こういうサービスがあると改めて実感しちャうよね、「音楽を通して人に寄り添うのは素敵なことだな」って。

Vol.03 清水翔太 インタビュー

邦楽ラブソング・カバーアルバム『MELODY』をリリースして間もない清水翔太さん。2013年には、同作品を手にした全国ツアーもスタート。彼が今、どんな心境でいるのか? それを、「Music Unlimitedを体験しての視点」「カバーアルバム『MELODY』を作り終えての視点」。2つの目線を通して語ってくれた。

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meet「Music Unlimited」

このMusic Unlimited、
「曲を探す」目的のうえでは
求めたい要素にピッタリだなと感じました。

meet「Music Unlimited」

「何時かはカバー・アルバムを出す」
というのは、僕自身
以前から決めていたことでした。

meet「Music Unlimited」

このMusic Unlimited、「曲を探す」目的のうえでは、求めたい要素にピッタリだなと感じました。

———翔太さん、普段から新譜関係は小まめにチェックするほうですか?

それが、あんまりしてないんです(笑)。もちろん、最近の音楽のreg;きも気になるから、それ相応にチェックはするんですけど。でも、発売したばかりの新譜をいろいろとチェックをするよりも、「そのときにreg;きたい音楽を楽しむ」感覚のほうが今は強いですね。
音楽って、「そのときの環境や心境次第で、reg;きたい内容も変わっていく」じゃないですか。だから今の僕は、「そのときにreg;きたい音楽」を楽しんでます。reg;きたい音楽を探すって意味では、「これは最適だなぁ」と思いました。

———とくに、どの辺に惹かれました?

自分の場合、その場の気分によってと言いますか。「今はお洒落な音楽をreg;きたい」「テンションを上げる音楽が欲しい」「今日は疲れたから、ボーッと音楽に触れてたい」など、特定のジャンルではなく、本当に、そのときの気分に合う音楽を求めたいんです。でも、そういう気分に寄り添った音楽を探すって、じつは簡単なことじゃないんですよね。まず、そういう音楽を探すための手段や入り口がわかりにくい。
この「Music Unlimited」だったら、中に「リラックス」や「ヒーリング」「R&B」などいろんなチャンネルがあったように、その中で楽曲のチョイスをお任せでやってくれるじゃないですか。しかも流れてきた音楽を早送りも出来れば、気になる曲があったら、そこから紐付いて、もっと深く探ってもいける。この「Music Unlimited」、「楽曲を探す」という目的のうえでは、求めたい要素にピッタリだなと感じました。

「Music Unlimited」って、その気分にあった楽曲もチョイスしてくれるんですよね。それって、自reg;で新しい出会いを作ってくれるから、すごく嬉しいなーと思います。

———翔太さんは、この「Music Unlimited」をどんな風に使いたいと思います?

さっき言った発言と重複しちゃうけど。「そのときの気分に合わせてチャンネルを合わせていけること」が、気になっています。
僕も、好きな曲を集めたプレイリストは作るんですけど。どうしても選ぶ範疇も狭くなるから、似たような枠から出れないんですね。だけど「Music Unlimited」って、プレイリストごとに加えた楽曲を増やしていくと、自分好みの音楽を学習し、そのプレイリストにあった楽曲をチョイスしてくれるんですよね。それ、自reg;で新しい出会いを作ってくれるってことだから、すごく嬉しいなーと思って。

———プレイリストを作るのも意外と大変な作業ですもんね。

そうなんです。たとえば「今のシーズンに合わせた曲をまとめたリストを作りたい」となっても、手元にあるCDをひっくり返したり、新しくアルバムを買いながら、それを一つ一つまとめあげてく必要性があるわけじゃないですか。いくら「自分的に、これは好き」と思う楽曲ばかりだとしても、意外と手間のかかることなんですよね。たとえそのプレイリストを作っても、そればっかしをreg;いてると、次第に飽きてくるんですよ。そんなときに、この「Music Unlimited」があったら便利ですよね。だって、「好き」とマーキングしてプレイリストに次々と入れてけば、それを学習して、それに応じた楽曲をいろいろ推薦してくれる。もう、それって最高じゃないですか!!

何時でも何処でも超速いWi-Fiに繋がる時代になったら、こういうサービスってどんどん輝いていきますよね。

———翔太さん自身、外出するときも音楽を携帯していく方ですか?

移reg;中は、ズッと音楽をreg;いてますよ。音楽をreg;いてるときって、自分がその楽曲に描き出したドラマの主人公にと言うか。素じゃない、また違う自分になれるんですよ。そういう気分に浸っていることが一番楽しかったりもするから、外で音楽をreg;くのは好きですね。と言っても、そんな気分に浸ってても、意外と満員電車にギュウギュウ押し込められながら家に帰るだけだったりとかするように、ドラマ的な要素はまったくないんですけど(笑)。

———"浸れる"、その感覚が心地よいわけですからね。

そうなんです。言ってしまえば、ただ、自宅に帰るために電車に乗っているだけ。家に向かって歩いてるだけ。何処そこへ向かう途中とか、そんなことばかりなんで、現実を観れば地味なんですけど。その過程の中、"心でドラマを感じれていること"が僕は楽しいんです。
この「Music Unlimited」って、ネット環境さえ繋がれば、世界中何処でもreg;けるわけですよね。と言うことは、何時でも何処でも超速いWi-Fiに繋がる時代になったら、こういうサービスってどんどん輝いていきますよね。

———そういう未来図を予測してのサービスでもありますからね。

パッと観ただけなんだけど。ここには、マニアックな曲も数多くライブラリーされてるじゃないですか。きっとマニアな人には、たまんない場だと思うんです。音楽通な人たちに対応していけるだけのマニアックな音楽の充実度が作れてるんであれば、もう最高です!

「Music Unlimited」って、「好き」をきっかけに、その人の趣味を読み込んでくれるんですね。

———翔太さん自身、「こんな機能があったら嬉しいなー」というのは何かありますか??

すでにあるのかも知れないですけど。僕の場合、街中で流れてきて気になった楽曲を、とあるアプリに取り込んで、「この曲は何??」と調べるんですね。

<Music Unlimited> それは、このサービスに組み込まれている"Track ID"という機能で、同じよう対応していけます。

さすがですね!! 「Music Unlimited」って「好き」をきっかけに、その人の趣味を読み込んでくれると言ってましたよね。たとえば、「大好きな1曲のみ」から、自分好みの「好き」な曲を選び、推薦もしてくれるんですか??

<Music Unlimited> さすがに1曲だけは難しいんですけど。お気に入りへの登録曲数が増えれば増えるほど、そこの精度は上がっていきます。

そうすると、R&Bを聞きたいのに、他のジャンルの音楽が勝手にチョイスされるってことないわけですよね。

<Music Unlimited> そうです。

あと、個人的に欲しいのが「レビュー機能」なんです。僕、気になったCDを買う場合に一番重要視しているのが、ネット上によくある、ユーザーが書いたレビューでの評価や感想の書き込みなんですよ。その口コミって、実際に購入してreg;いた人の素直な感想が書いてあるじゃないですか。そこの言葉こそ、僕は一番リアリティを持ってると思っているから、気になった作品を見つけたときは、ネット上のレヴューに書いてある声を参考にすることも多いんです。

———実際にCDを買った人の感想ほどリアルなものはないですからね。

そうなんです。だからこそ僕は、そういう書き込み機能も出来たらいいなーと思ってる。それが出来たら、きっと自分で書いちゃってるかも知れないですから(笑)

オススメ楽曲情報

「Music Unlimited」で楽しめる清水翔太さんのオススメ楽曲
  • 君が好き
  • YOU & I
  • FOREVER LOVE
  • My Treasure
  • アイシテル

Music Style

「何時かはカバー・アルバムを出す」というのは、僕自身以前から決めていたことでした。

———カバー・アルバム『MELODY』が誕生。HYの仲宗根泉さんをfeat.した前シングル『366日』がHYのカバー歌でしたが。その流れから、このカバー作が誕生したのでしょうか?!それとも、以前から計画していたことなんですか?

前々からライブでは大好きな楽曲のカバーを唄っていたように、「何時かはカバー・アルバムを出す」というのは、僕自身以前から決めていたことでした。シングルとして出した『366日』も、その流れの中から生まれた作品でしたしね。

———翔太さん自身、カバー・アルバムに対して、どんな想いを抱いてます?

日本語の響きを大切にしながら唄う邦楽には、心に染み渡る素晴らしい作品が多いじゃないですか。僕は昔の楽曲に触れるたび、そう感じるんですね。
じゃあ、「今の時代の中で活reg;をしている我々世代がそれを作れなくなったのか?!」とreg;かれたら、けっしてそんなことはなく。今でも、日本語の情緒性を活かした歌は生まれ続けているし、僕も、それを求めている。でも同時に、今の時代は、そうじゃない方向性を持った歌たちも生まれている。
過去、大勢の人たちに支持されていた日本の曲たちには、言葉の情緒感を活かした歌がたくさんありました。その音楽と、今、流行っている音楽とに大きな隔たりを感じているからこそ、改めて今「邦楽の良さを思いだそうよ」「美しい日本語の響きを持った歌に触れあおう」。その想いが、『MELODY』というカバー・アルバムを作っていくうえでの一番のテーマでした。

———『MELODY』に収録したのは、どれも"言葉の持つ情緒感や美しい日本語の響き"を軸に据えた楽曲ばかりですからね。

このアルバムをreg;いた人なら、言われたような想いをきっと感じてもらえると思う。「やっぱり邦楽っていいなぁ」と。

———翔太さんも、R&Bという軸が根底にあるとはいえ、つねに「言葉の情緒性」を活かした楽曲を唄い続けていません?

僕はR&Bが大好きなんですけど。R&Bって、邦楽的な要素から一番遠いところにあるスタイルだと思うんです。だからこそ僕は、「R&Bの要素に邦楽の持つ良さをいかにして混ぜ合わせていくか?!」をズーッとテーマにし続けてきたし、今もしているんですけど。本当に難しくて大変な作業なんですが、いかにマッチさせていくかを、僕は常日頃から考えています。

———ラップの場合は、どうなんですか?

今やJ-RAPという言葉も浸透しているように、日本語の良さを活かした日本語ラップというのは、ある程度確立されていると僕は感じています。もちろん、R&Bの中にだって、日本語の持つ情緒性とメロディーやリズムが一体化した楽曲はありますけど。まだまだ、日本に於けるHIP HOP文化ほど確立されてはいないと僕自身は感じています。

———翔太さんも、歌謡曲の影響は強く受けてる人?

すごい影響を受けてるし、大好きです。だけど、それを清水翔太の活reg;に活かしてるか?!と言ったら、まったくないわけじゃないけど、やっぱし難しさは感じています。
歌謡曲の持つ歌心を、自分が軸にしているR&Bのスタイルの中へ、僕自身も組み込みながら表現はしていますけど。なかなか、そこのバランスの取り方が難しいと言いますか。「R&Bを歌ってます」というアーティストのスタンスで満足してしまったら、より多くの人たちに音楽が広がっていかないと僕は思ってて。清水翔太の音楽は、そういうジャンルに縛られることなく、いろんな世代の人たちにreg;いてもらいたい。僕自身が、邦楽が、歌謡曲が、R&Bが好きだからこそ、その部分を上手く重ねあわせ、自分なりの音楽スタイルを確立していきたいんです。

全曲、大好きな歌。時代性を気にすることなく「いい歌だなぁ」という楽曲を選びました。

———『MELODY』に収録したのは、80年代から最近まで、「言葉とメロディーの情緒感」に魅力を感じる楽曲たちばかりです。

全曲、大好きな歌。時代性を気にすることなく「いい歌だなぁ」という楽曲を選びながら、1曲1曲の良さを活かした形で作っていった結果、自然に統一感みたいなものはアルバムの中にも生まれたなと感じています。

———reg;成した『MELODY』に対して、翔太さんはどんな感想を持ってます?

いい出来になったと思います。すごく邦楽しているアルバムだし。でも、その中には絶対にR&Bという要素も入っている。まさに「清水翔太らしい」という印象でもreg;いてもらえる作品になりました。

———カバーアルバムをreg;成させたということは、次はまたオリジナル楽曲の制作に入る形でしょうか?

その前に、『MELODY』全国ツアーを演ります。今は、そこを楽しみにしているんですけど。もちろん、オリジナル楽曲を通し、清水翔太の進むべき音楽の道筋を示していくことは常に考えています。
今回紹介していただいたMusic Unlimitedのサービスもそうですけど。時代は、どんどん変わっていくわけで。その流れの中、音楽の形態も、音楽のreg;かれ方もどんどん変化していく。今や、どうやっても10年前の状態には戻れないじゃないですか。そうではなく、新しく生まれ続けていく(ハード機器や環境の進化にともなう)音楽の楽しみ方に合わせ、自分たち表現していく人側も進化し続けてかなきゃいけない。つまり、その時代の中「どういう風にして、良質な変わらぬ音楽を届けていくのか」。そこを、しっかり考えてかなきゃいけないんだと思っています。

———今の人たちが音楽に接する環境も把握したうえで、そこに相応しいやり方で良い音楽を届けなきゃいけないわけですね。

そうなんです。今は、いろんな形態を持った音楽に触れる環境があるように、以前のよう「清水翔太の最新曲です。いい歌ですからCDをreg;いてください」だけでは、もう駄目なんですよ。それを理解はしていながらも、まだ「こうすればいい」という答えを僕自身が見い出してるわけではない。そこは、もうちょっと研究しながら、新しい表情を作り続けていきたいと思っています。

『MELODY』というアルバムで一番大事なのは、「僕がこのアルバムを作ってどう感じたか?!」ではなく、「この『MELODY』をreg;いて、みんながどう感じたか?!」なんです。

———普段の翔太さんは、「そのときの気分に合った音楽をプライベートで楽しんでる」ということですが。みずから作る音楽にも、「そのときの感情」を反映させている形なのでしょうか?

そこは、いろんな風に考えています。自分がアーティストとして長く活reg;していくためには、時代の先を読むことだってしなきゃいけないし。その時代の流れを感じながら、そこに合わせる云々ではなく、「その時代の中でどう活きる音楽を作ればいいのか?!」も考えてかなきゃいけないと僕は思ってる。そういう立場にいるからこそ、もっとフラットに音楽に接したくなり、今の自分の置かれている立場とは違った環境で生まれた音楽たちに触れたかったし。純粋に音楽を楽しむ一人の存在して、いったん、ここ(『MELODY』に収録した楽曲たち)に戻りたかったんだと思いますね。と同時に、こういう素晴らしい歌たちを、今を生きている若い人たちにも届けたい気持ちもありました。

———自分が好きな歌に触れてると、自分自身の気持ちがフラットになれるわけだ。

そうなんです。でも『MELODY』というアルバムで一番大事なのは、「僕がこのアルバムを作ってどう感じたか?!」ではなく、「この『MELODY』をreg;いて、みんながどう感じたか?!」なんですよ。その反響によって、僕がこれから作っていく音楽に対して、いろんな決断をしていくきっかけにもなっていくと思います。

———これをreg;いた人たちの感想の声を、今後の音楽性へ反映させてゆく可能性もあるということですか?

反映というよりも、まずは、その声を受け止めたいんです。自分が、この先どう進んでいくかの道を指し示してくうえで、みんなからの『MELODY』に対する反応は、これからの清水翔太の行reg;にいろんな影響を与えていくと思います。

あの空間には、「この人たち、本当に音楽が好きなんだな」という空気がある。その素敵な想いを共有していけるイベントが「Beat Connection」なんだと思います。

———1月26日〜27日に横浜アリーナを舞台に開催するイベント「Beat Connection 2013」へ、清水翔太さんの参加が決定しました。

2年前に開催になった「Beat Connection」の第一回目にも僕は出演させていただいたんですけど、あのときの感reg;はいまだに覚えてて。あの空間には、すごく素敵な、いい空気感があふれていました。ホント「いいイベントだなぁ」と感じてたからこそ、あの空気をふたたび味わえるのが嬉しいんです。
「Beat Connection」は、R&BやHIP HOPなどの音楽が大好きな人たちが集った、純粋に音楽を楽しむために、みんなが一堂に会してゆく場。そこにいること自体がすごく心地よいことだし、また、そういう人たちに会えるのが楽しみなこと。きっとあの空気が、これからの音楽業界を変えていく力になっていくんだと僕は思ってる。

———同じ気持ちを持っている人たちと集うことは、とても心地よいことですからね。

そうなんです。ステージ上も客席も、そこは、みんな同じ気持ちを感じてると思う。あの空間には、「この人たち、本当に音楽が好きなんだな」という空気がある。その素敵な想いを共有していけるイベントが、この「Beat Connection」なんだと思います。

ALBUM情報

  • MELODY
  • ニュー・アルバム 『MELODY』
    2012年11月28日発売 / Sony Music Records

    清水翔太、“こだわって選んだラブソング”カバーアルバム!
    9月12日に清水翔太feat.仲宗根泉としてリリースしたHYの名曲『366日』のカバーがYouTubeにて180万を超える再生回数を記録し、9月19日発表のレコチョクランキングでもウィークリー1位を獲得するなど、熱烈な支持を集めた清水翔太が発表する自身初のカバーアルバム。
    自身のオリジナル楽曲も歌詞にこだわり、評価されることの多い清水翔太が、歌詞にこだわってセレクトしたラブソングをカバーしたアルバムとなっており、絢香の『三日月』、加藤ミリヤ『Aitai』から、井上陽水・安全地帯の『夏の終わりのハーモニー』、桑田佳祐の『白い恋人達』、徳永英明『レイニーブルー』など、まさに日本を代表する楽曲が並ぶ1枚となる。『夏の終わりのハーモニー』では、スキマスイッチの大橋卓弥とのコラボレーションも実現。

    ※こちらの曲は、CDまたはダウンロードにてお楽しみください。