NEX-5N カメラマンインタビュー プロが語る、“5”の進化

ファインダーでぎりぎりのフレーミングを追い求める。

Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA(マウントアダプターLA-EA2使用)・1/200秒・F8・+0.3EV・ISO200・WB オート

光学式のファインダーで撮影を楽しまれている人なんかは、抵抗があるのかもしれませんが、今回使用したこの有機ELファインダーの見え味に違和感はなかったですね。ピントがわからないとか、フレーミングが決められなかったなんてことはなかったですからね。それに、ぼけ味やホワイトバランス、露出など、最終的な仕上がりがすべて反映されるので、光学式にはない大きなメリットもあります。視野率が100%で大きく見えるし、自由度もさらに広がっていくという感じがしました。液晶画面を見ながら撮るときもありますが、ぎりぎりのフレーミングを追い求めているときにはファインダーの方が見やすいですね。

小さなボディで撮影スタイルが変わる。

100mm F2.8 Macro(マウントアダプターLA-EA2使用)・1/800秒・F4・+0.7EV・ISO800・WB 太陽光・クリエイティブスタイル ビビッド
Vario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM(マウントアダプターLA-EA2使用)・1/5秒・F11・+0.7EV・ISO200・WB 曇天

20キロくらいの重い荷物を背負って山の中に入ったり、長時間歩きっぱなし、なんてことも結構あるんですが、コンパクトなシステムになっていくとほんとうに楽。体の疲れは、撮影意欲を削ぎますから。マウントアダプターが登場したことで、昔のレンズ資産を使えますし、レンズを拡充していけます。そういう点でも、特に自然・風景分野ではメリットを感じます。アマチュアの人でも大きい荷物を持っていますが、その概念を覆すところをこのNEX-5Nが担っているんじゃないでしょうか。以前は大きいものが当たり前だったけど、画質の差がどんどん近づいてきて同じくらいになってきているので、NEX-5Nの魅力をますます感じています。将来的にも。