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放送・業務用モニター

BVM-E250
25型有機ELマスターモニター

BVM-E250

商品の特長

■ソニー独自の“スーパートップエミッション”、フルHD有機EL パネル採用
“スーパートップエミッション”の25型フルHD(1920×1080)有機ELパネルを採用。有機ELパネルの上面から光を取り出す構造、およびTFTなどの遮蔽物がない高開口率の実現により、高輝度で画像を表示できます。マイクロキャビティ構造では光が有機層で何度も反射する光共振効果によって色純度を高め、さらにカラーフィルターでより深い赤、緑、青の表現を可能にしました。

■忠実な黒を再現し、高コントラストを実現
有機ELパネルは自発光方式であるため、黒の映像を表示する際発光しないため、これまでにない深い黒を表示することが可能です。さらに“スーパートップエミッション”により、開口率が高く、有機材料が発する光を効率よく取り出すことが可能となるため、高い発光効率を実現することができます。これにより、イルミネーションが輝く夜景、太陽光や花火などの光が放つ強いきらめきも表示することができます。また、外光の反射を抑え、明るい環境下で高いコントラストで表示することができます。

■動きの速いものを滑らかに映す動画性能
有機ELパネルは、有機材料に流す電流を変化させると、瞬時に発光状態が変化します。このため、優れた動画応答性を実現でき、スポーツなどの動きの速い映像や、文字テロップなどのスクロールも残像が少なく、滑らか、かつ自然に表現することができます。

■広い色域と、正確な色再現
“スーパートップエミッション”のマイクロキャビティ構造とカラーフィルターによる独自の色抽出技術により、色純度を向上させ、放送規格を包含しています。また、低輝度においても高い色再現性を維持することができるため、これまでの表示できなかった低階調の色を再現できます。

新開発の高精細ディスプレイエンジンにより、12ビット出力精度、信号遅延を抑えたI/P変換を実現。また高精度のカラーマネージメントシステムを実装しています。有機ELパネルの性能をマスターモニターの品質まで向上させる専用プロセッサーを搭載し、優れたユニフォーミティ(画面全体の色表現の均質化)や経年変化のない信頼性を実現します。

業務用ディスプレイエンジン
業務用ディスプレイエンジン
専用プロセッサー
専用プロセッサー

広色域有機ELパネルと独自の3D LUT(Look Up Table)を使用したカラーマネージメントシステムにより、放送規格ITU-R BT.709、EBU、SMPTE-Cの色域を正確に再現します。また、より広色域のデジタルシネマ向けの色域(*)にも対応しています。

  • * SMPTE RP 431-2の色域を参照していますが、RGB色度点は完全には包含されません

RGB10ビットパネルドライバーと黒の再現性により、RGB各色を1,024階調で正確に表示することができ、映像のグラデーションを滑らかに再現できます。

下記ガンマモードの搭載により、放送規格、デジタルシネマのガンマをサポート。またCRT BVMモードによりBVM-Dシリーズ、BVM-Aシリーズのガンマカーブに近い表示でご利用いただけます。

・搭載のガンマ:2.2、2.4、2.6、CRT BVM、S-LOG Standard、S-LOG Full

  • ※ XYZフォーマット信号のとき、ガンマ設定は2.6に固定されます

インターレース信号をI/P変換処理を通さず、インターレース画像として表示することができます。より本来の信号方式に忠実で、CRTのような質感のある画像が得られます。

720×576/50iから1920×1080/50p、60pまで、および、デジタルシネマ(D-Cine)の2048×1080/24p、さらに1920×1080までの各種コンピューター信号と多様な入力信号に対応します。インターフェースには、標準入力として3G/HD/SD-SDI(2入力)とHDMI(HDCP対応)とDisplayPort(*)信号入力を装備しています。また4つの入力オプションポートを装備しており、別売の入力オプションボードを組み合わせて、3G-SDI、HD-SDI、SD-SDI入力を拡張したり、デュアルリンクHD-SDI、RGB、YPbPr、Y/C、コンポジット信号入力に対応します。

  • * DisplayPortはファームウェアV1.1より対応

黒のアルミニウムボディを採用し、従来品BVM-L231よりも有効画面が2インチ増ながら、約40%減に軽量化しており、奥行きも従来品の約1/2とスリムなデザインの筐体です。

工場出荷時に、色度、ガンマ、色温度やユニフォミティー特性のパネル個体差を個々に測定管理し、その個体差を吸収して最適な調整を行うことで、精度の高い画質を実現しています。また市販のプローブ(*)を使ったホワイトバランスの自動調整も可能です。

* コニカミノルタ社・・・ディスプレイカラーアナライザ CA-210/CA-310

お問い合わせ先:コニカミノルタ株式会社
オプティクスカンパニー センシング事業部
TEL:03-6342-1010

CA-210
CA-210
  • ※ 自動調整機能を使用するには、USB端子を装備したPCと、ソニー製ソフトウェア“Monitor_AutoWhiteAdjustment”が必要です
    ※ キャリブレーション精度はカラーアナライザーの性能に依存します

別売の入力アダプター(BKM-250TG)を装着することにより、以下の3D信号アナライズ機能に対応しています。立体視ではなく、2D表示で使用する機能です。

  • ※ BKM-250TGのシリアル番号により、使用できる機能が異なります

・ディファレンス表示機能
・チェッカーボード機能
・L/Rスイッチ機能
・ホロプターチェック機能
・左右反転機能

チェッカーボード機能
チェッカーボード機能

以下の信号監視機能を搭載しています。

・HDフレームキャプチャー
・ピクセルズーム:信号をスケーリング処理せず最大800%まで拡大可能
・ピクチャー&ピクチャー表示:サイドバイサイド、ワイプ、バタフライ、ブレンディングの4モードで表示可能

デジタルシネマ、テレビドラマ、CMなどの映像制作においてASC CDL(American Society of Cinematographers Color Decision List)機能やUser LUT(Look Up Table)を使用してモニターの色表現を変えることができます。

  • ※ Filmlight社製ソフトウェアが別途必要です

BVM-E250をコントロールする際は、モニターコントロールユニットBKM-16R(別売)が必要です。

・D65/D93/D61/D55/D-Cine/Userの色温度切り換え機能
・100%白信号、20%グレー信号、0%黒信号、PLUGE(Picture Line Up Generation Equipment)信号、カラーバー、5段階グレースケール表示、ランプ表示のテストパターンを内蔵
・クロマ成分を+12dBまでアップして表示するクロマアップ機能を搭載
・信号のノイズ成分を監視するのに便利なブルーオンリー機能、RGBカットオフ機能
・接点制御のパラレルリモート端子を装備
・タイムコード表示機能(VITC/LTC)
・スキャン切り替え/ネイティブ表示機能
・アスペクト切り替え機能
・タリーランプ
・オーディオレベルメーター表示
 ※ BKM-250TG(別売)装着時
・セーフティーマーカー、アスペクトマーカー機能
・クローズドキャプション表示
 ※ BKM-244CC(別売)装着時
・ガマットエラー表示
・フィルムケイデンス
・Hディレイ/Vディレイ
・SNMP(リモートメンテナンス)
・ECOディスプレイ(V1.2から対応)

・ASC CDL対応(*1)
・User LUT対応(*1)
・Auto White Balance調整対応(PCソフトウェア)(*2)
・DisplayPort入力対応
・設定値コピー機能
・Over Range箇所のゼブラ表示
※ S/N:7000405以降で対応

S/N:7000404以前の機器もバージョンアップが可能です。バージョンアップについては、弊社サービス窓口、営業担当または、販売店様にご相談ください。

  • *1 対応手順の詳細については、弊社営業担当または、販売店様にご確認ください
    *2 別途、無償のソニー製自動調整ソフトウェアが必要です。詳細については、弊社営業担当または、販売店様にご確認ください

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