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医療法人藤田眼科 様

手術映像の収録と検索システムが業務のスピードと質を高める。

医療法人藤田眼科 理事長 院長
藤田 善史 様

1999年に徳島市の中心地に開院。常勤ドクターは6名体制(2018年7月時点)、総勢50名ほどのスタッフで運営されています。年間で約2,500眼の白内障手術を実施し、開業以来、超音波手術などの新設備をいち早く取り入れるなど、患者様の負担をなるべくかけない医療を提供したいという想いから常に質の高い治療を志しています。

導入の経緯「映像を残すことは、カルテを残すことと一緒で、それは財産」

オプティカルディスク・アーカイブ
PetaSite拡張型ライブラリー

「今、出来る限りの一番良い映像で残したい」と、開院当初から考えていました。最初はVHSから始まり、途中デジタルビデオで撮影し収録していましたが、収録した映像を手元のパソコンですぐに閲覧することができませんでした。その後、眼科向け映像ファイリングシステムに移行しましたが、最も重要な閲覧インターフェースの使い勝手があまり良くなく、定期的にサーバーの入替が必要など、ランニングのメンテナンス費用が多額でした。そのような課題背景があり、ソニーのコンテンツマネジメントシステム(手術映像管理システム)とオプティカルディスク・アーカイブが良いという話を聞き本格的に導入検討を始めました。

収録した映像のデータは日々増えていくうえに、高画質になるほどデータ量が増えてきます。ハードディスクでは使用寿命があり長期間ずっと残すことができません。また過去にはハードディスクのトラブルに見舞われたこともありました。ソニーの映像システムは自動的にサーバーを経由して光ディスクに書き込まれるので手間がなく便利です。システムやサーバーが壊れても、書き込まれたデータを失うことはありません。そこがとても安心です。映像を残すことは、カルテを残すことと一緒で、それは財産になると考えています。

導入後の効果 「スタッフみんなが映像で確認できることは、とても便利でスピードと質が高まる」

事務作業をしながら手術の進行状況を確認しながら
作業をする事務スタッフ

今回のシステムを導入した大きなメリットは3つあります。1つ目は「過去の手術映像をすぐに振り返ることができること」です。収録された手術映像は電子カルテと連携しているので、患者様ごとに整理されてすぐに取り出すことができます。
2つ目は「今まさに行っている手術室のライブ映像を見ることができること」です。LANを介して院内のいたるところに設置されているモニターで全スタッフが確認できます。今、行われている手術の進捗状況を次に手術を控えるドクターが外来を担当しながらも確認できます。また、受付担当や事務スタッフも映像を確認しているので、どの手術がどんな状況で進んでいるのか一目瞭然です。手術の診療報酬点数は、以前は翌日に計算をしていましたが、現在は映像で完了状況を判断してカルテとつき合わせてすぐに対応できます。患者様も手術が終わったらすぐに精算してご帰宅いただけます。
3つ目は「その場で映像を見ながら指導・教育ができること」です。週1で実施している院内の検討会では1週間の映像を振り返っています。それぞれのドクターのレベルアップにつながりますし、ちょっとした隙間時間でも映像を確認できます。編集して学会で鮮明な映像でプレゼンテーションもできます。スタッフみんなが映像を共有できることは、とてもわかりやすく便利になったと好評です。

今後に向けて「最先端の映像技術を医療施設に広めてほしい」

会議室で手術のライブ映像を確認する藤田院長

今回の導入にあたり、まず、当院のワークフローに最適になるようにソニーと一緒に旧システムやワークフローの分析を行いました。試行錯誤でしたが、「メディカルレコーダーに記録して、サーバーに残して、光ディスクに書き込む」という一連の流れを組み上げていきました。また、当院の要望であった、必要な映像を探して閲覧する検索機能や電子カルテとの連携も実現できました。映像機器メーカーの印象が強いソニーですが、システムインテグレーターとして現場の課題解決ができる開発力もあるのだと実感しました。時間は掛かりましたが、本当に良いものが実現できました。大学病院など大規模な眼科施設だけでなく、個人で開業している医院でも映像システムを導入することで眼科手術の質の向上や他医院との差別化にもつながると思います。

ソニーへの期待

将来的に4Kや8Kのように高画質化が進むと、データ容量が大きくなり日々の業務での使い勝手が悪くなることは避けたいです。ソニーには映像システムのリーディングカンパニーとしての知見を生かして、その技術を医療にも広げてもらい今後も医療経済性の高いシステムを提供していただきたいと期待しています。

システム構成イメージ