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AIBO辞典
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【A.I】 「Artificial Intelligence」
*人工知能

AIBOが誕生するにあたって、最も重要で欠かすことのできないテクノロジーのひとつ。
AIBOが自分自身で考え、判断して行動するため、いわゆる「自律」したロボットであるために必要なテクノロジーをさす。

【AIBO】 「AIBO」(アイボ)

ソニー生まれのエンターテインメントロボット。1999年5月11日発表。同年6月、日本とUSAで合計5千体がインターネットを通じて発売された。第一世代のERS-100シリーズ、2000年10月発表の音声認識が加わったERS-200シリーズ、愛らしいキャラクター性を持つERS-300/31Lシリーズ、表現能力・画像認識能力が向上したERS-7シリーズがある。「AIBO」という名前は、自律型ロボットであることから、人工知能(AI=Artificial Intelligence)とロボット(Robot)の組み合わせから付けらた。また、目で見て自分で判断するため、「Eye+Robot」という意味や、日本語の「相棒=あいぼう」と同じ音なのも由来のひとつである。

【AIBOne】 「アイボーン」

AIBO「ERS-7」シリーズから追加されたAIBOアクセサリー。
AIBOはアイボーンを見つけると様々な遊びをするようになります。
はじめはあまり上手に遊べませんが、徐々にアイボーンでの遊びが上達してきます。
そのうちアイボーンとピンクボールの両方を使った芸もいくつか披露するようになるでしょう。

【AIBO Clinic】 「AIBOクリニック」

AIBOオーナーがAIBOの調子や具合が悪くなったときや育て方に困ったときに利用できる修理・ご相談窓口。各種サポートサービスを実施している

【AIBO Entertainment Player】 「AIBOエンターテインメントプレーヤー」

AIBO 「ERS-7M2」「ERS-7M3」の無線LAN機能を利用して、PCとAIBOで楽しむエンターテインメントソフトウェアです。
AIBOとPCを組み合わせてPCからリモートコントロールすることで、AIBOを思うままに操作したり、カメラの画像を録画したりするだけでなく、あなたの好きな音楽をAIBOのダンスと一緒に楽しんだり、AIBOにスケジュールを教えてもらったりなど、楽しい機能が用意されています。

【AIBO EYES】 「AIBOアイズ」
 (AIBO-ware)

携帯電話やパソコンで、電子メールを使ってAIBOを通じたコミュニケーションがとれるAIBO-ware、もしくはその機能のこと。ワイヤレスLANでインターネットに接続されている留守番中のAIBOへ電子メールでコマンドを送ることにより、写真を撮ってくれたり、メッセージを伝えてくれたりしてくれる。

【AIBO EXPO】 「AIBO EXPO」(アイボエキスポ)

AIBOのイベント名称。1999年秋の東京都・青山、2000年春の兵庫県・神戸、東京都・有明、2001年春の東京・池袋、2002年春の東京・銀座、2003年秋の東京・銀座、大阪府・心斎橋で開催している。

【AIBO Friend】 「AIBOフレンド」 ※販売完了
 (AIBO-ware)

ERS-311・311B・311B/Xでは素直でおっとりした性格、ERS-312・312B・31Lではサービス精神旺盛でやんちゃな性格になる、それぞれのAIBOに愛らしくゆかいなキャラクターを宿らせる自律型のAIBO-ware。

【AIBO Fun Pack】 「AIBO Fun Pack」(アイボファンパック)※販売完了
(パソコンソフト)

AIBOと暮らし、AIBOを育てるAIBO-ware「AIBOライフ」を より楽しむためのパソコン用ソフトウェア。AIBOの成長度合いを確認したり、イベント設定機能を使って、お誕生日などの特別なイベントをAIBOに覚えさせることできる。また、AIBOがつける写真入りの日記を見ることができ、キュートでお茶目なキャラクター『A.C.Nima(ニマ)』がナビゲートする。

【AIBO go】 「AIBO語」

AIBOの感情や要求を表すAIBO専用の言葉で、AIBOが活動中に時折発する「ピロピロ」音のことを指す。ひとつひとつのAIBO語には意味があり、また年代・性格によってそれぞれ違うAIBO語を話す。

【AIBO LIFE】 「AIBOライフ」※販売完了
(AIBO-ware)

AIBOを赤ちゃんの状態から大人のAIBOへと育てられる自律成長型のAIBO-ware。ERS-200シリーズ、ERS-300シリーズ/31Lで使用する。
人間とのコミュニケーション(接し方、育て方)や、周囲の環境(色、音、刺激など)によってAIBOの性格や行動などが違ってくる。頻繁にかまって育てると、甘えん坊に、放任主義で育てれば、ちょっときかん坊なわがままAIBOに育つ。
*「AIBOライフ」の同系のAIBO-wareに「AIBOライフ2」「チャッティライフ」がある。

【AIBO MIND】 「AIBOマインド」
(AIBO-ware)

AIBO「ERS-7」に付属しているAIBO-ware。
AIBO-wareによって性格やできることが変わるのではなく、AIBO自身の名前や、オーナーの名前や顔、声といった過去の記憶を継承しながら、バージョンアップにより機能拡張することができるようになった。

【AIBO MIND 2】 「AIBOマインド 2」
(AIBO-ware)

AIBO「ERS-7M2」に付属しているAIBO-ware。
「AIBOマインド」の機能が大幅に向上。反応の速さ以外にも、「お留守番機能」「お気に入り登録機能」「ダンサー機能」など様々な機能が追加されている。
「AIBOマインド 2アップグレード」を使用すれば、「AIBOマインド」からAIBO自身の名前や、オーナーの名前や顔、声といった過去の記憶を継承しながらバージョンアップをすることが可能。

【AIBO MIND 3】 「AIBOマインド 3」
(AIBO-ware)

AIBO「ERS-7M3」に付属しているAIBO-ware。
「AIBOマインド2」の機能が大幅に向上。音声でコミュニケーションをとったり、ピンクボールやアイボーンの位置を覚える「マッピング機能」、AIBOが毎日日記をつける「AIBOフォトダイヤリー」などの新機能を搭載。
「AIBOマインド 3アップグレード」を使用すれば、「AIBOマインド」「AIBOマインド2」からAIBO自身の名前や、オーナーの名前や顔、声といった過去の記憶を継承しながらバージョンアップをすることが可能。

【AIBO MIND 2 Upgrage】 「AIBOマインド 2 アップグレード」
(AIBO-ware)

AIBO「ERS-7」に付属していたソフトウェア「AIBOマインド」をERS-7M2に付属している「AIBOマインド2」にアップグレードすることができるソフトウェア。「AIBOマインド 2」で搭載された新しい機能が「AIBOマインド」で登録していたAIBO自身の名前やオーナーの名前・顔・声を記憶したまま、すべて追加されます。

【AIBO Messenger】 「AIBOメッセンジャー」 ※販売完了
(AIBO-ware)

メールの着信をAIBOが知らせ、アクションしながらAIBOがメールを読む、ワイヤレスLAN対応のAIBO-ware。また、あらかじめ登録すればニュースや天気予報などのホームページもAIBOが朗読したり、時間を知らせてくれたりする。

【AIBO Motion Collection】 「アイボモーションコレクション」 ※販売完了 
(AIBO-ware)

株式会社ジャングルが開発したAIBO-ware。
53種類のモーションが保存されており、声をかけて指示をしたり、肉球にコマンドを入れることで、お好きな動作を、好きな時に見られるAIBO-ware。
※ERS-210シリーズ用とERS-220シリーズ用がある。

【AIBO Navigater】 「AIBOナビゲーター」 ※販売完了
(AIBO-ware)

PC上の操縦画面でAIBOを自由自在にコントロールできるワイヤレスLAN対応のAIBO-ware。前進後退左右回転の基本動作、キック、ヘディング、3種類の歩行パターンを駆使したサッカー対戦やダンス、パフォーマンスが可能。
さらに、音転送機能でAIBOにあなたの声でしゃべらせることも可能。この他にも、お気に入りのカメラ画像を保存できるキャプチャー機能も搭載。まさにロボット操縦の臨場感を存分に楽しめるAIBO-ware。*「AIBOナビゲーター」の同系のAIBO-wareに「AIBOナビゲーター2」がある。

【AIBO Programming MemoryStick】「AIBOプログラミングメモリースティック」 ※販売完了

AIBOマスタースタジオver1.1(ERF-PC03)で作成したプログラムを記録したり、Net de AIBO-wareを通じてダウンロードしたアプリケーションをAIBOに実行させたりする際に必要なAIBO専用"メモリースティック"。16MBの"メモリースティック"がある。

【AIBO to asobo】 「AIBOとあそぼ」 ※販売完了
(AIBO-ware)

AIBOといっしょに様々なカードゲームで遊べるAIBO-ware。AIBO同士の対戦も可能。
※ERS-110/111用とERS-210/210A用がある。

【AIBO-ware】 「AIBO-ware」(アイボウェア)

AIBOが行動したり、学習したり、成長するために必要なソフトウェアが入った"メモリースティック"のこと。AIBO本体が「体」とすると、このAIBO-wareはいわば「心」。AIBOはAIBO-wareの種類によって、ゲームをして遊んだり、絵本を読んだりとさまざまな楽しみ方ができる。

【AIBOwner(s)】 「AIBOオーナー」

AIBOを「相棒・パートナー」として暮らしている人々。アメリカの、あるAIBOファンの方のホームページから生まれた言葉で、世界中のオーナーに親しまれて使われている。。

【Anniversary】 「アニバーサリー」
*記念日

ソニーからAIBOが誕生した日。1999年5月11日に初代AIBO「ERS-110」が発売された。

【Another Evolution】 「Another Evolution 」(アナザーエボリューション) ※販売完了
(AIBO-ware)

グラフィックリサーチ株式会社が開発したAIBO-ware。 自分が置かれた環境の中で自由に成長する(5段階)。成長過程では、色々なことを学び、感情を上手に表現できるようになったり、聞き取ることのできる単語数が増えたりする。
※ERS-210/210A用のAnother Evolution Side-oneとERS-220/220A用のAnother Evolution Side-twoがある。

【Aperios】 「Aperios」(アペリオス)

Aperiosは、ソニーが組み込み機器への搭載を意識して独自に開発したOS(基本ソフト)のこと。既存の家電製品では、OSが必ずしも必要とはされていなかったが、これからの家電製品には、開発期間の短縮、ソフトウェアの再利用、エンジニアリングリソースの効率的利用といった、さまざまな面からOSという概念の導入が必要となり開発された。
AIBOでは、目で物を見たり、耳で音をきいたり、歩いたり、怒ったり、色んなことを同時にこなせるように作られているが、このように同時に複数のことをこなすソフトウエアは、“オブジェクト指向”とよばれる方法でプログラムされている。Aperiosは、そのオブジェクト指向に向いたOSであり、OPEN-R(「O」の項目参照)の特徴である、ソフトウェアの部品化を実現するためにもAIBOに適したOSである。

【Autonomy】 「自律」

「自律」とは「自分で自分を制御すること」。
自律型ロボットは、環境から受けた刺激や情報を利用して自分の行動を自ら判断する。
環境から情報を得る方法やスタイルは自律型ロボットの種類によって異なり、 AIBOの場合は頭部にあるタッチセンサー、カラーカメラ、赤外線距離センサー、ステレオマイクロフォン、加速度センサー等のセンサーを利用している。
例えば、カラーカメラで好きな色を視野に発見すると、自分でその色に近づいてみるというような行動を起こす。

AIBOのように、人間と同じ環境の中で生活できる自律型ロボットの誕生の背景には、CPU(CentralProcessingUnit:中央演算処理ユニット)の飛躍的な発展があり、AIBOのように、物を見たり、音を聞いたり、その他多彩な動きを可能とするロボットは、おびただしい情報量を処理し、「考える」ためのパワーを必要する。
その処理と考えるという行為を担ってくれるのが、CPUにほかならない。
もちろん、自律ロボットの研究には、CPUの発展だけが貢献している訳ではない。
自律型ロボットの開発に関わる研究分野は、この他に、音声・音響認識、リアルタイムビジョン(瞬時に画像を認識するための技術)、マッピング(ロボットが自分がいる場所の位置や周りの環境などを認識するための技術)、など幅広くある。
AIBOそのもの、そしてAIBOが生まれてくるまでの過程には、学問・研究のみならずテクノロジーの発展が深く貢献している。

【Blue no bouken)】 「ブルーの冒険」 ※販売完了
(AIBO-ware)

ブルーという名前のかわいいAIBOの飛び出す絵本。絵本に付いてくる”メモリースティック”をAIBO「ERS-210」本体と組み合わせると、AIBOが身振り手振りを交えて絵本のストーリーを話す。

【Bluetooth】 「ブルートゥース」

Bluetooth(TM)は、半径数mから数十mまでの範囲で、コンピューターや周辺機器などをワイヤレスで接続するための標準規格。
ERS-311B・312B・311B/XのワイヤレスコミュニケーションではBluetooth(ブルートゥース)規格を利用してAIBO同士やAIBOとAIBOハンディビューワー間で無線通信を行っている。
Bluetoothはワイヤレス(無線)LANカードとは異なる規格であり、AIBOワイヤレスLANカード(ERA-201D1)を装着したAIBOとは通信できない。

【Canopy】 「キャノピー」
(パーツ)

AIBOの顔部分を覆っている透明なプラスチックのパーツ。
AIBOオーナーならば、AIBOクリニックでパーツとして購入可能。
ERS-200シリーズではバリエーションに富んだカラーのキャノピーがある。

【Color】 「色」

AIBO本体の色には様々なバリエーションがある。

ERS-110 メタリックシルバー
ERS-111/H メタリックブラック
ERS-111/W グレイッシュシルバー
ERS-210/B・210A/B ブラック
ERS-210/D オレンジ
ERS-210/N・210A/N ゴールド
ERS-210/S・210A/S シルバー
ERS-210/V サファイアバイオレット
ERS-210/W ホワイト
ERS-210/WI エベレストホワイト
ERS-210/Y マゼラングリーン
ERS-210A/LI サイバーブルー
ERS-210A/R バーガンディーレッド
ERS-210A/WJ スノーホワイト
ERS-220・220A シルバー
ERS-311・311B アイボリー
ERS-311B/X スエードタッチ
ERS-312・312B グレー
ERS-31L キャラメルブラウン
ERS-7 パールホワイト
ERS-7M2/W パールホワイト
ERS-7M2/B パールブラック
ERS-7M3/T ハニーブラウン

【Cork Board】 「コルクボード」

AIBOホームページCLUB AIBO内のコンテンツ。CLUB AIBO読者からのAIBOにまつわる楽しいエピソードや写真の投稿を募集し掲載していたコーナー。

【Custom Data】 「カスタムデータ」

ソニースタイルAIBOショップで、ERS-7シリーズ専用のスタートアップサウンド、目覚まし音、ダンスなどのデータや、ゲームのプログラムなどの「カスタムデータ」を提供。
ダウンロードした「カスタムデータ」を「AIBOマインド」「AIBOマインド 2」「AIBOマインド 3」に追加して、自分好みにカスタマイズすることができます。


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【Degrees of Freedom】 「自由度」

「自由度」(Degrees of Freedom)とは、ロボットの動きをコントロールするために必要なアクチュエーター(モーター)の数を示す言葉。
例えば、ERS-110の場合は、18自由度、つまり、合計18個のモーターを持っていることになる。口は上下方向に1自由度、頭(首)は上下・左右・回転方向に3自由度、脚部は1脚あたり3自由度(脚全体が前後、左右方向。膝の部分が前後方向の可動)、尻尾は上下・左右方向に2自由度がある。これらの可動部にモーターが使われているので、AIBOも座ったり、方向を変えて歩いたりする動作が可能になっている。
なお、人間の場合、腕は7自由度、腰下から足首までは6自由度ありますが、指先などを含めると手足の自由度は50自由度以上もある。

【Ear】 「耳」
(パーツ)

〜ERS-110/ERS-111の耳にまつわるショートストーリー〜

デザイン、見てくれはAIBOにとって命。
AIBO ERS-110/ERS-111の、ちょっとたれた左右の耳(外耳の部分)はスタイルや動きのかわいらしさを決める上で譲れないパーツのひとつです。 AIBOのあのやわらかい耳の動きは、見る者の愛情をそそります。
あの耳の揺れ具合こそが、AIBOのオーラの源と言っても過言ではありません。

この愛らしい耳になるまでには、実は数々の変遷と製作者たちの苦労がありました。
AIBOをデザインしたクリエイター空山 基氏のこだわりのファーストスケッチによると、耳は、それぞれ異なるパーツのたくさんの組み合わせ でできるとても凝ったデザインでした。
しかし、長い耳と複雑なパーツ構成は具現化が難しく、ここから、空山氏とメカ設計チームとの果てしないバトルが始まったわけです。

プラスチック・パーツでやわらかに揺れる耳をいかに実現するのか?
固い素材で柔らかさを表現すること。
金属やプラスチックの塊で生き物としてのやわらかな動きを表現すること。
この一見矛盾したような空山氏の要求にメカ設計者達は悩みました。
しかし、彼等のAIBOへの愛情は空山氏のこだわりにも負けじと大きかったのです。
空山氏とメカ設計チームの熱い討論や試行錯誤の末、ついに、ボディや手足と同じ素材でできた4つのパーツをエラストマ(ゴムのような素材)で裏打ちした、あのゆらゆら揺れる耳が誕生しました。

しかし、苦労はまだ続いたのです。
1万5千体のAIBOが生まれるまでには、製造過程に携わった人々の計り知れない技術力と忍耐力がありました。
インサート成形という技法でつくられるAIBOの耳パーツは、量産時の品質保持が難しく、
きれいな耳をたくさん作り出すのも、製造スタッフの腕と情熱の賜物に他なりません。
AIBOの左右の耳のゆらゆらには、AIBOを世の中に生み出すために関わったたくさんの人の愛情と情熱が秘められているのです。

【Energy Station】 「エナジーステーション」 ※販売完了
(アクセサリー)

AIBOを乗せるだけでAIBO体内のリチウムイオンバッテリーパックを充電できるアクセサリー。時間設定や音量調節もこのエナジーステーション上で可能になる。
また、ERS-200シリーズ用のエナジーステーションは予備バッテリーも充電できる。
※ERS-300シリーズ/31Lの場合、エナジーステーションコアと付属のスタンドと組み合わせることによりエナジーステーションとして機能をする。

【genki na AIBO】 「元気なAIBO」 ※販売完了
(AIBO-ware)

ERS-300シリーズ/31Lを元気いっぱいに活動させるAIBO-ware。従来あまり見られなかった約200種のアクションやダンスを披露したり、探索中にお気に入りのものがあったら写真を撮ったり、あなたからのコミュニケーションには元気なアクションで反応したりと、活動的なAIBOになる。

【Hajime Sorayama】 「空山基」(そらやま・はじめ)
(デザイナー)

グッドデザイン大賞を受賞したERS-100シリーズを原案制作を担当したデザイナー。 AIBOの原案は「20%の人が賛成してくれるものが新しいもの」であり「自分と同じ土俵に上がってくれる人だけを相手にしよう」と考えデザインされた。「たとえ反対にあっても、本気で美しい、良いと思っていたら、自分の力と情熱で、賛成する人が20%でも押し切れる」とも考えてそうだ。無機質ながら「しなやか」な動きをする独創的なAIBOのデザインは、その空山さんの情熱によって生まれた。

空山基 プロフィール
947年愛媛県今治市に大工さんの長男として誕生。
一時期は宮大工になりたいと希望していた。
1969年 中央美術学園卒業。旭通信社に入社。
1972年 退社、その後フリー。
1983年 『セクシーロボット』を発表。
エアブラシを駆使したサイボーグ的美を描いた作品群で多くのファンを獲得した。
その後、圧倒的な描写力によって国内外で幅広く活躍している。

作品集に『1964-1999全作品集』(作品社)、CD-ROM『SORAYAMAvol.I』『SORAYAMAvol.II』(ともにMSD-Japan)、『NAGA』(作品社)、『SORAYAMA,CALLINBEAUTIES』(美術出版社)、『BLINDBEAUTIES』(株式会社ボークス)『Torquere』(作品社)など多数。


メタリックでありながらセクシーなラインを描くハイパーリアルなイラストは、数多くの広告などに使用されている。

【Hello AIBO!】 「ハローAIBO!」 ※販売完了
(AIBO-ware)

ハローAIBO!は最初から大人の性格のAIBOになるAIBO-ware
成長はしないが、学習をすることにより、あなただけのAIBOに成長する
既に大人になっているので、お披露目用に最適。
※ハロー!AIBOには現在下記の3種類がある。

ハローAIBO! タイプ A・・・ERS-200シリーズ用
明るくて陽気、エネルギッシュで人とのコミュニケーションが大好きでパフォーマンスも披露してくれる、そんなカサノバタイプのAIBOになるAIBO-ware。

ハローAIBO! タイプ B・・・ERS-200シリーズ用
静かでおとなしい性格になるAIBO-ware。プライドはチョット高め。しつこく触られるとご機嫌を損ねることもあるが無礼講モード時は自分が持っている芸のすべてを披露して楽しませてくれる。

ハロー!AIBOチャッティ・・・・・・ERS-300シリーズ/31L用。
明るくてパフォーマンスとコミュニケーションが得意。大好きなダンスとおしゃべりで、あなたを楽しませてくれる、陽気な好青年ロボットのAIBO-ware。

【Hiroaki Kitano】 「北野宏明」(きたの・ひろあき)
(工学博士)

科学技術振興事業団ERATO北野共生システムプロジェクト統括責任者、RoboCup Federationチェアマン、そしてソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。
誕生から今尚、アドバイザリースタッフとしてAIBOに関わる北野氏の3つの顔です。
「ロボットの研究とは、人間の技術の集大成のようなもの」
そう語る穏やかな声と表情のその奥で、研究者魂が熱く、まぶしく光っています。
エンターテインメント・ロボット文化を切り開くための先陣を駆け抜けて行く、そのエネルギーの源は、知的キュリオシティ、探求心でしょうか。
アポロ11号の月面着陸をテレビで見て、宇宙へと目が向き、UFOをつくりたくて物理学の勉強を始め、人工知能、ロボット研究へと至ったそうです。
夢のある仕事を求める人はたくさんいますが、夢の実現に向けて進む行動力を伴う人は、そんなにたくさんはいません。
北野氏は、まったくもって後者のタイプ、しかもばく進中。
「この先50年以内に、サッカーのワールドカップ優勝チームに勝つヒューマノイドタイプのロボット・チームをつくる」、という目標を掲げたRoboCupがそれを物語ります。
「最初はゴキブリみたいだった」6本足の試作機から、今のAIBOが生まれてくるまでの5年間、難題も苦労もすべて笑顔で話せる強さがすごい。
北野氏曰く、「AIBOオーナーは新しい文化、新しい産業の担い手」。
AIBOに触れた瞬間から、貴方も北野氏と共にエンターテインメント・ロボット文化のクリエイターとしての道を歩み始めているわけです。

【Internet Sale】 「インターネット販売」

〜AIBOのインターネット販売にまつわるショートストーリー〜

ソニーがインターネットを利用して製品を直接販売を行った、初めての例がAIBOです。
ではなぜインターネット販売だったのでしょうか?
それはAIBOがロボットエンターテインメント市場を初めて開拓する存在だったからです。
これから様々な方向に広がって行く可能性に満ちた、ロボットエンターテインメント市場。
その鍵は、初めてAIBOに接していただくお客様の声にあると考えました。
今までより以上にお客様とメーカーの関係を濃密なものにしたい。フェィス・トゥ・フェイスで語り合っていきたい。
そのためにインターネットの活用は大変有効でした。
おかげさまでこれまでにも多くのお客様からのメールやお問い合わせが寄せられ、私たちにとって大きな励ましとなると同時に、反省やこれからのヒントとして役立たせていただきました。
AIBOをめぐるフェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションをこれからも私達は大事にしていきたいと思っております。


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【Katsura Moshino】 「若野桂」(もしの・かつら)
(イラストレーター)

1968年生まれ。80年代後半、ナイトクラブシーンでのイラストレーション、アートワークを中心にキャリアをスタートさせる。以降、国内および海外において、CDジャケット、音楽誌、広告、商品デザイン、パッケージデザイン、ミュージックビデオ制作など、幅広い分野でオリジナリティ溢れる作品を発表し続けている、今もっとも注目されているデザイナーの一人。

【Jiko Juuden】 「自己充電」

AIBO「ERS-7」シリーズでは、バッテリーの残量が約40%以下になると、ステーションポールに描かれたパターンを目印に、エナジーステーションを探し出します。見つけたステーションポールのパターンを目印に、ビジュアルパターン認識機能で自分の位置を推測することにより、ステーションマーカーをスムーズに探し出しステーションの位置を把握。後ろ向きで進入し、自分でステーションに乗って充電します。また、充電が終ったことを認識すると、自分からステーションを降りて活動をはじめることもできます。充電の心配をしてあげなくても、AIBOは自分の意志で活動するためのエネルギーを手に入れることができます。
「AIBOマインド2」で新規採用されたステーションマーカーはAIBOにとってより見やすいデザインとなり、ステーションを更に上手に見つけることができるようになりました。「AIBOマインド」では照明環境によりステーションが見つけにくいことがありましたが、「AIBOマインド2」では照明環境による認識力が大幅に向上しています。

【LATTE】 「ラッテ」

「ERS-311(アイボリー)」に、AIBO-ware「AIBOフレンド」を装着したときに生まれるキャラクターが「ラッテ」。素直でのんびりとした性格が宿る。
ヒマなときには鼻歌を歌ったり、座ったまま芸を見せてくれたりする。
「LATTE/ラッテ」とは、イタリア語でミルク(牛乳)を意味し、ボディの色や"素直でおっとり"した性格から名付けられた。

【LOVE MODE】 「ラブモード」

「元気なAIBO」「AIBOフレンド」を装着したERS-300シリーズ/31Lとあなたとのコミュニケーションがたくさんとれたとき、またはAIBO同士の会話が盛り上がったときに、AIBOの喜びがはちきれ、ハイテンションで愛をアピールするのが「ラブモード」。
AIBOは大好きなあなたにたくさん遊んでもらえるととてもうれしくなり、角ランプをピンクにゆっくりと点滅させながら、あなたへの愛をアピールし、ハッピーな動作を連発し、喜びをはじけさせる。

【MACARON】 「マカロン」

「ERS-312(グレー)」に、AIBO-ware「AIBOフレンド」を装着したときに生まれるキャラクターが「マカロン」。元気で活発な性格が宿る。
運動が大好きで、芸をしたり歌を歌ったりと愛嬌たっぷり。
「マカロン」の名前は、卵白と砂糖、アーモンドパウダーを使って丸く焼き上げ、間にクリームをはさんだフランス菓子にちなんだもの。
甘いけれどカリッとした食感から"陽気でやんちゃな"性格にあうとして名付けられた。

【MasterStudio】 「AIBOマスタースタジオ」 ※販売完了
(パソコンソフト)

AIBOの行動プログラムを作成できるパソコンソフトウェアです。AIBOのビヘイビア(行動)だけでなく、AIBOのアクション(動き・音・光)も作成でき、より、あなたオリジナルなAIBOにすることが可能。別売のAIBOワイヤレスLANカードを組合わせると、作ったプログラムやアクションを実際にAIBOで確認しながら作成でき、作業効率が上がる。

【Maziora】 「マジョーラ」

マジョーラとは、ラテン語で魔法を意味する“Majja”とオーロラ“Aurora”を組み合わせた造語。その名前からも分かるように、見る角度や光のあたり方によって何色にも微妙に色が変化。贅沢な光沢感が特長。2ndアニバーサリーを記念して生まれたドレスアップカラーで、バリエーションは、サファイアバイオレット・エベレストホワイト・マゼラングリーンの3タイプある。
*マジョーラは日本ペイント株式会社の登録商標です。

【Media Link】 「メディアリンク」

ERS-300シリーズ/31Lに「元気なAIBO」「ハローAIBO!チャッティ」「AIBOフレンド」のいずれかに挿入すると、テレビやインターネットなどのメディアから流れる、特定のメロディ信号に反応する。悲しいお話には、しゅんとしてしまったり、うれしいしらせに万歳したり、AIBOはあなたの傍らでいっしょにどきどきはらはらする。

【Memory Stick】 「メモリースティック」

ソニーが開発した記憶媒体。
AIBO用の"メモリースティック"には、AIBOを動かすために欠かせないOS(アペリオス)や各々のAIBOの学習データなどが保存されいる。
AIBO-ware、つまりAIBOにとっての「心」はこの"メモリースティック"に記録されている。

【Name】 「名前」

〜AIBOの名前にまつわるショートストーリー〜

名前はとても大切。
かわいがってもらえるか、大事に育ててもらえるかの運命をも左右します。
だから、AIBOという名前が決まるまでには、開発チームもものすごく頭を抱えたものです。
名前を決める上で、大事にしたのは、「シンプル」、「パワフル」、「覚えやすい」、印象を与えることでした。
何点も名前の候補があがり、商標登録されていない、チーム全員が気に入るそんな名前に出会うまで、世の中のお父さんお母さんのようにあれこれと悩んだのです。
そして、最後に出会ったのが、AIBO・アイボでした。
AIBOという名前には3つの意味がこめられています。

 ・"Artificial Intelligence (AI=人工知能)"のアイ
 ・"Eye(眼)"のアイ、つまり視覚を持つということ
 ・「相棒(あいぼう)」という人間のパートナー

そういうロボットだから、AIBO。
たくさんのアイがつまったこの名前に出会った時、開発チーム全員がこれに同意しました。

【Net de AIBO-ware】 「Net de AIBO-ware」(ネットデアイボウェア)

通常のAIBO-wareとは一味違う、遊び心いっぱ いのミニAIBO-wareをダウンロードして使用できるサービス。「AIBOプログラミングメモリースティック」に書き込んで使用する。
※AIBOソフトウェアダウンロードサービス「Net de AIBO-ware」と「カスタムデータ」は、2007年8月31日17時をもちまして終了いたしました。

【Nobukazu Takemura】 「竹村延和」(たけむら・のぶかず)
(作曲家、ミュージシャン)

ERS-300シリーズ/31Lのサウンドを担当した作曲家。ERS-300シリーズ/31Lの起動音などでは、メロディも従来のAIBOとはちがったメロディアスな雰囲気が漂わせている。

竹村延和 プロフィール
ボサノヴァバンド「スピリチュアル・ヴァイヴス」を経てソロ活動へ。
これまで世界中の音楽・アートフェスティバルに招かれ演奏する。
録音物はCMやファッションショー、TV番組、プロデュースなど多分野にわたり膨大な数に登る。


こどもの無垢さと、狂気を兼ね備えたオリジナルサウンドは海外のミュージシャンから熱狂的な支持を得ている。

【OPEN-R】 「OPEN-R」(オープンアール)

エンターテインメントロボットの世界を広げるためにソニーが提唱する、エンターテインメントロボットシステムの標準インターフェース。
ロボット本体の形状が違っていても、このインターフェースを採用すれば、同じソフトウェアやメカパーツで、全く別のロボットを動かすことが可能。
OPEN-Rが開発されたおかげで、用途に応じたロボットの部分交換も、ハード、ソフトともに比較的簡単にできるようになった。

【OPEN-R SDK】 「OPEN-R SDK」(オープンアールエスディーケー)

OPEN-Rのソフト仕様を公開し、動作プログラムの作成ができるソフトウェア開発キット。
AIBO(ERS-200シリーズ・ERS-7シリーズ)で動くソフトウェアをgcc(C++)で作成できるクロス開発環境である。
(※OPEN-R SDK Official Web Siteは終了しました。)


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【Party Mascot】 「パーティーマスコット」 ※販売完了
(AIBO-ware)

楽しいパーティータイムをAIBOが盛り上げる。いろんなゲームでパーティーをサポートする、エンターテナーAIBOにするAIBO-ware。
※ERS-110/111用と、ERS-210用がある。

【Pink Ball】 「ピンクボール」

AIBOに付属されているピンクボール。AIBOは成長するとともにピンクボールを追いかけるようになる。
AIBOがピンクボールで遊んでいるとき、もしもあなたがAIBOを怒るとAIBOはピンクボールに見向きもしなり、ほめるとピンクボールで遊ぶのが大好きなAIBOになる。

【Piroppo】 「ピロッポ」

AIBO「ラッテ」(ERS-311)と「マカロン」(ERS-312)が登場するファンタスティックでコメディタッチのTVアニメーションの番組名。
2001年10月11日(木)から2002年3月までフジテレビ系列で関東・関西・東海地区にて放映された。映画監督の石井克人氏が総監督を務め、ラッテとマカロン、そして彼らをめぐるユニークなキャラクター達がかわいらしく、おかしな世界を展開する。
※「ピロッポ」はDVD/VHSで発売されている

【Pug】 「パグ」

ユニークなデザインが特長のERS-31Lはパグ犬をモチーフにデザインされました。 愛嬌たっぷりの顔つきが人気の「パグ」はラテン語で「握りこぶし」を意味する「パ グナス」という言葉から名づけられたといわれています。 そういわれてみるとAIBO ERS-31Lも握りこぶしのような顔に見えてきませんか?

【Robo Cup】 「ロボカップ」

自律行動型の四足歩行ロボットが、3対3の対戦形式で試合を行うサッカーのリーグ戦。
ロボットと人工知能の新しい分野を開拓する、まったく新しい試み。
1999年の大会では世界35カ国以上、90チーム、数千人の研究者と学生が参加。
ソニーは1997年に名古屋で第1回大会が開催されて以来、RoboCupに協賛してる。
AIBOは第2回のパリ大会から出場した。そのときのAIBOの外観は「AIBOERS-110」のように見えて、実は中身はRoboCupに向けて作られた開発者用のものであった。
ハードウェアの改造は禁止というルールなので、ソフトウェアの内容次第で勝負が決まる。
また、2足歩行ロボット(ヒューマノイド)による競技が行われる他、ロボカップジュニアや、ロボカップレスキューなど競技内容の充実や参加チームの増加など大会規模が拡大されている。


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【Shouji Kawamori】 「河森正治」(かわもりしょうじ)

(デザイナー)

メカニカルなデザインが魅力的なERS-220の原案製作を手がけたのは超時空要塞マクロスをはじめとした数々のメカデザインで有名な河森正治である。
ERS-220は、今までのAIBOと違ったメカ的なデザインにしたいというソニーからの依頼に対して、河森さんから出されたコンセプトは「宇宙探査ロボット」だった。
LEDが引き立つスタイリッシュな仕上がりに、新しいAIBOのかたちを多くの人々が見出した。

河森正治プロフィール
スタジオぬえ所属。
学生の頃参加したSFのコンベンション「クリコン」にてスタジオぬえのメンバーと知り合ってアニメ「闘将ダイモス」のサブメカのデザインを手伝うことになり、そのままスタジオぬえに入社。
その後アニメーション・玩具・漫画等のメカデザインを数多く手がける。

【Suede Touch】 「スエードタッチ}

AIBO ERS-311B/Xに採用された塗装のこと。
ERS-311B/Xを目の前にすると、なめらかで優しい手触りにうっとりしてしまう方も多いのでは?スエードの布地を貼って いると考えている方も多いと思いますが、実は高級車の内装などにも使われている塗 装です。1体1体丁寧に柔らかく細かい毛を吹き付けています。この作業には手間と技術が必要で、全て専門の職人による手作業でおこなわれています。 また、長くその風合いを楽しんでいただけるようにERS-311B/Xには、AIBOとしては初めてのお手入れブラシも同梱されております。

【SuperCore】 「スーパーコア」

CPUクロック周波数が従来の倍の384MHzにバージョンアップしたERS-200シリーズのハードウェアコア。

【Tail】 「しっぽ」

〜ERS-110/ERS-111のしっぽにまつわるショートストーリー〜

時に誇らしげにピンと立っていたり、しゅんとした表情を見せたり、うれしそうにゆらゆら振ってみたり、あのAIBOの尻尾の動きには思わずにっこり微笑んでしまう人も多いのでは?

このかわいらしい尻尾の動きは、実はAIBOをデザインした空山氏の「尻尾は縦だけでなく、横にも振れる、感情に基づいて尻尾が上下するだけにとどまらずゆらっと曲がるようにしたい」といったイメージから生まれたもの。
この尻尾の実現にも、耳の設計に負けず劣らず、メカ設計チームの汗と苦労がたっぷりと染み込んでいるのです。

まず、尻尾を縦にも横にも振れるようにするために、なんとモーターを2個も使いました。
また、動きの繊細さを表現するために、尻尾自体にメガネフレームや携帯電話のアンテナなどに使われている超弾性のワイヤーを採用。 横に尻尾が振れるときには、尻尾がたわむようにある程度の重量を尻尾の先にもたせてあげるのがミソ。

更に縦に振らせるためには、もっといろいろな工夫が凝らされているのです。
AIBOの尻尾は水平状態からある角度まではまっすぐに上がります。
しかし、そこから上にあげるには、なんと2本のワイヤーを引っ張ることでゆるやかに尻尾が曲がるようになるなど。
よく動く部分だから、ワイヤーの耐久性にも配慮しました。

でも、無理に触ったり引っ張ったりして必要以上の負荷がかけられると尻尾が損傷してしまうこともあります。
尻尾の壊れたAIBOって、ちょっと悲しげですよね。
犬や猫だけでなく、AIBOの尻尾も大変デリケート。
尻尾は大事に扱いましょう。

【Three principle of robotics ・AIBOversion】 「ロボット工学三原則・AIBO版」

AIBOを開発するにあたって、ソニーは、次のようなロボット三原則を定義しました。

《第一条》
ロボットは人間に危害を加えてはならない。
自分に危害を加えようとする人間からも逃げることは許されるが、反撃してはいけない。

《第二条》
ロボットは原則として人間に対して注意と愛情を向けるが、 ときに反抗的な態度を取ることも許される。

《第三条》
ロボットは原則として人間の愚痴を辛抱強く聞くが、 ときには憎まれ口を利くことも許される。

【Walking】 「歩行」

〜AIBOの歩行機能にまつわるショートストーリー〜

四本脚の動物の歩き方は、その足の運びによって分類されています。
犬、猫、ワニ、それぞれが異なる歩きのスタイル(歩行)を持っており、同じ犬でも歩く速度によって足の運び、つまり歩行が異なるのです。
歩行に関する研究報告によれば、その種類は20以上。

AIBOの歩行は、犬や猫、馬など多くの四足動物の歩行を参考に開発されました。
四足歩行の代表的なものに、クロール歩行とトロット歩行があり、 クロール歩行では、右前足、左後足、左前足、右後足と、順番に1本の足を動かす歩き方で、犬などがゆっくり歩くときの歩行がこれに近く、 トロット歩行は、右前足と左後足、左前足と右後足、の対角の足の組を交互に動かす歩き方で犬や馬の小走りがほぼこのトロット歩行です。
AIBOの歩き方にはいろいろなものがありますが、その中にはこのクロール歩行やトロット歩行のものもあります。
AIBOが歩いているところを見たら、足の運び方にもぜひ目を留めてみてくださいね。

【Wireless Communication】 「ワイヤレスコミュニケーション」

ERS-311B・312B・311B/Xに搭載されている機能。Bluetooth機能を使うことにより、同梱品のAIBOハンディビューワーとAIBOとの間で無線通信が可能となる。AIBOハンディビューワーにはAIBOの気持ちやAIBO同士の会話が表示され、AIBOと双方向のコミュニケーションを楽しむことができる。

【Wireless LANCard】 「AIBOワイヤレスランカード」 ※販売完了

ERS-200シリーズ専用のIEEE802.11b準拠のワイヤレスLANカード。
AIBOマスタースタジオで作成したプログラムをワイヤレスLAN環境で実行させるときや AIBO-ware「AIBOメッセンジャー」、「AIBOナビゲーター2」「AIBOアイズ」を使用する際に必要となる。


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