Creator's DNA | 新聞広告アーカイブ
おじさん同士で、また来てしまった。
図版:新聞広告 Vol.1「撮る道具は、遊びながらつくれ」

平日、午前11時。人影まばらな遊園地の中年男性2人組。あやしい者ではありません。ソニーの技術者です。

もちろん彼らはメリーゴーランドに乗りに来たわけではなく、どの場所よりもひときわ色彩あふれる遊園地で、デジタルカメラの「色再現」のテストをしているのです。技術者の間で、とりわけ再現がむずかしいといわれる人工色。これを、無機質なカラーチャートのテストにとどまらず、天候や季節など、さまざまな光の条件下で撮影してみようという試みです。いわば、「生きた現場」でのカラーハンティングなのですね。

もちろん、これは私たちの取り組みのほんの一例。「色の不思議」は尽きることがなく、私たちが乗り越えなければならないテーマも、実にさまざまです。例えば、人間の目は太陽光であれ、室内照明であれ、リンゴの「赤」はほぼ同じ「赤」に見えるよう、脳が補正するといわれています。同じことをカメラがかなえるために、まず、レンズからの光を、デジタルの目といえるイメージセンサーで捉え、電気の信号に変える。これをプロセッサー(画像処理エンジン「BIONZ」ビオンズなど)と呼ばれる頭脳で補正し、人が美しいと感じる写真に仕上げる。つまり、人間の感性を吹きこむのです。この時ほど、ソニーならではの技術が活きる瞬間はありません。アナログの時代から、センサーもプロセッサーも自らの手で開発し、個人用からプロ用機器まで手がけるという、他に例を見ない技術の蓄積。その技術の結晶が、デジタル一眼レフ「α」や「サイバーショット」、「ハンディカム」となって、あなたの手に握られているのです。

人々が見たことのない高画質を実現したい。その強い想いを胸に、今日も私たちは研究室を飛び出します。

どこかで、カメラ片手に「遊んでいる」ようにしか見えない大人を見かけたら、ソニーの技術者かもしれない。そう思ってください。

つくる情熱、撮る楽しみ。
2007年10月28日 掲載
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