■「Cinema Line “FX6” “FX3”だから実現できるミニマルライティング」

《静かで雄大な音楽が始まり、スペシャルセミナーオープニングムービーが流れる。画面には空を覆うように広がった雲と林、太陽の陽があたり雲の中心が淡く光っている。画面中央には30の数字、カウントと共に映像が切り替わる。
カウントが29に進みアジア系の女性が空を見上げる映像へ。
28、薄暗い森の中にいる鹿。
27・26、公園でスケートボートをしている少年の後ろ姿。
25、夕方の街を歩いている女性。
24・23、カメラを手に持ち歩いている男性の姿のクローズアップがアンングル違いで切り替わる。
22、夕焼けの逆光の中、ビデオカメラで撮影している男性のシルエット。
21、カメラに目線を送る女性。画面はオレンジと虹色のエフェクトでトランジションが入り次のカウントへ。
20〜16、カメラ展示会場のテスト撮影ブース。たくさんの人が中央にいる女性モデルへカメラを向けている。
15、雪山の頂きに立つ男性の後ろ姿。
14、夕方の滑走路。大型旅客機がフレームインして夕焼けの中飛んでいく。
13、晴れの日の海。ボートの縁に寄りかかりポーズをとる女性。
12、夕方の森。小川に橋のようにかかった木の枝の上を歩き対岸へ渡るキツネ。
11〜9、カメラ展示会場のテスト撮影ブースの賑わっている俯瞰風景。淡い虹色の画面に変わり画面分割のトランジションで次のカウントへ。
8、ファインダーを覗きながらカメラを構える男性。
7、山登りをしている男性の後ろ姿。山岳用装備をしつつ急斜面でカメラを構えている。
6、街中でセルフィー撮影をしている女性。
5、SONY FX6を構える女性のプロファイル映像からαシリーズのカメラを構える男性の横顔の映像へ。
4、VLOGCAMでセルフィー撮影をする男性の横顔から街の中でカメラを構える女性に変わる。
3・2、世界中の人々がソニー製のカメラで撮影をしている風景が高速で流れる中、レンズを正面に構える男性のクローズアップへ、
1、レンズを正面から映したカットが画面全体に映り、レンズをつけているカメラが様々なカメラボディに変化していく映像が高速で描写される。
カウントが終わり、カメラファインダー内を模したエフェクトの後にカメラの製品紹介スライドへ。α7R V、Cinema Line FX30、VLOGCAM ZV-1F、そしてG Masterレンズ群が実機やイメージ映像と共に画面分割のエフェクトで次々に映され、その後白とオレンジの背景、淡い虹色の背景が丸や画面分割エフェクトと共にCP+2023のロゴと共にタイトル画面が映し出される。》

ロゴ画面文字:CP+ CAMERA & PHOTO IMAGING SHOW 2023

画面文字:あなたとひらく新たな表現世界 2.23 THU 26 SUN

《司会の女性がスタジオに登場して礼をする。》

(司会)
皆さん、本日はCP+2023ソニーオンラインワークショップにご参加いただきまして誠にありがとうございます。
さぁ、ただいま会場よりライブ配信を行っております。みなさん見えておりますでしょうか?
今映っている映像を撮影していますのはリモート制御が可能な、ソニーのCinema Lineカメラ FR7でございます。

《カメラが切り替わりライブ配信で使用しているFR7が映し出される。》

(司会)
さあ、このカメラもαのラインアップなんです。すごいですよね。

《鈴木先生の写真とタイトルのスライドが表示される。》

(司会)
さて、こちらのコーナーでは只今より鈴木佑介さんによるワークショップ
Cinema Line FX6 FX3だから実現できるミニマルライティングを開催してまいります。

《鈴木先生の経歴を紹介するスライドが表示される。》

(司会)
鈴木佑介さんは、神奈川県逗子市生まれ。
フリーランス19年目の映像作家兼撮影監督です。
コマーシャル撮影スタジオへの勤務からキャリアをスタートされ、現在は人を描くことを専門にWEB媒体を中心に広告やプロモーション映像などを、企画から納品までワンストップで手がけていらっしゃいます。
執筆業のほか、講師や映像コンサルタントとしても活動。
最近ではスタジオポートレートを中心にスチール撮影業も始めるなど、多方面に渡って活躍されていらっしゃいます。
またゲストは俳優・モデルの遥野さんです。遥野さんは1997年、宮城県石巻市出身。
学生時代から映像や写真を主軸に被写体として活動されています。
現在はフリーランスで俳優・モデルとして活躍中。
鈴木佑介作品には欠かせない存在として多くの作品に出演されています。
作品への理解とフレーム内での空間認識力が高く、その表現幅の引き出しは多くのカメラマンを驚かせているとの事です。
ミュージックビデオやファッション、ビューティーフィルムなどのイメージ作品をはじめ、最近ではショートフィルムでの演技と、多岐に渡ってその存在感を示し注目を集めていらっしゃいます。

《カメラが切り替わりスタジオの司会者が映し出される。》

さあそれでは早速、鈴木佑介さん、遥野さんにご登場いただきたいと思います。
どうぞお越しください。

《鈴木先生と遥野氏がスタジオに登場する。》

(鈴木)
どうもどうも。

(司会)
よろしくお願い致します。

《鈴木先生、カメラに向かって挨拶をする。》

(鈴木)
こんばんは。鈴木佑介でございます。遥野さんです。

《遥野氏、笑顔でカメラにお辞儀をする。》

(鈴木)
はい。えーと、CP+2023始まりましたね。

(司会)
そうですね。

(鈴木)
久々のリアルな開催をして。

(司会)
リアルな会場、開催となっております。

(鈴木)
テンションが上がってます。昼間にもね、一回やったんですよね。だけどね、もう一回その全国の皆様へということでちょっと特別にやっちゃおうかってやつで、ここにいます。

(司会)
会場にお越しいただけない皆様に向けて、今回はお話しいただきますので皆さん楽しみにご覧いただければと思います。

(鈴木)
じゃあ早速ですけどね、時間がないからバンバン行きたいと思います。
じゃあ、鈴木劇場2023の開始でございます。よろしくお願いします。
はい、じゃあまずタイトルなんですけれども、
今回はCinema LineのFX6とFX3というカメラを使って、
ミニマルライティングっていうね、ワークショップをやっていきたいなと思っています。

《画面が切り替わり、スライドが表示される。》

画面上の文字:Cinema LineのFX6とFX3だからできるミニマルライティング。
(鈴木)
まあ、私もこれ実際使ってるカメラなんですけども、
去年ね、2022年大分活躍しました、このカメラ。
ちょっとリールにまとめてみたので作例を見ながら雑談をしつつ、
今日の流れに持っていきたいなと思います。
じゃあ、映像をちょっと見てください。

《音楽が鳴り始め、鈴木先生制作の映像が流れる。スタジオで撮影されたカメラ目線の遥野氏のカットソフトなライティングのカット。コントラストの激しい、影の多いドラマチックなライティングの遥野氏のカット。様々な異なるライティングの遥野氏のカットが続く。ミュージックビデオからのカット。キャンプ地でギターを弾いて歌う男性とそれを聞いている女性。洗面所のセットでスキンケアをしている遥野氏のカット。》

(鈴木)
これ、2022年の作品をまとめてみて。
外にこうやって公開できるものをまとめてみたらなんかね、9割遥野さんになってしまったという。

(遥野)
ありがたいです。

(鈴木)
文字を変えれば遥野さんのリールになるので使っていただければと思います。
振り返ってみると、これね去年のCP+2022用に撮り下ろした作品なんですけど、今年弾き語り、山中湖でやったやつとか、化粧品とタイアップのビューティーの撮影とかもやりました。
すごい綺麗に撮れて。
レンズもね、G Master全部使わせていただいて、単焦点でやったんですけども。
かなり良かった。

《家のリビングルームのセットで化粧をしている遥野氏のシーン。》

(遥野)
これ良かったですね。この日、大雨の日でした。

(鈴木)
そう大雨だった。
大雨だったので、ライトで明るい朝日を作ったりしてました。
ちょっと大きなライトだったんですけどね。確かに本当に大雨だった。

(遥野)
大雨でした。もう真っ暗で、外。

《化粧を終えカメラ目線で椅子に座っている遥野氏のカット。》

(鈴木)
そしてこの仕上がり超綺麗。

(遥野)
はい綺麗。あら綺麗。

《続いて、映像作品の遥野氏のシーン。暗い部屋に光が差し込んで遥野氏に当たっている。先ほどのシーンと違い、ドラマチックなライティングで影の多いシーン。カメラ前でポーズを取って着ている洋服を見せる遥野氏と男性モデル。》

(鈴木)
この綺麗だけだと思いきや、なんとこの格好いいやつもね。
年末に向けてバンバンやってましたけど、ストレートファッション系のやつってやったことなかったんですよね。

(遥野)
初めてじゃないですかね、格好良いのは。

(鈴木)
なんか可愛いとか綺麗っていうのはわりと定番だったんですけども、すごく格好いい彼女の一面が引き出せて。これでクライアントも喜んでいただいて何と2本目も作って年末にやったという。

(遥野)
ありがたいですね。

《夜の街中を走る車内の遥野氏のカット。車内はカラーライトで青く照らされている。》

(鈴木)
結構もう昔のように感じますね。

(遥野)
はい。

《続いて、青いカラーライトで照らされた暗いスタジオ内。スモークが焚かれている。遥野氏と男性モデルがカメラ前でポーズを取って、履いている靴や着ている洋服を見せている。》

(鈴木)
でも、これはFX6とFX3を使っていて基本的には単焦点の「G Master」レンズを使ってるんですけどもほとんど手持ちで撮っていて、今日時間があったら最後に手持ちの話もしたいと思うんですけども。これも手持ちなんですよ。
自分でカラーグレーディングを含めてやってノイズもなくて暗いとこなんですけど、綺麗。
そしてちっちゃいスポットライト。今日使うスポットライトをメインにこれはライティングしてます。そういうことができる時代になったのはすごいなと。
最低限の機材と最小限のライトでかなりエモい映像が作れるようになってしまって困ったなと思います。
これも格好良かったですね。カラーライトを入れて、はい。
この靴の映像、FX6のHDの240コマってスローモーションで撮ってるんですけど、全然画質綺麗なんですよね。
これもいいところです。

《映像が終わり、鈴木先生を紹介するスライドが表示される。》

画面上の文字:鈴木はソニー8年生
(鈴木)
そんな私なんですが、鈴木はソニー8年生になりました。
かれこれ僕がCP+登壇したのが6年前でその時ソニー2年生って書いてあったんですけどあ、そんなに経ったかと思っております。
お世話になっています。

《スライドが切り替わり撮影をしている鈴木先生の写真や機材の写真が表示される。》

画面上の文字:特FX6/FX3は「働いてくれるカメラ」として色々な現場で活躍しています。
(鈴木)
で、さっきも言ったんですけどもかなり色んな作品で使ってます。
映画撮ったりとか、配信業務やったりとかドキュメンタリーやったりとか。
全部のシチュエーションに対応してくるカメラでね、何か気付くといつも持ってますもんね、ソニーね。そんな感じです。

《スライドが切り替わりFX3とFX6の使い分けを表したスライドが表示される。》

画面上の文字:FX3。テイク(Run & Gunスタイルの撮影)FX6。メイク(じっくり構えて撮影)ルックも近いのでマルチカム運用も可能
(鈴木)
使い分けとしてはよく言ってるんですけど、テイクとメイクで分けてます。
ランアンドガンスタイルでやるんだったらば小型のFX3がいいと思いますし、まあ、ガッチリ構えたイメージだったらばFX6を使うっていう風にやってます。

《スライドが切り替わりFX3/FX6が働いてくれるカメラな理由と書かれたスライドが表示される。》

(鈴木)
で、どうしてこんなにね2年間使ってるんですけども働いてくれてるのかっていうとやっぱりソニーのこの性能のおかげなんですけども、やっぱりオートフォーカスがすごく速いと。瞳AFも含むんですけども、高速なAFで、スローモーションの撮影の時でも、4K120コマでもオートフォーカス効いてくれますし、あとはFX6なんですけどもバリアブルな内蔵NDフィルターが入ってます。
映像制作にはNDフィルターは欠かせないと思うんですけども、本当にすごく細かく細かくND使えるのでとても便利です。
で、α7S IIIからですかね、10bitのS-Log3かなり最適化されたので、ちゃんと撮れば凄い綺麗。
12bitあったらいいけどなくてもいけるよな、と思ってます。
で、ちょっと時間があったらね、お話したいんですけどもフォーカスブリージング機能っていうのが付いてまして、シネマレンズのようにスチールレンズを使ってフォーカスを送った時に像がブレない、ズレないっていう機能が設定でできます。デジタル加工でできます。
あとはCatalystって手ブレ補正をポストでやるとジャイロデータを読み込んでおいて、それを使って手ブレ補正するとジンバル要らなくなっちゃうよって話もちょっとあったりします。
今日はこのオレンジで書いてある、高感度耐性ってのがキーになってきます。
で、αのカメラって高感度強いよね、特にSシリーズ。その系譜を継いでます。
よく勘違いされがちなんですけども、暗いところでも綺麗に映るのではなくて、小さな光を最大限に感じてくれるのがこのαソニーのカメラの特長です。

《スライドが切り替わる。》

画面上の文字:Cinema Line FX6 FX3だからできるミニマルライティングCinema Line × NANLITEが最適解
(鈴木)
なので、ちっちゃなスポットライトとかでミニマルでさっきみたいな映像が撮れちゃうんですね。だから、Cinema LineとNANLITEと僕使ってるんですけども、とても最適解というか、ローバジェットの最適解かな。はい。
だからチープな感じがディープに変わっていくっていうね。
ちょっと格好いいでしょ?

《スライドが切り替わり本日の使用機材が表示される。Cinema Line FX6/FX3 Forza 60C + PavoTube + etcで光を作る。》

(鈴木)
今日使うカメラがFX6をちょっとメインに使いたいと思います。大好きなんで。
それと、NANLITE Forzaの60Cというカラーライト、スポットカラーライト、PavoTubeって言って、LEDのチューブライト。長いやつですね、ライトセーバーみたいなやつ。それで光を作っていこうかなと思っています。
ここで光についてお話ししたいんですけども、光源とか光は2つあります、種類として。
ソフトライトとハードライト。聞いたことありますかね。
柔らかいか硬いかなんですけども、ソフトライトというのは綺麗とか可愛いを作ります。
さっきのビューティーフィルムのような綺麗なイメージを作る時には柔らかい光を使ってあげて。
ハードライトはコントラストをつけて格好いいを作っていく。

《スライドが切り替わりカメラ目線の遥野氏が表示される。ソフトライトで全体的に影が少なく柔らかい印象のライティング。》

(鈴木)
写真で言うとこんな感じ。ソフトライトでかなり柔らかくて綺麗ですね。これも遥野ちゃんです。

《スライドが切り替わり別の遥野氏のカットが表示される。ハードライトで全体的に影が多くドラマチックでかっこいい印象のライティング。》

(鈴木)
そして同じくこれも遥野ちゃんなんですけど、全然印象が違う。

(司会)
違う方みたいですよね。かっこいいです。

(鈴木)
これハルアナグランデって勝手に呼んでます。

《スライドが切り替わりライトとソフトボックス、ディヒューザーの写真が表示される。》

画面上の文字:点光源を面光源に変更するのがソフトボックスや枠。
(鈴木)
すごくかっこいいですよね。なので、点光源を面光源に変えるためにソフトボックスとか枠を使って柔らかくするんですけども、これと違って、またソフトボックスのほかにフレネルレンズというのがあって。

《スライドが切り替わりライトとフレネルレンズの写真が表示される。》

画面上の文字:フレネルレンズで集光・散光できバーンドアで光を切れる。
(鈴木)
このスポットライトの前に付けることによって、光を集めたりとか拡散したりします。
で、このバーンドアはという羽根ですね。
羽根を使って切ることで、光を切ることによって、漏れてる光をなくしたりとか、一部分に集めていくことができます。こういったものを使ってやっていきたいなと思います。
で、早速実際に撮ってみたいんですけどここじゃできないじゃないですか。

(司会)
そうですね。

(鈴木)
これをやるにあたってちょっとお願いしちゃって、ソニーさんに。
向こうにちょっとバーカウンターみたいのを作って、って言ったらすごいオシャレなのを作ってくれちゃったんです。

《カメラが切り替わり、スタジオ内に作られたバーカウンターのセットが映し出される。》

(司会)
はい、こちらに完成しておりますので。
本日はこちらで撮影していただきたいと思います。

(鈴木)
今、このカポックで括っているのは外の光を遮断してます。
そんな形で作ってます。
この中でやってみたいなと思うのでとりあえず一回入ってもらおうかな。
遥野さんどうぞこちらへ。おひとりさまですか、はい。

《遥野氏と鈴木先生、まだ暗いバーセットへと入り、遥野氏はカウンターの椅子に座る。カメラが切り替わり椅子に座っている遥野氏が映し出される。》

(鈴木)
こちらの席でよろしいでしょうか?どうぞ。
はい。シャンパンでございます。
はい。という感じでこういうバーのシーンですね。
ここに彼女が座ってもらう。
で、見てください。ソニーのカメラだと何もしてないというか、このノーマルの明かりだけでも十分綺麗だから、ライティングいらねえんじゃねえかと思う方がいらっしゃるかもしれないんですけども、そうじゃないんですよと。

《鈴木先生、遥野氏を映しているFX6の後ろについて話を続ける。》

(鈴木)
ちなみに今、FX6というカメラを使っていて50mmの「G Master」レンズをつけています。データでいうとISO800でシャッタースピード1/100でF1.2で今見てます。
開放ですよね。開放だから明るいかって話はあるんですけども。
このままだと、ちょっと絞り。被写界深度を絞りたいなって時に、絞ると暗くなっちゃいますよね。

《鈴木先生、カメラの露出を下げると映像が暗くなる。》

(鈴木)
で、このとき単純に明るさを上げたいのであれば、

《鈴木先生、カメラの感度を上げると映像が明るくなる。》

(鈴木)
2つの感度性能をもってまして、ISO800と12,800というベース感度を持ってます。
これS-Log3の15ストップ+を最適化していてちゃんとそのダイナミックレンジを取れるよという設定のベース感度になってます。
なので基本私は撮るときには800か12,800でしか撮らないんで今12,800ってことは4段分絞りが稼げるので、ここから4段絞って。

《鈴木先生、カメラの露出を下げると映像が適正に近づいていく。》

(鈴木)
そうするとさっきと同じぐらいになってくるので、ちょっとひとまずこのぐらいにしておきましょうかと。
でもこうすると、さっきと見た目一緒なだけで彼女自体は別に何か立体的に見えてこないですよね。
照明って何やるかっていうと、その照度のバランスを整えることなんですよ。
照度のバランスを整えることによって、被写体、主人公が立体的になっていくようにしなきゃいけない。
なので、ちょっとベースを800ベースでやりたいと思うんですけど、

《鈴木先生、カメラの感度を下げると映像が暗くなる。》

(鈴木)
フルサイズなので、ISO800でF4とかF5.6ぐらいで撮れたらいいなって思うんですけどもこうすると暗いですよね。暗いから、これでどうやってライティングをしていくかという話になる。
ライティングをする前に、必ずポイントとしては今ある状態の雰囲気を壊しちゃいけないので、この今ある状況を完全に分析します。

《鈴木先生、カメラの前のカウンターに歩いて来て、カウンター内の照明を指差す。》

(鈴木)
で、外だったら太陽がある。太陽があれば光の方向分かります。だけども、室内っていうのは光がないわけじゃないですか。基本的に全部人工灯です。
じゃあ、今ここで見ると上にこのシーリングのライトが3つあります。
で、奥にこのスタンドライト。シェイドが付いたやつがあると。
基本的にここの光だけになってる。
若干ね、そっち側から光漏れてるんですけど一回無視してください。
この中でじゃあ彼女を目立たせるにはどうしたらいいか。
基本的には照明ってよくですね、スリーポイントライティング。
キーライトをあてる。キーライトを当てていくことによってできた影をフィルライトで補って柔らかくする。
で、かつリムライト、バックライトを当てて輪郭を出していくのが基本になってきます。
その考え方で合ってます。
じゃあ、キーライトどこにしようかなと。やっぱり彼女に当たってるのはこの辺ですからこの辺の上から来たら光があると良い。テーブルももっと染まった方がいいと思うので、こっち側からスポットライトを当てたいなと思います。

《鈴木先生、下手側に行きライトを設置する。》

(鈴木)
今使うのがこれForzaの60Cというライトですね。
これケルビンを調整できるんですけども、
これは1800ケルビンから20,000ケルビンまで調整できます。
これに今フレネルレンズをつけていて、ちょっとあまり漏らしたくないので、
アルミホイル、黒アルミホイルを使って照明のちょっとスポッティング更にしてます。あと、この紗幕というか、ざらざらしたやつ。
トレーシングペーパーだと柔らかくなりすぎちゃうんで、ちょっと硬いまま減光したい時にこれを使ったりします。
これを今、こっちから、彼女の顔の辺りとかね、この辺かな。
当てたいなと。当てたいと思います。

《鈴木先生、ライトを座っている遥野氏の顔に当てる。》

(鈴木)
そうするとどうでしょうか。若干だけど、絞っておきましょう。
絞り、このぐらいにしよう。
今これ、F4ぐらいかな。

《鈴木先生がカメラの露出を下げると、全体的に暗くなり、ライトが当たっている遥野氏が映像内で際立つ。》

(鈴木)
こんな感じです。
どうですか、これだけでも全然違いますよね。ない状態ある状態。
明らかに彼女が主役ってのがわかりますね。極端に強い光が来てます。
この中で、だからちょっとこの背中の辺りとかが見えてこなくなっちゃいますよね。
なのでこれを補っていく、フィルインします。
で、フィルインは硬すぎてもちょっとあれなんで、柔らかいこのソフトボックスを付けた同じForzaの60Cというライトを当ててあげる。

《鈴木先生、ソフトボックスのついたライトを遥野氏の背面に当てる。》

(鈴木)
でも、これは全部つけ過ぎちゃうと台無しになっちゃうんですよ。
位置を決めておいて、パーセンテージを弱くしてあげる。

《鈴木先生、ライトの調光をする。》

(鈴木)
3%ぐらいですこれ。3%なんだけど、これだけで全然変わってきますよ。
はい、これでも十分綺麗。
だけど、せっかくのきれいな髪艶、出てないですよね。
ここに当てたいのでバックライト、リムライト、輪郭を強調します。同じくForzaの60Cというライト、こいつを同じ色温度設定で当ててきます。

《鈴木先生、遥野氏の後方から後頭部に向かってライトを当てる。》

(鈴木)
これもやっぱり後ろの、後ろのシェイドと、ここのトップライトが来ている方向的には合ってると思うのでこれがなじむようなところに持っていく。
バックライトはちょっとうそをついてでも少し強めの方が格好良いです。

《鈴木先生、ライトの位置と角度を調節する。》

(鈴木)
今これだと、カメラのフレームに出てるんでもっと高さを上げます。
フレームの外から調整してあげる。失礼します。
ワークショップってこうなるよね。はい大変ですね。
今、これでここのフレームの上、見えてないところから落ちてますけど、自然ですよね。
自然に何か3点馴染んだんじゃないかなというふうに思います。
ちなみに、これ今S-Log3で撮っていてs709というソニーのちょっとフィルムのベースのLUTみたいに当ててますので。ノーマルで色付いてますね。
で、こんな感じでも十分綺麗じゃないですか。
これでもさっきと全然比べてさっきは全体が明るくなったんだけども、明らかに彼女が主役って分かると思います。
ここからがポイント。
でもさっきの雰囲気をもっと良くしていきたい。
高級感を出していきたいた時に、やっぱりもうちょっと光が必要。
ここからは演出していかなきゃいけない。
そうするとミニマムなんですけども、ミニマムなライトをもうちょっと増やしていかなきゃいけないんで、全体的に見た時にここの奥ちょっと暗いじゃないですか。
ディテールが見えない。あと、前も見えない。
この辺もちょっと見えないですよね。なのでこういうところにちょっとカラーライトと同じような、タングステンの色ですね、当ててってあげようと。よくこういうパネルライトとかこういったものを付けてあげる。
そうすると壁にこうやって反射させます。

《鈴木先生、バックの壁にライトを当てると、壁が明るくなる。》

(鈴木)
どうですかこれ。ない状態とある状態、全然違いますよね。
こういったようなことをちょっとしてあげるだけでも全然雰囲気変わります。
ここでですね、バーって、よくちょっとカウンターの下からライト来てるイメージありません?
で、こういったところにPavoTubeというさっきのLEDのチューブライトですね。
こういったものを使って仕込んでいこうかなと思います。
で、今ここ明らかに下っ面がちょっと暗いじゃないですか。これを。

《鈴木先生、チューブライトを用意して床に置くと、カウンターが照らされる。》

(鈴木)
ライトセーバーみたいです。ここに置くだけでほら、全然違いますよね。
同じく、このカウンターのこっちの中側ですね。こういう感じです。

《鈴木先生、同じくチューブライトを用意してカウンターの中に配置する。》

(鈴木)
追いPavo。追いPavoをします、こんな形で。
どうですか。これだけでもかなりまたムーディーに変わってったと思います。
で、かつちょっとここの奥も暗いので、まだもう1本追いTubeします。
追いTube。
まあ、これだけでもいいんですけども。ちょっともっと綺麗にしたいじゃないですか。
そういう時にですね。お客さん、ライトってお好きですか。あるよ。

《鈴木先生、小型のチューブライトを取り出して、遥野氏に手渡す。》

(鈴木)
6CというPavoTubeがあります。
こういうのをね、こうやって応援するやつですよね。
ちょっと全部電気点けてもらって良いですか?
お客さん、すいません。

《遥野氏、ライトの電源を入れる。》

(鈴木)
あと、こういうちっちゃいLEDのパネルライトがあるんですよ。
こういったものを、要はカウンターのところとか棚に仕込んじゃうと、とてもすてきな空間ができます。

《鈴木先生、LEDライトパネルの電源を入れる。》

(鈴木)
ちょっと今ね、こうやって地味にBluetoothとかでね1発で点けたりとかもできるんですけどなんかねBluetoothをみんな使いすぎててね、うまく繋がらなかったりするので、アナログでお届けしてます。
あのモデルさんとか俳優さんなのにライト触れるっていう。結構彼女凄いですよね。仕事よく見てますし、どこに何を置くとどうなるかっていうのを知ってるので凄い時代だなと思ってます。
さすがですね早いね。これをちょっと仕込んでいきたいなと思います。
これPavoTubeなんですけど、これマグネット付いてるんで、こういった棚とかスチールの棚あると、ここにパカパカと付けたりすることができたりしますよね。
こういった、棚の中に変化を見ていってもらうと多分楽しいかもしれないですね。
棚の中に入れていきます。

《鈴木先生、ライトをカウンター後ろの棚に配置する。》

(鈴木)
お客さんにやってもらっちゃってるみたいな感じなんですけども。
かなりかなりムーディーですよね。
さっきの奥がちょっと暗いまんまなんで1本に減らそう。

《鈴木先生、配置したライトの位置を調節する。》

(鈴木)
1本に減らそう。
これもうちょっと強くして暗いところだから小さいライトでもかなり明るくなりますよね。雰囲気出ますよね、奥。
あと、シャンパンこの辺に持ってきてもらっていいですかね。
こういったところにも少しライトを隠しておいたりします。
そうすると、結構綺麗に見えたりしますね。

《鈴木先生、カウンターの遥野氏の前に、カメラに見えないようライトを配置する。》

(鈴木)
どうですかね。
まあ、あとはバレてるかどうかっていうのを見るのに、こういった大きなモニターをちゃんと使ってあげるとバレものに気付けると。

《鈴木先生、FX6の映像をモニターを使って確認する。》

(鈴木)
SUMOってモニターを使ってるんですけども。どうですか。
最初の画覚えてるかな?かなり綺麗になってると思います。
で、高級感のある感じになったんじゃないかな、というふうに思います。
まあ、こんな感じでいつもライトを作っていて、後は例えばこのカメラがもし寄ったとしたら、寄ったら寄ったで、この今度フレームの中でベースはできてるから、
暗いところにこういったものをちょっと近付けてあげるだけで綺麗に撮影ができると。

《鈴木先生、ライトを遥野氏に近づける。》

(鈴木)
で、ベース感度800のまんまですよ。
ベース800で、F4かこれで。もし絞りが欲しかったら12,800にして4段分稼げますから。4段もいらなかったら、ND入れれば好きな時にね、好きなように露出を調整することができます。
はい。さあ、これだけじゃないですよ。
せっかく作ったこのカラーライト。カラーライト使ってるんです。カラーライトっていうのは色温度の変更だけじゃなくてヒュー/サチュレーションいじれます。
なので今度はこの同じ照度の状態のまんま、バランスのまんまサイバーパンクチックにしていって、多分若い人が好きなやつって勝手に言うとあれなんですけども、
多分きっとお好きでしょう、みたいな。やりましょうか。
ちょっとモードを切り替えて、こういうシアンみたいな感じにするとそうですね。
こっちシアンにします。モードを変えてください。

《遥野氏、手元にあるカラーライトのモードを変えるとライトの色がシアンに変わる。》

(鈴木)
すごいね、さすがですね。PavoTubeをそう。
そのぐらいで。

《鈴木先生、他のライトのシアンに変えていくと、カウンターセットがオレンジからシアンに変わっていく。》

(鈴木)
これもBluetoothできたらパパパと早かったんですが、やりたかったんですけどね、なかなかそうもいかなくて。
こんな感じで地味にやってますけど、雰囲気変わりますよね。
この無言の時間をどうしたらいいかってずっと考えてたんですけど、ただ黙々とやるしかないんで、モードを切り替えてます。
僕もバーカウンターのこっちがよく似合うって言われるんですけど、バーカウンターの向こう側でライト触ったの初めてですよ。
ここでガシャーンとかやっちゃいそうなんでね。大事に大事にやってますけど。
皆さんは変わっていく様をね、モニターで見れているので楽しいと思います。
楽しかったら楽しいって何かツイッターとか、書いておいてくださいね。頑張れるんで。
ハッシュタグは何だろう。
えーっと、鈴木照明?
ハッシュタグ鈴木照明、鈴木照明でお願いします。
是非感想をいただけたら励みになります。
もう終わるから待っててください。
ちょっと台数増やしすぎたね。
でも大分いい雰囲気になってきたんじゃないでしょうか。
これだけでも十分、雰囲気変わったと思うんですけども、今度人物がね、ちょっとこれだとつまんないんですよ。なので、モード変えます。
少し補色になるようなピンクとか赤系を持ってきます。

《鈴木先生、遥野氏のバックライトの色をオレンジからピンクに変える。》

(鈴木)
ちょっとピンクっぽい色をさしてます。
キーもちょっと変えます。
ノーマルを保ちたかったらこのままでもいいんですけども多分このぐらいの方が雰囲気は出る。
このフィルライトもちょっと変えて。ちょっとこれもね、色変えます。
フィルを今度ね、逆に緑っぽい感じにしてみると、面白くなるかなと思いますので
これぐるぐる回してます。
こうやって変わってます色がね。

《鈴木先生、遥野氏のフィルライトの色を緑色に変える。》

(鈴木)
入れてあげると、ちょっと肌にグリーンにのってあげると。まあ、対角線というか補色の関係になってくるので立体感が増してくると。
陰影をつけて立体感を作るのと、あとはこのカラーコントラストをつけて上げて立体感を出した。全然雰囲気違うよね。
さっきの高級バーだったのがこんな感じで雰囲気がどんどん良くなっていっちゃって。
面白いっすね、ライティング。
僕の手袋ここに置きっぱなしなんですけども。
こういったチューブライトをうまく使ってあげると、違う世界がどんどん見えてくるので
これだと面白いのが見えてもカッコ良かったりするんですよね。
見せライトとしても使えるので。見えてても本当は良い。もっと見せようか。
そうするとね、台数とか必要になってくるから、いっぱいね用意しないといけないんですけども。でもこういった本当にちっちゃいスポットライトでも十分にこうやってライティングができるので覚えていっていただければ、こういった普通のカラーライトの前のタングステンとかCCT色温度だけでやるものもできますし、同じ状態で変えるスイッチすれば違う雰囲気も作れる。
ミュージックビデオとか撮られる方とか結構多いと思うんですけどそういったのもできますし、業務的な、実用的なライティングにも使うことができるというわけでございます、はい。
せっかくだから、ちょっと寄ってみます。

《鈴木先生、FX6を遥野氏に近づける。カメラの映像が遥野氏のクローズアップになる。》

(鈴木)
50mm、綺麗ですね。G Masterの50mm。
ちょっと見てもらって良い?いいですね。
例えば、今、何かどうしても顔を撮ろうと思うと、ちょっと暗いかなって。もうちょっとあっち側から、逆光なりリムライトなり欲しいなとか思ったりすると思うんですけども。
結構ねカラーでもフレームの外側からだったら結構ね。影響ある。

《鈴木先生、カウンター内のライトの位置を調整する。》

(鈴木)
ちょっとこういうの入れてあげたりとかすると変化が出てくると思います。
補色当ててあげると、立体感が出る。ちょっと入ってるかなギリギリ。
ちょっと強くしてあげると。結構このちっちゃなライトをバカにしがちなんですけども、結構100%でこのぐらいの距離で当てるだけでも影響全然違うんですよ。
で、反対色も当ててあげるだけで、これだけリッチになる。映りも格好いいですよね。

《鈴木先生、遥野氏の手にしているグラスにライトを当てる。》

(鈴木)
ジンジャエールなんですけど。
香りがジンジャーエールでございます。はい、っていうのもできますね。
とても素敵な感じで。今s709ののLUTを見ながら撮ってるわけなので、収録されたものはS-Logなんですがカラーグレーディング時にはもうLUT一発当てるだけでこのノーマライズができるという形になってます。
そこから、さらにシアンをもっと強くしたいとか、マゼンタ強くしたいとか出てきたらカラーをいじることができる。無い色は作れないんですよ。現場に無い色は作れないから現場で作っておく。
カラーグレーディングだけじゃできないですよ。何かの色を減らすしかできないんだから。減らすかのせるか。
なので、やっぱり現場がすべてってことですね。
はい。という感じで、このライティングのワークショップなんですけども、ちょっとお時間あるんで。
さっきの、Catalystの話してもいいかな、なんて思っています。

《鈴木先生、カウンターセットをでてスタジオに戻り遥野氏を呼ぶ。》

(鈴木)
こっち来る?こっちに来ていただいて。

《遥野氏もスタジオへと戻る。》

(鈴木)
あっという間ですね。ワークショップ系は初めてなんですけど。
この僕大好きなFX6唯一の弱点がこのボディ内手ブレ補正がないというところなんですけども、Catalyst Browseって皆さんご存知ですか?ソニーが無償で出しているアプリケーションがあってですね。

《スライド上にCatalyst Browseの文字とロゴが表示される。》

画面上の文字:Catalyst Browse。純正Eマウントレンズのメタデータを使った手ブレ補正が想像以上にスゴい。
(鈴木)
実は、このいろんなデータ、メタデータを管理して、色々見れるんですけども一番いいのがこの手ブレ補正を全部切った状態ボディにない、レンズにもない状態にする。
手ブレ補正を切った状態で撮影をすると揺れをちゃんとデータとして残してくる。
その揺れを読み込んで補正してくれるのがCatalyst Browseの特長。
これ次のやつ、衝撃的です。

《鈴木氏が撮影した自転車に乗る男性の映像素材が映し出される。》

(鈴木)
14mmの単焦点をつけて、僕チャリンコを追いかけたんですよ。
それをCatalystで補正したっていう話なんです。ちょっと見てください。

《鈴木先生、映像を再生する。自転車に乗る男性の映像の手ぶれ補正前の映像。》

(鈴木)
左側の画が補正する前。何もしない状態。
14mmですよ。広角なんですけれども、それを持って走ってます。
もちろん手ブレ補正ないです。
頑張ってる方だと思うんですけども、全然だめですよね。ガタガタだよね。
遥野揺れてますね。
鈴木なんですが、これをこの揺れが記録されてるんで。

《鈴木先生、再生を止める。》

(鈴木)
分析かけてもらいます。Catalystで分析してって言うと読み込んでくれてちょっとクロップされます。

《Catalyst Browse上で手ぶれ補正が行われる。》

(鈴木)
少しサイズが詰まった。これ再生すると、右側の画を見ててください。

《鈴木氏、再度同じ自転車に乗る男性の映像を再生する。手ぶれ補正後の映像。》

(鈴木)
はい。アレアレ、どうですか?
ジンバルを使っているみたいに見えませんかね?
すごくないですか?

(遥野)
全然違うね。
これを見たら、あれって。だから僕ジンバル使ってるの見たことないでしょ?ほぼ手持ちだもんね。

(遥野)
手持ちでやってます。

(鈴木)
ぐるぐる回ってますよね。なので、これを知っていたら、もうソニーユーザーは絶対使わないと損なんですよ。

《スライドが表示される。》

画面上の文字:広めに撮っておいてCatalyst Browseで補正すればスタビライザー要らず。
*ソニー純正Eマウントレンズ飲み
*ボディ・レンズ共に手ぶれ補正をOFF・またはActiveにする。
(鈴木)
だからカメラは広めに撮っておいて、Catalyst Browseで補正すればスタビライザーいらず。だから12-24mmのG Masterとか持っていれば、ちょっと詰まってもいいじゃないですか。
それでやるとすごく楽なんで、いいコンビだと思っています。
ただ、ソニー純正レンズでしか使えないから、皆G Master買ってね、みたいな話になってます。
はい。で、まとめるとね。

《スライドが切り替わる。》

画面上の文字:×暗いところでも綺麗に映る。
○小さい光を最大に感じてくれる。
(鈴木)
さっき言ったみたいに、暗いところでも綺麗に写るんじゃなくて小さい光を最大に感じてくれるから、ああいう感じのエモい空間ができましたね。
だから、このFX3とFX6が、僕ずっと2年間、本当に大活躍してますね。

《スライドが切り替わる。FX3とFX6の写真。小さい光を最大に感じ、表現の可能性を広げてくれる。》

(鈴木)
ずっと触ってます。
だからCinema Line FX6とFX3。
だから実現できたって、ミニマルライティング。ちょっと台数多かったけどね、ちっちゃいのがね。
はい、ミニマルとは。なので。
Cinema LineとねNANLITEが最適解とはそういう話なんです。
僕結構この組み合わせで、もちろん規模が大きくなれば大きなライトを使うんですけど、ちっちゃい時はちっちゃくやっておりますのでね。
こんな形です、はい。
終わっちゃったよ、プレゼンテーション。早いでしょ、ちゃんと時間通りというか。
3年かな?僕連続でこのオンラインやってるんですけども。ほぼほぼ終わる。
だからそろそろ泣いて、サライを歌って終わろうかなと。
どうでした?初めてなんですよね、共演するの。

(遥野)
初めてですね。

(鈴木)
仕事はするんですけども、こうやって何か1個の場所で何かをするのは初めてなんで、ちょっとなんか面白い感じでした。

(遥野)
不思議な感じがしますね。

(鈴木)
はい、そんなわけでね、これからもまた一緒にやっていくと思うんですけど、ソニーブース楽しいですね。
なので明日からもまだやってますから。
3日間。何かね、ワークショップ生でもやりますのでぜひ来ていただければななんて思ったりしています。言う事ある?

(遥野)
会いに来てください。

《遥野氏と鈴木先生、カメラに向かってピースサインをする。》

(鈴木)
そんなこんなで鈴木佑介と

(遥野)
遥野でした。

(鈴木)
じゃあ、また来年。呼んでくださいソニー。
よろしくお願いします。じゃあ、ありがとうございます。
皆さん、ご視聴ありがとうございました。

(遥野)
ありがとうございました。

(鈴木)
バイバーイ。

画面を閉じる