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ホーム用ビデオカメラではAVCHDがにぎわいを見せているが、業務用ではやはりHDVだ。それだけに記録メディアとしてのテープには、磁気特性の優秀さと同時に耐久性や信頼性が決定的な要素となる。
 プロ用のHDVテープいえば「DigitalMaster」がトップランク。ソニーの蒸着テープ技術の結晶と言える製品だが、大量に使用するとなると「安心して使える優秀なテープなのは確かだがコストがね・・・少しでもいいから安くならないだろうか」という声も聞こえてくる。そのようなニーズに応えるのが「Professional HDV」だ。
 HDVテープの製造では、真空釜の中でベースフィルムにコバルトを蒸着させるわけだが、その条件出しがノウハウの固まりで、いかに蒸着磁性体粒子を微細化して高密度充填するかが、HDVのような短波長記録にとって重要なポイントになる。  一般的に蒸着層を厚くしていくと、だんだんと粒子が太く成長する傾向があるため、粒子の密度が粗くなる。だから、できるだけ薄くしたいのだが、ある程度の厚みがないと耐久性に問題が出る。キズや剥離によるドロップアウトが、デジタルノイズやフリーズを引き起こす要因となってしまう。  テープにキズがつくと、そこで剥がれた粉がヘッドの汚れや目詰まりを起こす。ヘッドが汚れたまま使用すると、新品のテープにキズをつけてしまう。業務用テープでは、磁気特性と同等に耐久性が欠かせない。
 「DigitalMaster」では、磁層を2層にして高密度充填を実現しているが、蒸着工程が2度になれば、当然コストアップになる。もし1層で特性を出せれば生産性は向上するし、コストメリットも大きい。こうして「Professional HDV」シリーズが開発されたのだ。  「DigitalMaster」と同じ「ハイパーエバーティクルIV」蒸着技術を採用した1層蒸着テープだ。蒸着成膜時の酸素導入方法に工夫を凝らし、磁性体粒子の微細化を実現。高密度充填により高出力と高C/Nを得ている。これが高いエラーレートマージンを引き出している。
 特性を見ると、1層でありながら「Digital Master」に迫る高エラーレートマージンを確保している。これは凄い。しかも、製品のバラツキが少ない。品質管理を徹底しているからだ。高い品質規格をクリアし、常に安定した性能を提供する・・・それがテープへの信頼性につながる。
 さらに、磁性層の表面に形成するDLC保護層の厚みと膜質を最適化すること、潤滑剤層とのバランスも重要だ。キズがつきにくいと同時に、安定した走行性を実現するためのしなやかさや滑らかさが必要になる。硬くて軟らかい・・・この相反する条件を両立させることが、耐久性の向上をもたらすからだ。
 DSR-2000(14ヘッドを搭載する編集機器)のポーズスタンバイモードによる過酷な耐久性テストでも、きわめて優れた結果を見せている。低温環境や湿度の異なる条件でも高い耐久性を実現しているという。 撮影、編集、送出など、業務用&プロ用HDV制作スタンダードモデルに違いない。予算の都合で民生用テープをつかっているユーザーに朗報だろう。

■Professional HDVのラインナップ

型名 サイズ HDV記録時間 DVCAM記録時間 価格(税抜き)
PDV-276HD スタンダード 276分 184分 4,100円
PDV-186HD スタンダード 186分 124分 3,250円
PDV-124HD スタンダード 124分 82分 2,700円
PDV-96HD スタンダード 96分 64分 2,250円
PDVM-63HD ミニ 63分 41分 1,650円
PDVM-34HD ミニ 34分 22分 1,300円

2層蒸着タイプのDigital Masterに対して、価格は75%くらいに抑えられている。