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商品情報・ストアデジタル一眼カメラ αもっとαを楽しむ cafe α「旬」なあの人と語り合う、写真のこと、αのこと。 ユナイテッドアローズ 会長 重松理
VOL.6 cafeα Produced by AMIY MORI
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(株)ユナイテッドアローズ代表取締役会長 重松理さん (株)ユナイテッドアローズ代表取締役会長 重松理さん
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  • OSAMU SHIGEMATSU
  • AMIY MORI
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プロフィール
いま行ってみたいのは東欧やロシアの古い街。生まれ変わったら建築家になって街をデザインしたいね。

AMIY : コンセプトがそうなのでしょうけど、服だけではなく、いろんな小物とかも、こだわりをお持ちですよね。バイヤーの方というのは、もともと重松さんとテイストの合う方を選んでいらっしゃるのですか?

重松 : まあそうですね。今はディレクターとのテイストの合う人がバイヤーになるんですが、最初の頃はそうですよね。育ってきた背景や仕事をしてきた背景で決めるみたいなところはありますね。今は、私じゃなくディレクターが次を決めています。

AMIY : あーなるほど。でも代々のディレクターが重松さんの流れを次いでというか、そのラインを守っているんですよね。

重松 : 大きく違うということは無いですよ(笑)。

AMIY : やっぱり上質なものというか、ちょっと品があって・・・・・・重松さんのテイストが分かるような気がします。

重松 : 創業の頃からのコンセプトは「品が良く、質がいい」という、まさにその通りなんですよ。「品物」の品は「ヒン」とも読むでしょ。

AMIY : 気がつきませんでした(笑)。そういえばそうですよね。

重松 : 実はボクも人から言われて気がついたんですけど(笑)。UAのイメージというのは、「品(ヒン)も良し、品(シナ)も良し」なんですよ。

AMIY : そのシルバーの指輪もスゴイですね(笑)。

重松 : 光りモノが好きなので(笑)。

AMIY : シルバーは早い段階から扱われているのですか?

重松 : 18年前からですね。

AMIY : ほとんど創業時からですね。シルバーから和装まで商品の幅が広いわけですが、「品」とか「格」のつぎに、「和」のほうに行ったというのは個人的には嬉しかったです。着物は私も大好きで、こういう小物(スカーフ)とか着物屋で買ったりするんですが、海外で仕事をする機会が多いので、何かちょっとした和のテイストを持っていくというのを心がけているんです。アローズさんが和服を扱うことに結構ビックリしたんですが、周りの反応はいかがでしたか?

重松 : 創業から「東洋の文化と西洋の文化の融合」を考えていて、和のテイストを何とか洋装の中で表現したいというのがあって、テーマとしては当初から掲げていました。 自分たちでは違和感は無いですが、和装をやった事は、みなさんビックリされたと思います。

AMIY : そうなんですか。昨日もお店で着物を見せていただいたのですが、デザインもシンプルでモダンないい形のセレクトをなさっているなと思いました。

重松 : ありがとうございます。

AMIY : いいえ、おこがましいですが(笑)。

重松 : まだ苦戦していますけどね(笑)。難しいです。

AMIY : でも、いま女の子たちが着物に目を向け始めているので、あと一歩という感じですよね。アローズさんが正統派を守ってくださっているので、それが嬉しいですよね。最近は原宿の古着屋で売っているような着物を、思いっきり着崩したような着こなしがありますが、私はどうしても違和感があって・・・。

重松 : 比較的多いんですよね。

AMIY : 男性が着流しで、ちょっと崩して着るというのは全然いいと思うのですが、女性はやっぱりピシっと着て欲しいなというのがあります。なので、そこから外れないでアローズさんがやってくれているのは嬉しいです。これから20〜30代後半の年齢層に向けてアローズさんに引っ張っていってもらいたいと思いますね。

重松 : そうですね。そういう状況を目指したいですね。

AMIY : 私は普段あまり自分にお金をかけないので、贅沢品はあまり買わないのですが、今持っている自分の財産で車以外の一番高い買い物は、着物の「帯」でした。そんなに大きな金額ではないですが、ちょっとした崖から飛び降りるみたいな勇気は要りました。(笑)

重松 : それは何の「帯」なんですか?

AMIY : 「牛首」の帯なんです。

重松 : 高いんですよね、「牛首」って。

AMIY : そうですよね(笑)。でも一本は持っておきたいなと思って。海外を始め、やっぱりちゃんとした場所に行く時には、ちゃんとした品の良いものをと思っています。

重松 : ボクは以前、牛首の織元まで行ったんですけどね。結構遠かったですよ。

AMIY : これから新しく展開していくものとして「和」以外に考えていらっしゃる事はありますか?

重松 : 以前、京都にある「誉田屋」さんという帯問屋さんとコラボレートして、浴衣と男性の着物をやったんですが、今度その「誉田屋」さんと、「和」のテイストの洋装を考えています。どんなの? と思うよね(笑)。来年に向けて開発していこうと思っているのですが、これからプランニングを始めるので、まだ何も決まっていませんが(笑)。

AMIY : これから面白い事が起きそうですね。

重松 : 着物のコンセプト(伝統・文化)を受け継いだ洋装っていうと、どんな話になるのかなと思っていますが、単純に昇り竜がプリントされたTシャツとかじゃないですよ(笑)。

AMIY : 模様がシンプルでいてスッキリしているようなものができるとカッコイイですよね。 着物や帯とかも、こういうデジタル一眼レフカメラで撮ると、柄とかが割と面白く撮れると思います。例えば帯全体を撮るのではなくて、寄ってその模様だけを撮ったりすると凄く面白いですよ。それにしても、職人さんたちって段々少なくなってきていますよね?

重松 : 若い方で受け継いでいる方も結構いるにはいるんですけどね。

AMIY : 守って欲しいですよね。アローズさんが和服をやるということは、10〜30代の年齢層の方が、日本の伝統文化をカッコイイと思ってくれるキッカケになると思います。そういうアート感覚を持った方が、そのままその世界に入ってくれると嬉しいのですが。

重松 : そういう接点も提供できればいいと思っています。

AMIY : そういう若手の作家さんたちも含めて、アローズさんが上手くコラボレーションして、何か展開ができると、日本文化も守れると思います。そういう地道なことを会社や個人が、何かをやっていくことが必要ですよね。写真を撮っていて思うのですが、京都にはお寺とか京都の方が古くから守ってくれているモノや建築物がありますが、一部は京都も普通の町になってしまっているところもありますよね。最近の日本の都市って、どこもかしこもあまり変わりないような気がします。

重松 : そうですね。僕はエネルギーがある街ということではニューヨークが好きなんですけど、文化でいうとやっぱりパリは素晴らしいと思いますね。

AMIY : キレイな街ですよね。

重松 : 京都の人が誇り高いのと一緒で、あんなキレイな街は、もうしょうがないね(笑)。

AMIY : ほんとですよね。ちょっと見上げるとビルの一角には何かオブジエがあったり、そんな歴史が何百年と続いてるんですものね。そういうものも日本にも絶対あったと思うんですよ。「らんま」のように、見上げると何か建築物に細工が施されていたり・・・。でも段々消えていってしまっているような気がします。

重松 : 「らんま」はまだ日本の住宅にも取り入れられると思うんだけどね。

AMIY : 何かで読んだのですが、重松さんは生まれかわったら今度は建築家になりたいとか。

重松 : そう建築家にね。街をグランドデザインしたりとかね。

AMIY : それは見てみたいですね。もしこのカメラで撮るとしたら、建物とかお撮りになったりしますか?

重松 : そうですね。そういうものが何よりも興味があります。東欧やロシアとかね、ボクはまだ行ったことがないのですが。

AMIY : 私もどちらもないのですが、キレイらしいですね。プラハとかサンクトペテルブルグ。

重松 : いいらしいですよ。サッカーの中田君っているじゃないですか。彼はずーっと世界を回っていましたが、彼から、行ったことがないなら絶対行ったほうがいい場所のリストをもらったんですよ(笑)。そこにぜひ、行きたいなと思っているところがあるんですが。ブータンとかもいいらしんですよね。

AMIY : マニアックですね(笑)。

重松 : ブータンは相当時間をかけないと行けないですが、サンクトペテルブルグは彼もいいと言ってましたし、あとキエフやプラハは最高らしいですね。

AMIY : やっぱり。プラハは良く聞きますね。私は毎年クリスマスを撮りに行っているんですけど、プラハのクリスマスはいいよって言われて、まだ行ってないので、とっておいてある場所なんです。

重松 : あとスロベニアのリュブリャナというところもあるらしいんですが、やっぱりドナウ川とか、川沿いがいいらしいんですね。

AMIY : でも彼がそういう場所を言っているというのは私的に意外な感じがするのですが・・・彼はロマンチストなのでしょうね。

重松 : 結局はドバイよりもオマーンがいいとか、結構渋いところ好きみたいですね。

AMIY : わりと建築というか古い街? 歴史のある街ですよね? 出てくる国の名前は。

重松 : そうですね。だから文化がちゃんと残っているところなんでしょうね。エストニアのタリンというところも珍しいです。

AMIY : もしもそのあたりの国に行くことがありましたら、ぜひお写真を見せてくださいね(笑)。

重松 : はい、わかりました。

ダンディーな重松さんならではの写真がたのしみ!


一世を風靡したBEAMSの立ち上げに参画し、そして20年前に「ユナイテッド アローズ」を立ち上げ、現在は会長をしていらっしゃる重松さん。

今回デジタル一眼レフカメラ“α350”に触れて、経済誌や男性誌では見せない、少年のような可愛らしい笑顔で楽しそうに撮っていただきました。

サッカーの中田氏お勧めの場所を訪れて、どんな風に切り取るのか?とても楽しみです。こだわりに満ちたダンディーな生き方をされている重松さんならではのショットを楽しみにしています。

とにかく、写真を楽しんでくださいね。 AMIY

Back 夕日や夜景が、手軽にきれいに撮れそうですね。
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カフェαとは、写真家・映画監督など幅広い活躍をしているAMIY MORIさんが、旬な人たちをお招きして「αなおもてなし」をするカフェ。毎月ここを訪れた素敵なゲスト達が、それぞれの感性でα体験します。彼らが撮影した写真ギャラリーと、アートリーダーAMIYさんの写真ギャラリーが毎回OPENしますのでお楽しみに。