近年、自動化への関心が高まり、それを支える一つの技術として、LiDAR(Light Detection and Ranging)が注目されています。
例えば物流分野、社会インフラ分野、ロボット分野など幅広い領域で活用されており、多様な対象物をより正確かつ安定して測距できることが求められています。
ソニーは、これまで培ってきた技術とノウハウを集結し、独自設計のdToF(Direct Time of Flight)方式LiDARモジュールを開発しました。
受光部にはSPAD(Single Photon Avalanche Diode)センサーを搭載し、低反射の黒色物体から高反射の白色物体まで安定して検出可能です。
これにより、さまざまな距離情報から対象物を捉え、活用を支援します。
dToFとはDirect Time of Flightの略で、レーザーパルスを対象物に照射し、その反射光が戻ってくるまでの時間(Time of Flight)を測定する方式です。
対象物までの距離は、以下の式で表されます。
SPADセンサーはSingle Photon Avalanche Diodeの略で、光の最小単位である光子(以下、フォトン)を検出できるほど高感度な光センサーです。フォトンが当たると多くの電子へと増倍(アバランシェ増倍)させることができるため、微弱な光でも瞬時に大きな電気信号へ変換できます。