QUALIA
QUALIA 006
映画ならではの映像を、ありのままに再現する。
フルHDディスプレイデバイス「SXRD」豊かで自然な色彩「光学系」高画質回路「ベガエンジンHD」高音質「S-Master」快適操作「XMB」
QUALIA 006 Topデザイン/その他機能価格/主な仕様/カタログPDFアクセサリー
映画ならではの映像をありのままに再現する。
映画の映像のようななめらかな質感。引き締まった黒。そして、鮮やかな赤色。映画ならではの映像をありのままに再現するために、ソニーが独自に開発したフルHDディスプレイデバイス、「SXRD(Silicon X-tal Reflective Display)」。QUALIA 006は、この「SXRD」を採用。従来のプロジェクションテレビの画質を一新します。 「SXRD」
先進の液晶デバイス設計技術によって生まれたディスプレイデバイス「SXRD」
「SXRD」は、アルミニウムミラーが並んだ単結晶シリコン上に
液晶セルを実装した反射型液晶パネル。従来の透過型液晶パネルのように、
光を透過するのではなく、前方からの光を反射することで映像を表示します。
高解像度と高い開口率の両立が可能なうえ、独自の垂直配向液晶技術の採用や、
高度なパネル化プロセス技術の確立により高輝度だけでなく高コントラスト、
高速応答も実現。ソニー独自の液晶デバイス設計技術を生かし、
高画質映像のために欠かせない性能を盛り込みました。
フルHDの高解像度と大画面でもメッシュ感のないなめらかな映像
「SXRD」は、対角0.78インチのディスプレイパネルに画素ピッチ9μmで

構成された1,920×1,080ドットというフルHDの高解像度を実現(図1-)。
ハイビジョン放送の高精細な映像をそのまま表示します。
画素は0.35μmの間隔で配置(図1-)。
図1:「SXRD」のデバイス技術ポイント
大画面になるほど目に付きやすいメッシュ(網目。画素と画素の隙間による
格子状の影)感や輪郭のギザギザ感をほとんど感じることがありません(図2)。
QUALIA 006は、この高解像度パネルをRGBの3原色それぞれに使用し、
自然な色再現を実現しました。また、画素間スペースの極小化により
92%以上の高い開口率を実現。高輝度化にも貢献しています。
図2:メッシュ感の比較画面イメージ
引き締まった黒を再現する高コントラスト
映画にとって非常に重要な黒の再現のため、ソニーは独自の
「垂直配向液晶材料」を採用。さらに、液晶セル厚を薄くすることで

デバイスでのコントラスト比3,000:1以上を実現しました(図1-)。
黒浮きを解消し、黒を引き締めることで暗部の階調を豊かに表現します。
動画ブレの少ない5m以下の高速応答
液晶ディスプレイデバイスでは、液晶材料が充填される液晶セル層の厚さが
薄いほど応答速度の高速化に有利になります。そこでソニーは、液晶セル層を
薄くするための技術やプロセスを開発。単結晶シリコン駆動素子の平坦化技術、
均一な配向膜の成膜技術、そしてセル厚の均一化のために必要なスペーサーを
画面内に使用しないウェハー単位パネル化プロセスなど。
これらにより「SXRD」は、業界最薄クラスの厚さ2.0μm以下を

実現(図1-)し、5m秒以下という高速応答を可能にしました。
刻々と変化する色、激しく変化する映像に素早く追随し、
ブレの少ない鮮明な動画を表示します。
また、こうした生産技術の確立で基板内へのごみの進入も大幅に軽減でき、
高画質な映像と品質の向上を両立しました。
高画質を長時間楽しむための高信頼性
「SXRD」の高画質性能を長く持続するために、配向膜の素材には光の照射に対する耐光性に優れた無機材料を使用(図1-)。また、液晶パネルの背面全体にヒートシンクを備えることで、ランプの投射による発熱を効率よく冷却し、安定した動作を確保しました。 「SXRD」パネルの背面のヒートシンク