放送・業務用モニター

大正大学 表現学部 表現文化学科 様

プロダクション

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TRIMASTER ELシリーズのマスターモニター/ピクチャーモニターや、デジタルトライアックスカメラHSC-300などを採用したスタジオ設備を導入

大正大学 表現学部 表現文化学科 様

大正大学(東京都豊島区)様が建設を進めていた3号館新校舎が2012年3月に完成しました。地階フロアには、TRIMASTER ELシリーズやデジタルトライアックスカメラなど最新鋭のシステム・機器で構成されたスタジオ/スタジオサブをはじめとした映像制作設備が配備され、2012年度新学期より放送・映像表現コースの学生たちの制作実習の場として運用されています。

表現学部 表現文化学科特命教授 小櫻英夫様、岩城レイ子様、教学支援部学務支援課主任 畑中優昌様、教務部教務課 後藤拡行様、スタジオ管理を担当されている株式会社ティー・マップ大澤勝様に、設備の目的や設計コンセプト、運用状況と成果などについて伺いました。

卒業生が制作の現場で戸惑うことなく使えるメーカーの製品を
最先端・最新鋭のシステム、機器でトータルワークフローを構築


小櫻英夫様


岩城レイ子様


左から大澤勝様、後藤拡行様、畑中優昌様

表現文化学科の中に、放送・映像表現コースが設けられたのは、まだ文学部に学科があった2009年のことです。それ以前も映像制作のコースはあり、小さなスタジオ、民生用ハンディカメラ、ノンリニア編集機などを使って実習が行われていました。しかしデジタル化の進展に伴い、映像制作も映画やテレビだけでなく、Webに代表されるIT系にも広がり、幅広い人材の育成が求められるようになりました。放送・映像表現コースはこうしたニーズに応える目的で開設されたもので、今回のスタジオ設備導入も育成強化の場として、大学側の英断で決定しました。

設備設計のコンセプトとしては、まずコンテンツ制作のトータルワークフローを構築することでした。撮影を行うスタジオ、収録・中継・配信などを行うスタジオサブ、素材の編集を行う編集ブース、そして最終的な仕上げを行うMAルームを配置することで、学生達に一つのコンテンツが完成するまでの流れを、直接目で見て確認、それぞれの業務を理解してもらうことが目的です。コースの学生の志望する職種はいろいろですが、トータルのワークフローを熟知してもらうことは非常に重要なことですし、実際に制作現場に出たときにも役立つと思います。

次に、導入するシステムや機器については実績を重視しました。就職した学生が制作現場に出た時に、戸惑うことなく使いこなせるものの方がメリットが大きいと考えたからです。このコースの教師には、映画やテレビの仕事を経験している人が多いので、そうした皆さんの意見も聞いてみましたが、やはりソニーの実績が一番との結論に達しました。そこで、ソニー製品の中から性能・機能・使い勝手の面で、特に最先端・最新鋭の機器を選んでシステムを構築することに決めました。制作のトータルワークフローを構築できるノウハウ、実際の制作現場での実績、そして最新鋭・最先端のラインアップ、この3つが今回ソニーを採用した決め手となりました。

最先端を象徴するのが19台導入したTRIMASTER ELシリーズのモニター
高画質・高解像度に加え、明るい環境でもクッキリ鮮明である点を評価


スタジオサブに設置された有機ELモニター。明るい環境でも見やすく高精細で映像を確認できる点を評価された

最先端・最新鋭を代表する一つが、有機ELパネルを採用したTRIMASTER ELシリーズのマスターモニター/ピクチャーモニターです。InterBEE2011のソニーブースで、その黒の締まりや高精細で見やすい映像、液晶モニターとの比較などを見て導入を決定しました。学校教育の場に導入するには時期早尚との思いもなくはなかったのですが、いずれ制作現場のスタンダードになることは確実と考えましたので、逆に早期導入は学生のメリットにもなると判断しました。

スタジオサブのVE卓、照明卓のマスターモニターに17型有機ELマスターモニターBVM-F170を各1台、スイッチャー卓、音声卓、MAルームのメインモニターとして25型有機ELピクチャーモニターPVM-2541を4台、スイッチャー卓のピクチャーモニターとして15台の17型有機ELピクチャーモニターPVM-1741を配置しました。これにより、どこでも黒の再現性や動画応答性に優れた画質で、映像素材の確認や監視ができる体制を整えることができました。

TRIMASTER ELシリーズ採用のメリットとしては、明るい環境でも見やすく高精細である点もあげられます。放送局やプロダクションのスタジオサブは、CRTを使っていることもあって、一般的に暗い中で業務を行っています。しかし、教育実習の場では、できる限り明るい環境が理想的です。実際、学生達の評価も高く、黒の再現性に代表されるクッキリ鮮明な画像は、見やすく分かりやすいとの声が圧倒的に多くなっています

カメラのHSC-300、スイッチャーのMVS-6000、XDCAMデッキPDW-HD1500など放送クオリティーを確保するだけでなく、充実した機能も実習成果に貢献


スタジオカメラに採用されたデジタルトライアックスカメラHSC-300×3台

そのほかのシステムや機器についても、ソニーのラインアップから性能・機能・操作性で最新の製品を選びました。スタジオカメラには、デジタルトライアックスカメラHSC-300/HSCU-300を3台採用しました。放送クオリティーでHD-SDI出力が可能であること、コストパフォーマンスに優れている点を評価しました。HXC-100/HXCU-100も候補としましたが、スタジオ運用で大型レンズアダプターが装着できる点や、今後は外部撮影にも活用したいと考えているので、フィルターやケーブル長などの機能面を比較検討して決定しました。

ほかにもマルチフォーマットスイッチャーMVS-6000や、XDCAMレコーダーPDW-HD1500/F1600など、制作の現場でスタンダードとなっている機種やシリーズを採用しました。当初の目的であった、プロがすぐに、安心して使える設備を構築することができたと思っています。運用を開始して間もない段階ですが、満足できる設備にすることができたと思っています。在校生やその父兄などを対象としたオープンキャンパスでも、特に父兄からこれだけの設備を保有することで安心感、満足感を感じていただけたようです。

今後は、各学年のそれぞれのテーマに沿ったワークショップを中心に本格的に運用していく予定です。また、学内行事などの資料映像の制作・管理、さらには外部の企業や制作会社へのレンタルなども検討していきたいと思っています。これにより、学生達が制作の現場に携わるインターンシップをさらに強化できればと期待しています。また、この設備を使った初めての卒業作品が間もなく完成してくる予定です。このハイクオリティーな設備を使って、どんな作品が発表されるか、非常に楽しみにしています。

大正大学 表現学部 表現文化学科 放送・映像表現コース

大正大学 表現学部 表現文化学科 放送・映像表現コース

2003年に文学部の学科として開設された表現文化学科には映像制作のコースも設けられていたが、デジタル化の進展に伴いより幅広いコンテンツクリエーターの育成を目的に2009年に放送・映像表現コースが設けられた。翌2010年、表現学部の開設に合わせて学科・コースともに移籍している。講師陣に映画や放送で活躍するプロフェッショナルを配し、また企業とのインターンシップに注力するなど、実践的な教育で定評を得ている。新設したスタジオ設備についても、将来的には外部の制作会社等に貸し出し、学生達の実習の一環とする構想もある。

http://www.tais.ac.jp/ (大正大学ホームページ)

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