Promedia
商品情報 技術情報 サポート FAQ/用語集 インタビュー
Site Map
インタビュー
ユーザーインタビュー
Pro MOユーザーインタビュー
ユーザーインタビュー
ユーザーインタビュー11
株式会社 ベイエフエム様

株式会社 ベイエフエム様

  株式会社ベイエフエム様は、1989年千葉市に開局したFM放送局(78.0MHz)。生放送を中心とした個性的な番組、高音質の放送で首都圏のリスナーの人気を集めています。
  2006年12月、局舎を千葉市・中央区からベイエリアの美浜区(幕張)に移転され、局内設備をフルデジタルのシステムで更新されました。この局舎移転と設備更新に合わせて、録音メディアも従来の6mmテープを主体とする運用からソニーの放送・業務用レコーディングメディアPro-MOに一元化され、番組・CM・取材等の収録すべてでフル稼働されています。
   同社 技術局長 上埜嘉雄様、技術部 部次長 稲垣利幸様に、多彩な番組制作で活躍するPro-MOの役割や用途、運用の成果や評価などを伺いました。

株式会社 ベイエフエム様
千葉県千葉市美浜区中瀬2-6 WBGマリブウエスト27F
urlhttp://www.bayfm.co.jp
技術局長 上埜嘉雄様技術部 部次長 稲垣利幸様
- 本社の移転に合わせて放送設備をフルデジタルのシステムで更新
  当社は1989年に、千葉市で開局しました。首都圏のFM局としては後発でしたが、番組内容を個性的で魅力的なものとし、また技術的に高音質化に注力した成果もあり、リスナーに大変高い支持をいただいています。
  開局17年を迎え設備の更新時期でもあった2006年12月に、本社をそれまでの中央区からベイエリアとして発展する美浜区(幕張)に移転しました。1991年からサテライトスタジオを設置・運用していたビルの27階、東京湾を一望できる素晴らしいロケーションが魅力です。交通アクセスなど利便性にも優れ、イメージアップやスタッフのモチベーション向上にも貢献しています。
  設備の更新コンセプトの柱は、フルデジタル化としました。局内のスタジオやマスターなどの設備、局内回線系はもちろん、外部から入ってくる中継回線まですべてデジタル化しました。文字通り、送信機の手前まですべてデジタル信号で一貫させることが可能になりました。そして録音用メディアには、ソニーの放送・業務用MOディスクPro-MOを全面的に採用するとともに、番組や素材の録音はもちろん、外部からのCMや素材の搬入についてもPro-MOで一元化しました。
  この局内設備のフルデジタル化やPro-MOの全面採用により、音質の劣化を究極まで抑えた、より高音質で信頼性の高い放送を実現するとともに、番組制作のワークフローの改善や作業の効率化が可能になったと思っています。


- スタジオ、公開番組、素材、インタビューなどすべてPro-MOで録音

局内にある5つのスタジオにはPro-MOによる録音・再生が行われています。また、5ヶ所のサテライトスタジオにもPro-MOの記録・再生が可能になっています。
  社内に5つのスタジオ、ほかに成田空港第1ビル内など5ヶ所にサテライトスタジオがあり、番組の8割ぐらいを生放送が占めています。サテライトスタジオからの放送も、本社マスターまでISDN回線で結んでいますから、たとえば成田でCDをかけた場合、送信機の手前まですべてデジタル信号のままで伝送されることになります。
  録音番組は、基本的にはスタジオ等でPro-MOに録音し、編集やキュー信号の打ち込みなどを済ませた完成品として仕上げます。その完成品を再度Pro-MOに入れ、マスターの送出サーバーにファイリング(登録)し、上位の放送システムであるAPSにより送出されることになります。完成品を収録したPro-MOはそのままマスターに置かれ、万一の際のバックアップとされます。スタジオ以外での録音、たとえばイベント会場などで行われる公開番組の録音や、生放送で使うインタビューなどの素材もすべてPro-MOを使って録音しています。
  CMも同様です。収録時間が秒単位で短いため、民生用MOで搬入されるケースもありますが、原則的にはPro-MOでの搬入をお願いしています。これらのCM素材も録音番組と同様、マスターのCM専用の送出サーバーにファイリングされ、APSにより送出されます。
- スタジオの稼働効率アップなど、Pro-MOの運用でワークフローも改善

  局内設備のフルデジタル化、Pro-MO全面採用による成果は大きく2つあげることができます。一つは、これまでにお話しした高音質化です。デジタル信号のままでの録音・編集・送出を実現したことで、音質の劣化を極力抑えた放送が可能になりました。
  もう一つは、作業の効率化やワークフローの改善です。録音番組では編集などの作業が必要ですが、従来の6mmテープの時のようにスタジオを長時間使用したり、専用の編集室や編集ブースを必ずしも必要とはしません。ファイル記録のPro-MOに録音した素材なら、たとえば、自分のデスクで自分のノートパソコンを使って、コーヒーを飲みながら編集するといったことも可能です。中には公開番組の録音の際に、MOレコーダーと同時に自分のノートパソコンにも同時に収録しておいて、すぐにその場で素材の確認や編集を行うディレクターもいます。放送までの時間を有効に活用できるだけでなく、チェック作業を手軽にスピーディーに行えることで、間違いやミスを未然に防止することにもつながっています。
  実際、移転に伴い社内のスタジオ数は1つ減ったのですが、稼働効率がアップしたことで、スタジオの有効活用が可能になっています。

- 確実な記録・再生、専用5インチケース採用の使い勝手の良さが魅力
Pro-MO
Pro-MOの保管棚。番組ごとに管理・保管され、放送終了後に消去してここに戻す仕組みとなっています。
  Pro-MOの最大の魅力は、確実に記録・再生できる信頼性の高さです。実際、録再でメーカーが違ったり、古くなったMOレコーダーでもPro-MOならしっかりと記録や再生が可能です。ProMOは全数検査・全面検査して出荷していると聞いてはいましたが、通常の業務の中でそれを実感することができました。放送用途だけに、この信頼性・安定性は高く評価できます。
 もう一つ、非常に好評なのが専用ケースの使い勝手の良さです。6mmテープと同じ5インチケースを採用したことや、原稿やキューシートなどを入れることができるポケットなど、現場での運用をよく考えた設計になっています。貴重な素材やコンテンツを管理・保管する上で、こうした配慮は大変ありがたいと感じています。
  現在、社内には500本から600本ぐらいのPro-MOが稼働中ですが、番組ごとに区分けした保管庫を設けて管理しています。放送が終わると、消去して保管庫に戻すことにしています。
  また、6mmテープの時はチェック欄を設けておき、10回使用したものは破棄していましたが、Pro-MOではそうした配慮が必要ありません。スペック通りの100万回使用することはないでしょうが、6mmテープに比べれば相当に使い回すことが可能です。イニシャルコストだけでなく、ランニングコストの大幅な低減に貢献してくれるものと期待しています。