和田亜希子の新製品体験レポート ハッピー<ベガ>編

番組表活用術/PC入力

番組表が利用できる

一日に何度も新聞のテレビ番組欄をひっぱりだし、「9時からどんな番組があるのか」「この特集は、誰が登場するのか」などを確認することがある。新聞が見つからなくて、番組の途中なのに立ち上がって探しに行ったり、しかたなくインターネットでテレビ番組サイトにアクセスしたりすることも。

せっかく見ているテレビを一時中断して、番組情報を仕入れなくてはいけないというのは、これまで当たり前のようにやっていたけど、よくよく考えると非常に不便なことだった──。
電子番組表を使い始めるとそう思う。

デジタル放送を見ている最中にリモコンの「番組表」を一押しすると、番組表が画面内に現れる。番組表は透過状態なので、後ろで流れている番組の映像もうっすら見ることができる。チャンネル別・時間別もあり、さらにジャンル・キーワードで検索することも可能。見たい番組が見つかれば、リモコンで選択して、すぐに視聴開始。

同じく、デジタル放送時に利用できる機能として「他CHリスト」ボタンがついている。
これを押すと、右端に他のチャンネルの番号が縦に並び、矢印ボタンを使って選択すると、画面下部にその番組名・特集名が表示される。裏で何が放映されているのかを確認するためだけに、手探り状態でカチャカチャと番組を切替え、周りの人をイラつかせてしまうこともなくなるだろう(←他人にやられるとついイライラするものの、自分もやってしまうこと多々あり)。

「番組表」ボタンの隣には、「番組説明」と書かれたボタン。これは一体? 押してみると、番組名や内容のダイジェスト文、出演者などの詳細情報が全面に表示された。番組を見ながら、ふと登場人物の名前を確認したくなった時でも、ボタンを押せば疑問は一発解決。「戻る」ボタンを押せば、すっきり気分でまた番組を楽しめる。

「デジタル」ってこんな便利なものとは知らなかった。

ノートパソコンの外付けモニターとして利用

ノートパソコンを使っている人なら、ハッピー<ベガ>の用途はさらに広がる。
PC用モニターとしての接続端子が背面についており、別売りのケーブルで接続し、リモコンの入力切替で「PC」を選択すれば、外付けモニターとして利用可能だ。

私は、パソコンを外出先にも気軽に持ち出せるよう、B5型の軽量モバイルノートを愛用。
そして自宅のデスクでは、別途購入した液晶ディスプレイと外付けキーボードを接続し、こちらも快適に使っている。

問題は、友人が遊びに来て、リビングで一緒にWebサイトを見たり、旅行で撮影した静止画を見たりする時だ。ノートパソコンは、やはり「一人で見るため」の作りになっていて、2人で見ようとすれば、それこそ頬寄せ合いながらになってしまう。3人以上となれば、よほど大きなディスプレイでなければ少々無理があるだろう。

そんな時に、リビングの大画面液晶テレビに接続して、テレビ番組やDVDと同じように、サイトを全員で見たり、写真アルバムをスライドショーで表示していくことができれば、パソコンの用途もぐっと広がっていくし、ノートパソコン一台あれば、ノートのよさも大画面のデスクトップパソコンの良さも同時に得られる。

個人的にオススメしたい使い方は、マルチディスプレイ。
これは2つのモニターを、まるで横に並んでいるかのように広々と使うことができる機能だ。パソコン側のディスプレイ設定によって利用できる。いくつものアプリケーションを立ち上げて作業しないといけない時、デスクトップ上にウィンドウが大量に開いて、必要なファイルやアプリケーションを探すのに四苦八苦することがある。この機能をつかえば、まさに机面積が拡大したかのように、効率的に作業が進められる。
※マルチディスプレイはPCによっては使用できない場合もあります。

あえて高価なパソコン専用のディスプレイを買わなくても、必要な時だけ、液晶テレビで代用できるというのが嬉しい。

…ところで、気になるのは表示だ。
実は以前、パソコン画面をテレビに映し出すためのアダプターを購入し、液晶テレビと接続して使ったことがあるのだが、最大解像度が640×480ピクセルと低く、実用には向かなかった。こちらはどうか?

全く違和感なし!ハッピー<ベガ>のワイド23V型以上の画素数は1,366×768ピクセル、ワイド19型Vでも1,280×768あるので、普段ノートパソコンで見ているのと同じような解像度で、PCモニターとしても快適に使うことができた。

まさに一石二鳥な液晶テレビ♪ すっかりハッピー<ベガ>が気に入ってしまいました。