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レスパスビジョン株式会社様
今回のインタビューは、ユニークなシステムを自社開発し、市場を開拓してこられた
レスパスビジョン株式会社の代表取締役社長 鈴木仁行 様にお話をうかがいました。


住所 〒151-0051
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-15
秀和代々木駅前ビル4F
TEL 03-3478-0521(代)
http://www.lespace.co.jp
「18年前からワークフローイノベーションをしています!」
- 社長自ら開発されたシステムがあるそうですが。
 はい、18年前に開発した「マルチオフラインシステム」のことですね。
それまでのオンラインは、1インチVTRを3〜4台使っていたのですが、テープをかけかえたり、カラーバーを調整したり、1つ1つ手間がかかっていました。編集担当にしてみれば、時間と手間がかかるのが当たり前で、なんの疑問も持っていなかったようです。当時 私はMAのミキサーをしていたので、ミキサーの目でオンライン編集室を見ると、とても非効率に感じていたわけです。
 それならばいっそのこと、オフラインの時点で15台のVTRを同時進行でPLAYさせリアルタイムにスイッチングすれば、精度が高く効率のいいオフラインが可能となり、オンライン編集の効率も上るのではないかと思い、「マルチオフラインシステム」というのを業界に先駆けてつくり上げました。
 現在はハードディスクを用いて、27ソースを同時進行で編集できるシステム「ノンリニア マルチオフライン コンポーザー」を構築しています。プレビュー画面では9分割を3画面表示することができ、必要があれば今後ソース数を増やすこともできるような拡張性も確保しています。
ノンリニア マルチオフライン コンポーザー(NMC)システム系統図
インタビューにお答え頂いたお客様
- 具体的にはどのようなコンテンツで活躍していますか?
 当社は、音楽関係の仕事が非常に多く、全体の50%はコンサートビデオやプロモーションビデオなどが占めています。 2時間もののコンサートビデオを編集しようとすると、大体1,000カット以上あるのですが、もし従来の方法でやるとすれば、テープの取り替えだけでも相当な時間のロスにつながります。従来ならば翌年発売になるところを、マルチオフラインシステムならば3ヶ月以内にリリースすることが可能となります。レコード会社にとっては、発売にもっていくことが最重要ですから、お客様には大きなメリットを感じていただいています。
 また、アーティストの意図を柔軟に反映できるため、オフラインの時点で最初から完成度を上げることができます。リリースまでの意思決定がとても早くなったことも、大きな付加価値といえるでしょう。時間効率を上げるだけでなく、精度の高いオフライン編集をすることで、オンライン編集でやり直しということも少なくなりました。
 従来のオフラインでは タイムコードを紙にメモしていた時代に、国内でいち早くEDL(Edit Decision List)を取り入れて、オンラインの効率アップにもつなげていきました。
ノンリニア マルチオフライン コンポーザー編集室 コンサートビデオの場合も、さまざまなアングルを
確認できるため、効率よく完成度の高い編集が可能
「これからはデジタルHDです」
- 現在はどのようなことに取り組まれていますか?
 制作意図を十分に反映したものにするため、オンライン編集もやっています。さらにHDノンリニア編集室を積極的に増設しており、素材をお預かりすれば、完成度の高いHD完パケをつくることが可能です。
 音楽関係の仕事でもHD制作を手がけています。コンサートステージのバックグラウンド映像として大画面スクリーンに投影するのですが、このときHDで制作をすることで、インパクトと、大きな感動へとつながります。また、HD制作のフィルムコンサートを日本全国10箇所で展開することもあります。音楽以外でも、映画・CM関連や、自動車のVPなども手がけています。
- HD制作の今後についてお聞かせいただけますか?
 これまでフィルムで行っていたことを、撮影後、加工・編集から上映までデジタル化するというムーヴメントが十数年前にハリウッドのポストプロダクションに起こったのですが、国内でも同じことがより一層 浸透してくるのではないかと期待しています。
 テープメディアで残せる標準的なフォーマットとしては、HDCAM-SRに期待しています。 RGB 4:4:4をサポートしているので、合成のクォリティにも納得できます。映画・CM分野では、一番クォリティの高いメディアを必ず選択するので、35ミリフィルムで撮影したとしても、映画のデジタルマスターとしてHDCAM-SRに記録することも増えるのではないかと思います。 5.1chサラウンドに対応していて、オーディオテープを別途用意する必要がなく1本に収まるので、長尺だと手間が半分になるところもいいですね。
 これからは、音楽関係の仕事に加え、映画やCMなどのハイエンド映像というジャンルのHD制作にも積極的に力をいれていき、仕事の幅を拡げていきたいと思います。