に増えたことと述べる。
カメラの液晶画面を映し、操作する。
例えば、動画ならフレームレートごとに設定を記憶させたり、写真ではRAWとお気に入りのクリエイティブルック、S&Qではタイムラプスの撮影間隔を切り換えたりと、一発で呼び出せるようになったので、撮影時も瞬時に切り換えられて便利だと訴求する。 メモリーカード挿入部分に寄った映像。
メモリーカードのスロットは、 2つあるうちの1つのみがデュアルベイのCFexpress Type Aに対応していて、もう片方はSDカードのみの対応となっている。両方ともUHS-IIには対応していると述べる。 カメラのレンズを外して、メカシャッターが閉じている状態を見せる。
電源オフ時にメカシャッターを閉じることができるようになったので、レンズ交換時にセンサーにゴミや埃が入り込んでしまうリスクが軽減したという。
「めちゃくちゃ便利なので、α7S IIIにも実装してほしい」と切望するAUXOUT氏。 高機能のカメラはオーバーヒートがつきまとってくるが、「自動電源OFF温度」を「高」に設定して、普通の使い方で撮影をしていれば4K 60pでずっと撮っていてもオーバーヒートは一度もしなかった」と伝える。
液晶画面が映し出され、「セットアップ」>「電源オプション」>「自動電源OFF温度:高」に設定する。 カメラ上部、ホットシューの部分のフタを外して、ホットシューに「XLR-K3M」機材を取り付ける。
ホットシューの部分はデジタルオーディオインターフェースに対応しているので、ECM-B1Mといったソニーの純正マイクを使用すれば、ケーブルもマイクインプットに繋ぐことなくクリアな音声を録音できる。撮影スタイルに応じてマイクをつけたり外したりする人にとっては便利だと思うと説明する。 α7 IIIから変わったところとして、HDMIのポートはType A の最も標準的なものになったので、AUXOUT氏にとってはすごくありがたいと述べる。
HDMIのポートを開いて見せる。 USB接続部分のフタを開いて見せてUSB のType Cが備わったことを説明。
PCとか一部のスマートフォンと接続するとWebカメラとしてライブ配信で使用できると言う。
その際、クリエイティブルックを使用することができるので、かなり雰囲気のある配信ができるのではと話す。
しかし、残念ながらピクチャープロファイル、S-Cinetoneなどを使うことはできないと付け加える。 メニューシステムも α7S IIIやα1と同じようなUIに変更になったことにも触れ、AUXOUT氏にとっては、圧倒的に以前のものと比べると使いやすいと話す。 カメラ本体の下面、バッテリー収納部分が映し出される。
バッテリーを取り出して見せる。
バッテリーはα7 IIIと同じようなFZ100を採用し、4Kの24pの動画記録なら2時間以上の撮影が可能と、AUXOUT氏。 AUXOUT氏の正面の映像に戻り、「最後に今回僕がこのα7 IV買うのか買わないのか…」と言い、間をとった後に「もちろん買います」と断言する。 自身は、動画と写真両方ともやるハイブリッドシューターとはいえ、どちらかと言うと動画寄りの人間ではあるので、やっぱり動画のメイン機としては今後もα7 IIIを使っていくと話す。
ただ、写真性能で言うと、α7S IIIの有効約1210万画素はどうしても厳しかったとAUXOUT氏。
α7R IVほどではないにしろ、有効約3300万画素というのは、自身にとって写真作品を撮る上では十分だし、今後はもっと写真作品に力を入れていきたいと思っているとのこと。
つまり、α7 IVとα7S IIIと組み合わせて使うことで より効率的に作業ができるのではないかとまとめる。 今回のα7 IVのレビュー動画について、参考になったという方は 高評価とチャンネル登録をしていただけたらうれしいと話す。 「ピース」と言い、ピースポーズをとる。 暗転。