法人のお客様プロフェッショナルモニター 事例紹介 株式会社 デジタル・ガーデン 様

株式会社 デジタル・ガーデン 様

広尾本社ビルのグレーディングルームに55型4K有機ELモニターPVM-X550を導入、本格運用を開始
株式会社 デジタル・ガーデン様は1998年の創業以来、TVコマーシャルの制作を中心にCG・VFX・編集・MA業務を行ってきたポスト・プロダクションです。近年は海外の有名ポスト・プロダクションとの業務提携、DIT事業の立ち上げ、そして最先端技術を融合させたコミュニケーションコンテンツへの取り組みなど、幅広い展開と活躍をみせています。この度、広尾本社ビル内にカラーグレーディングルームを増設し、55型4K有機ELモニター「PVM-X550」を導入されました。
同社システムサポート部 リードテクニカルマネージャー 二神真一様、イメージインテグレーション部 リードカラリスト 石山将弘様に導入の経緯や目的、運用状況を伺いました。

石山将弘様(左)、二神真一様(右)

SDRコンテンツの制作を主体としたグレーディングルームに
55型4K有機ELモニターPVM-X550を導入

当社はTVコマーシャルの制作を中心にスタートしたポスト・プロダクションであり、2018年5月に創業から20周年を迎えました。近年は既存のポスト・プロダクションの枠を超えた、さまざまな事業・サービスを展開しています。グレーディングに関しては、海外のポスト・プロダクションとの業務提携を皮切りに本格運用を開始。ハリウッドの最前線で活躍するポスト・プロダクションとの業務提携は非常に刺激的で、互いのノウハウや知見を取り入れることは当社スタッフの感性を磨き、技術力を底上げすることにも繋がっています。業務提携によるグレーディングサービスは多くのクライアントから支持され、同サービスを使って数々のTVコマーシャルが誕生しています。
この度、当社ではグレーディングサービスをさらに強化・拡大させるべく、SDRコンテンツの制作を主体とした3室目のグレーディングルームを新設し、55型4K有機ELモニターPVM-X550を導入しました。

既存のグレーディングルームで抱えていた問題を大画面サイズが解決
PVM-X550であれば1台でコミュニケーションできる

PVM-X550の導入にあたり、さまざまな検証を行いました。色の再現性やコントラスト、暗部の階調、動画応答性能などはもちろん、実際に運用する上での機能やインターフェースなどを確認し、結果SDRグレーディングのモニターとして使う場合、PVM-X550は4K有機ELマスターモニターBVM-X300と実用上ほぼ遜色のない性能を有していると判断しました。また、その性能に加えて導入の決め手となったのが、全員が1台で確認ができる55型という画面サイズと視野角でした。

すでに当社ではBVM-X300を使ってグレーディングサービスを展開しています。BVM-X300はカラリスト1人が対峙し作業するには最適なサイズですが、部屋にいるすべてのスタッフが同じ画面を共有・確認するにはサイズが小さすぎます。

カラリストにとって理想的なモニターの条件は、色が正しく表示されることです。モニターの性能も気になりますが、複数モニターによる色の違いや視野角も作業においては問題になることがあります。見る角度が一定以上に大きくなれば、色がややシフトしてしまう傾向があるからです。従来のBVM-X300と同じサイズに見える距離にPVM-X550を設置することで、モニターとの距離をとり、十分な視野角を確保しました。部屋にいる全員が正しい色で作業できるのは大きなメリットです。また、一般的にはマスターモニターに加えて、大型の民生用テレビをルーム内に設置します。ところが設計思想の違いから色が異なってしまう大小2つのモニターがあると問題となることがあります。カラリストはマスターモニターと対峙し座ることになるわけですが、グレーディング作業中はカラリストだけでなく、カメラマンやディレクターなどの現場スタッフ、時にはクライアントが参加し、意見の交換や色の確認を行うことがあります。その際、多くのスタッフは大きな民生用テレビを見てしまいます。画面サイズが大きいPVM-X550を採用することで、民生用テレビを設置せず1台で運用することが可能になりました。複数のスタッフと、1台のモニターでコミュニケーションをとることができ、結果、カラリストはクリエイティブな作業に集中できるようになりました。

大型モニター1台で運用するスタジオやポスプロが増えている
PVM-X550は従来の作業スタイル・空間に一石を投じるきっかけ

新設したグレーディングルームに入ると、必要最低限の機器で構成されていることがお分かりいただけると思います。広さは約30m2で、確認用のモニターは前方に設置した1台のPVM-X550だけです。3列の座席は階段状に配置されていて、ルーム内の制作スタッフがどのポジションでもPVM-X550を視認できるように、モニターの設置台をやや高めに設計しています。また状況に応じてPVM-X550を前後に移動できるよう十分な奥行きも確保しました。

卓の中央には、グレーディングのコントロールサーフェスと作業用モニターを配置し、PVM-X550コンパネなどを卓内に埋め込んで設置することで、卓上をなるべくシンプルにしています。また“クリエイティブなものを創造するために相応しい空間であるべき”というコンセプトの元、前面は当社基準のグレーで、違う部屋でも同じ環境になるように配慮しながらも、左右の壁にはダークブラウンのウェーブ柄のデザインパネルをあしらうなど、内装のデザイン性を重視しています。このような内観とシステム構成はあまりグレーディングルームらしくないと感じるかもしれませんが、モニター1台で運用できるスタイルこそPVM-X550ならではのメリットだと思います。
事実、海外では、編集室を大型モニター1台で運用するスタジオが増えています。今回当社はグレーディングルームにPVM-X550を設置しましたが、社内の反響次第では、今後編集室なども大型モニター1台での運用を検討したいと考えています。PVM-X550の導入は、従来の作業スタイル・作業空間を変えるきっかけにもなるのではないでしょうか。

デバイスが変わっても、
性能や画質の面でソニー製モニターへの信頼性は揺らがない

当社は、CRT方式の時代からソニーの業務用モニターで制作を行ってきました。入れ替えの都度、新旧モニターの検証を行いますが、製品の思想は一貫しており、性能や画質の面に置いて信頼性が揺らいだことはありません。
現在の有機EL方式も非常に素晴らしく、CRT方式の時代では表現できなかった色が再現できるようになりました。時代と共に家庭のテレビも大型化してきており、より大きなモニターが必要になってくると思います。今後もモニターのラインアップ拡充やサイズ、価格などバリエーションが増えれば選択の幅も広がるのではないかと期待しています。

株式会社 デジタル・ガーデン

1998年5月、株式会社 葵プロモーション(現:株式会社 AOI Pro.)のCGI/ポスト・プロダクション部門として東京都品川区に設立。数多くの有名TVコマーシャルの制作に携わり、高い評価と実績を獲得。2006年には現在の拠点である渋谷区広尾に本社を移転し、オフライン編集、オンライン編集、MA、カラーグレーディングといったポスト・プロダクション業務のほか、CG制作、DIT部門を抱える数少ない総合ポスプロとして幅広い活躍を見せています。現在はTVコマーシャルのみならず、ミュージックビデオやイベント映像、インタラクティブコンテンツなどさまざまなジャンルの映像作品を制作。なかでも、ハリウッドで活躍するカラリストと専用回線を通じて行われる「リモート・グレーディングサービス」は、業界でも大きな支持を得ています。

URL
http://www.dgi.co.jp/

Sony Business Solutions Corporation ソニービジネスソリューション株式会社

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