法人のお客様

DVCAM

DSR-570WSL
DVCAMカムコーダー

DSR-570WSL

商品の特長

DSR-570WSは、カメラアダプターCA-DU1(オプション)を装着することで、ビデオディスクユニットDSR-DU1(オプション)のドッカブル運用に対応。装填したカセットテープとDSR-DU1へのパラレル記録、テープに連続記録しながらのDSR-DU1へのトリガー記録、またテープとDSR-DU1を連携し最長6時間の連続収録を実現します。さらにDSR-DU1の機能であるキャッシュ録画、インターバル録画、クリップの自動生成などにより、収録の信頼性と機動性を広げます。

カバーを開けずにオーディオ設定状態とVTRトリガー設定状態を視認可能。また、カムコーダーを肩に乗せたままオーディオ記録調整/入力切り替えができるよう2枚扉構造を採用しました。

本体にCCUインターフェースを搭載。複数台カムコーダーを同時に使用し、スイッチャーで映像の集中コントロールを行う運用が可能。複数台運用を必要とする屋外での中継や、画調合わせが重要なスタジオ運用に対応します。また、ドッカブルインターカムアダプターCA-370(オプション)の装着によりヘッドセットPH-8S(オプション)を通じて、カムコーダー間、スイッチャー間の通話が可能となります。

16:9アスペクト比を持つ2/3型Power HAD WS IT CCDを搭載。DSP LSIによるデジタル処理技術によりスミアーレベル:-120dB、感度:F11.0(*)、映像S/N:63dBのハイスペックを実現。水平解像度850TV本(画角モード4:3時)を達成し、透明感のある繊細な描写力を提供します。

  • *2000lx、3200K

CCU-D50/M5A/M5を介してDSR-570WSのカメラ設定をコントロール可能。これにより色合わせも容易に行え、スイッチャーからカメラ切り替えを行うライブ中継に対応すると同時に収録映像のバックアップが行えます。

CCUオペレーション時、CCZ-Aケーブル接続により最大300mまでのケーブル延長が可能。スタジアムなど広い場所でのEFP(フィールド収録)で威力を発揮します。

  • ※CCU-M5使用時には給電方法および接続ビューファインダーによりケーブル延長距離が異なります。
    ※リターン、ゲンロック信号は150mまでです。

DSR-570WSは、デジタル放送やDVDで標準の16:9ワイドスクリーン画角での撮影と、通常の4:3画角での撮影双方に対応。4:3モードではデジタル処理により、16:9の映像信号から4:3画角に相当する部分の信号を切り出します。

ボディには剛性に優れたマグネシウムダイカストを採用。カメラ本体約3.7kgの軽量化を実現しました。また、細部まで消費電力の低減化をはかり、撮影運用状態で約26.1Wの低消費電力を達成。大容量のニッケル水素バッテリー「BP-M100」とのコンビネーションでは約200分のバッテリー運用が可能です。

各画素の輝度信号レベルに応じた繊細なコントラスト調整を行い、明るいところと暗いところが混在したシーンに対応する[DynaLatitude(TM)機能]、高輝度の被写体を撮影した際に発生する白つぶれ、色飛びを防ぐ[DCC+機能]、画面の暗い部分の輝度を色合いを変えずに調整可能な[ブラックストレッチ/コンプレス機能]を備えた「TruEye(TM)プロセッシング」を採用。目で見た感じに近い、自然な色の再現を可能にしました。さらに垂直方向ディテール、スキンディテールなど多様なディテール補正機能によりシーンの細かい画づくりが可能です。

水平解像度600TV本の高解像度と、水平および垂直方向のピーキング調整機能で正確なフォーカシングをサポートする「DXF-801」を標準装備。カムコーダーの動作状態表示などの基本機能を備えるほか、キャラクター表示のON/OFF、タリーランプのON/OFFが外部スイッチで切り替え可能。さらにタリーランプの明るさ切り替えやレンズを照らすライトを備え、劇場など暗い場所での操作性を高めました。スキャンサイズの16:9または4:3を自動判別して動作します。

オペレーターの肩の形にフィットする「ダイナフィット」を採用。肩の凹凸に合わせて形状を変え重量を分散。ショルダー時のバランスが取りやすく、撮影姿勢の保持に貢献します。

オプションのカメラアダプターCA-DU1を装着することで、ビデオディスクユニットDSR-DU1との一体化運用(*)に対応。カムコーダーの操作性を損なわずにハードディスクとカセットテープのコンビネーション収録環境が得られます。DSR-DU1はCA-DU1のスロットインメカニズムにより着脱も迅速に行えます。またDSR-DU1が備える各種機能の利用により、収録における機動性/信頼性の向上、および収録後の編集効率の向上に貢献します。

  • *DSR-DU1の電源はカムコーダーに装着したバッテリーから自動供給されます。各信号の入出力は、ドッカブル運用時はCA-DU1とカムコーダー間をi.LINKケーブル(CA-DU1に付属)で接続します。その他の場合はDSR-DU1とカムコーダー間をi.LINKケーブル(別売)で接続します。

堅牢な金属製のカバーはオーディオ記録レベル調整つまみの誤操作を防ぐ機構とともに、オーディオ設定状態(記録レベルのオート/マニュアル切り換え、入力セレクト)がカバーを閉じたまま視認できます。また設定切り換え時もオーディオ設定部だけの扉の開閉が可能な2枚扉構造で迅速な操作に対応します。

誤操作を防止するスイッチガードをはじめ、操作頻度の多いスイッチ類を外部に、また操作頻度の少ないスイッチやボリュームをカバー内部に配置しました。

●クリップ(*1)の自動生成:カムコーダーのRECスタート/ストップ連動しクリップを自動生成。生成されたクリップからRECスタート点のサムネイル、タイムコード情報が得られます。
●キャッシュ記録(*2):カムコーダーからの映像・音声信号をキャッシュメモリーに繰り返し記録し、RECスタートによりメモリーの映像・音声信号を含めてハードディスクに記録を行います。
●インターバル記録(*3):一定時間おきに録画を行うことができます。花の開花の観察記録などに便利な機能です。

  • *1 素材映像のIN点からOUT点までを単位とした編集点情報です。
    *2 キャッシュメモリーには最大8秒間の映像・音声信号を貯えることが可能です。
    *3 記録の周期は30秒、1、5、10分から、また1回に記録する時間は0.5、1、1.5、2秒から選択可能です。

映像出力用にアナログコンポジット/コンポーネント、Y/C、デジタルコンポーネントの各端子を装備。カムコーダーをプレーヤーとしたデジタルダビング、またバックアップVTRやビデオアダプター無しでピクチャーモニターの接続に対応します。

・ハイパーゲイン
ワンタッチの操作でゲイン(電気的増幅)を0dBに対して約120倍(42dB)に上げることができます。リモート操作も可能です。
・カメラ設定が再現できるセットアップログ(SetupLog(TM))機能
撮影時の環境設定を、テープに刻時記録できます。記録したデータを使って、同じ撮影条件を再現することが可能です。
・EZモード
カムコーダーの設定状態を確認する時間がないとき、ワンタッチの操作で、標準的な状態で自動調整機能を働かせた応急的な撮影を行うことができます。

・ATW(オートトレースホワイトバランス)
照明条件の連続的な変化に、ホワイトバランスが自動追尾。屋外から屋内に移動しながらの撮影や、ホワイトバランスを調整する時間がないときに威力を発揮します。
・TLCS(トータルレベルコントロールシステム)
光量変化が通常の絞り自動調整の範囲を超えても、オートゲインコントロール(AGC)と電子シャッター(AE)を動作させ、過度な明るさを適正にコントロールします。
・フリーズミックス機能
ビューファインダーに、すでに記録したシーンのフリーズ画を半調で出力することができます。これを撮影するシーンに重ね、フレーミング合わせの目安とすることが可能です。

特定の撮影条件を再現するセットアップファイルのFILMLIKEモードパラメータを、より一層フィルムカメラでの撮影に近い画調にブラッシュアップ。呼び出したFILMLIKEファイルは画質に関する調整を加えることも可能です。調整後のファイルをユーザーファイルとして設定し、カムコーダー本体に登録またはテープに記録することもできます。