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株式会社札幌テレビハウス様
北海道神宮のそばで閑静な環境に札幌テレビハウスの瀟洒な社屋とスタジオがある。
最新鋭の設備と経験豊富なスタッフを有し、TV-CMや番組、VP等を一貫して制作する総合的なプロダクションとしてご活躍されている。特筆すべきは、北海道というローカルな場所でありながら、ビデオライブラリー業務を成功させ、質量ともに業界屈指の実績と評価を上げられていることである。今回は海外取材の合間をぬって、お忙しい大上四郎会長にお話を伺った。


住所 〒064-0951
札幌市中央区宮の森1条11丁目2番
TEL 011-612-0505
FAX 011-612-2535
http://www.tv-house.co.jp/
-この映像素材ライブラリーの商売のキッカケになったのはどういうことだったのですか?
1977年(昭和52年)の有珠山の噴火があった時に、偶然そちらの方へ仕事で行っていたのですが、その時に爆発して「こんな映像を撮っとけば将来必要になるだろうなあ」と思ったのがキッカケでした。その後も、ものづくりに必要になりそうな映像を先に撮っておく方がコストや時間を考えると効率が良いと考え、セスナを1ヶ月チャーターして北海道212市町村、全てを先に撮影してしまったのが本格的なライブラリーのビジネスのスタートでした。それ以後は、暇さえあれば身近なところから撮りまくり、北海道という地の利を生かして自然のものを中心にラインナップを広げて行きました。
-その後の日本各地のライブラリーの追加はすごい勢いですね。
北海道を皮切りに、その後は順次全国を廻り一応全都道府県の映像を浅く広く撮りました。とは言え季節の違いや祭りなど様々な映像が求められ、とうてい対応しきれるものではないので、今でも春、夏、秋など季節を変えて何度も撮りに行っていますよ。日本も四季それぞれ違うのでこちらとしては大変だね(笑)
−海外ロケの方もすでに60ヶ国を超えているとお聞きしましたが?
毎年数回海外にも撮影に出かけています。今年はすでに東南アジアをHDで再撮する為に、中国、香港、ベトナム、カンボジア、タイ、シンガポール、インド、韓国と行って来ましたが、この後はアフリカのサファリーの動物を撮りに行く予定です。
−60ヶ国も撮影されると、国々でかなり問題も多いと思うのですが?
国によっても多少異なりますが、だんだん撮影が難しくなって来ました。建造物や遺跡などはもちろん、街並や風景を撮影するにも予め許可を取らないとだめな所が多くなって来ました。ライブラリーの場合は使用目的が明確にできないので結局許可が取れないことになる。又、人物を撮る時も何に使うのか聞かれ困ることが多くて結構大変です。こっちはこれが商売のネタなので必死になって、何とか撮影しようと思ってるし(笑)
エジプトなども大変で、博物館などでは1時間10万円の請求をされたりしてね。
こちらも撮るものを決めている場合は良いのですが、色々撮りたいと思っているし、これだと決める頃にはもう1時間経っている(笑)三脚たてて照明の準備をしていると「ハイ1時間経ちました」と、こんな時には時間に正確なんだよね(笑)
-現場でこれまで一番感動されたのは?


マチュピチュの町は感動しましたね。そこで虹を見たんですが あんな奇麗な虹を見たのは初めてでした。天気の変化が早くてね、あっという間に霧が出てあっという間に晴れるんですよ。なんでこんなところに こんなもの造ったのだろうと不思議でした。クスコより少し低いのですが、クスコで高山病になった人でもマチュピチュでは治ってしまうんです。
また、今あるところで「南極のペンギン」というタイトルで7月発売予定のDVD化の為に、編集作業をしているのですが、南極大陸の中に海峡があって、かなり大きな船でしたが南極に着くまでは 非常にゆれて地獄みたいでした。しかし、その海峡を通るときには それまでの地獄のゆれはぴたっと止まり、静かになり周りからは音も全然聞こえてこないんです。甲板に30人くらい出てたのですが30人とも言葉が出ずに、周りも音も無く異常な静けさでした。たまに聞こえてくるのは、砕氷船にぶつかる氷の音くらいでしたが、その時は感動しましたね。多分皆も黙っていてシーンとしていたので感動していたと思いますよ。風景もね、氷山流氷が周りにあり、その中を船が静かに通って行くのは本当にロマンチックな感じでしたよ。
あとは、イグアスの滝、ブラジルでの1000頭の牛の暴動、数十万羽のペンギンのルッカリ、4万羽のカモが一斉に飛び立つ瞬間、パタゴニアの氷河の崩落など、やはり自然、野生の瞬間で感動することが多いですね。
-会長自ら、飛び回られてご活躍ですが?
通常の事業とは異なり相当根気よく、数十年という単位で考えなければいけないので、社員任せでは出来る仕事ではないと考えています。もう既に20年以上経っていますが、ようやく評価され始め、目処が立って来たところです。従って、通常の仕事は社員に任せ、ライブラリーの方を自分で陣頭指揮しているのが実状、年齢を考えると後何年やれるか分かりませんが、足腰が立っている間は頑張りますよ。大変な事も多いが、良い画が撮れれば楽しいもんですよ!何よりも、この仕事を始めてから、世の中のことを調べたり、いろいろと体験できるので随分と勉強になっていいですね。
-札幌テレビハウス様独自の素材があるとお聞きしましたが?
開花や発芽の微速度撮影を15年程前から行っていまして、バラや桜などいろいろな花の開花や、豆やひまわり等の発芽などが大量にあります。おそらく業界でも一番多いと思いますよ。今はHDでもコマ撮りのできるカメラもありますから楽ですが、初めの頃は人手でやっていましたから大変でした。その為に温室まで作って本格的にやっているんです。中々こっちが思っている方に上手く発芽してくれないんだなこれが(笑)
-かなり前からHD映像収録を中心にされていますが、撮影そのものに変化は?
4年前から、ライブラリーの全てはHD収録しています。今は使われるのが殆どSD(4:3)なので、ダウンコンして出していますし、画角には大変気を使っています。今は過渡期だからしかたないですね。
-1万巻以上のライブラリーの整理や管理はどのようにされていらっしゃいますか?


撮影の後が大変なんですよ。撮影してきたら1週間から10日間をかけて素材を整理します。これが本当に重要な作業で我々の売りの一つだと思っています。お客様が見やすいような分け方で整理しておくことが一番大切です。鳥だ海だ山だというようなジャンル別に分けたり国ごとに分けたり、撮影期間以上の時間をかけて整理をしています。
まさに撮る以上に大変です、通常ではこれが出来ません。箱の中に入れていても何もならない、撮った映像が死んでしまう。
この辺が我々の長い経験の一つだし、お客様の要望にすぐに応えられる大事な要素なんです。まさに、きめの細やかさがサラリーマンのやり方では駄目で、欲がないと駄目なんです、面倒くさいことだから。ライブラリーをやりたいところは一杯あるが、この辺が違うんです。放送局の方でも我々のライブラリーを提供させて頂いていますが、見つけやすいと言うところも大きく評価いただいております。
-ブロードバンドになってくるとビジネスの仕方も変化しますね?
事業展開はネットに大いに期待しています。
しばらく撮り貯めておいて、1987年から全国を対象に事業展開を始めましたが、ローカルというハンディがあるので、徹底した素材の整理とサンプルの配布、スピード化を図ってカバーしてきました。今はネットがあるので少しは解消されたかなと思いますが、もっと今後はネットを有効に活用して行きたいと思っています。
現在 保有する素材は SDが約25万カット、HDが約10万カット、私の子供と同じですよ!それぞれ想い出があるし、その映像がネットを通じてどんどん利用され、放映されることが楽しみですね。
-記録メディアに関してご意見いただけますか?
ご存知のとおり時代と共にVTRのフォーマットも変わって来るので、我々は大変です。 Uマチック、1インチ、ベーターカム、D-2、D-3、DVC-PRO、DVCAM、HDCAM等々ありますが、デジタルになってからはドロップアウトの心配がなくなっただけでも有難い。アナログの時は粉塵に随分悩まされましたが、今ではほとんど気にしなくても良くなったし、使い回しのテープも安心して使える。時々、結露やイジェクトのトラブルはありますが、ほとんどがハードの問題でテープの問題は最近起きたことがない。長い間この商売をやってるしテープに関しては信頼をしています。我々の商売の資源は映像素材だから、これを入れるテープが不安であれば恐くて眠れないよ。この信頼をキープできるようにさらに頑張ってください。ただ山や海外に大量に持って行く時などには小さいテープがいいなとつくづく感じますね(笑)
アフリカでの撮影が予定されていると聞きましたが、無事終了することをお祈りしております。本日は貴重な話を本当に有難うございました。
今回は忙しい海外取材の合間にお話を聞くことができましたが、札幌テレビハウス様では
(1)高画質映像による貴重な映像収録 (2)最新HD設備を有しての高品質な素材 に並んで
(3)お客様に選んで頂き易く管理する独自のノウハウなど映像素材ライブラリービジネスの貴重な話を聞くことが出来ました。北海道ならではの大自然の映像からはじまり、世界60ヶ国以上の映像素材、種などの発芽まで非常に多種多彩な映像の宝庫です。是非、映像が必要な時は札幌テレビハウス様(電話011-612-2606)に依頼されてはいかがでしょうか?お客様の要望の映像素材が見つかると思います。