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山陽放送株式会社 様

山陽放送株式会社 様

   山陽放送株式会社(RSK)様は、岡山エリアの視聴者・聴取者の人気を集めているテレビ・ラジオ兼営局。AM放送(1494kHz)では、地域密着型のワイド情報番組を中心とした生放送、録音番組を放送しています。
  ネットワーク対応のMOレコーダーとサーバーによる番組制作システムをいち早く導入。高品質で効率の良い制作ワークフローを構築されており、Pro-MOの発売と同時に大量導入され、番組の搬入・搬出、あるいは自社制作用の録音メディアとしてフル稼働されています。
  同社 技術局 送出部 副主任 光畑周平様に、RSKラジオの番組制作の特長やPro-MOの用途、運用の成果などを伺いました。

山陽放送株式会社様
岡山市丸の内2-1-3
urlhttp://www.rsk.co.jp
技術局 送出部 副主任 光畑周平様
- 10年ほど前からネットワーク対応のMOレコーダーを導入、番組制作で運用
  RSKラジオは開局以来、一貫して地域密着型の番組でエリアのリスナーから支持を受けてきました。現在も、生放送スタジオ2つ、2つの制作スタジオ、2つの編集室を使って、平日は朝・昼・夕方のワイド情報番組などの生放送を中心に、また休日や深夜帯では自社制作、あるいはネットワーク局等から配信される録音番組などを放送しています。
  すべての番組をAMステレオ放送するなど、高音質化とより魅力的な番組づくりを可能にする制作システムの導入に注力してきました。MOの導入もかなり早く、10年ほど前にネットワーク対応のMOレコーダーとサーバーを使った制作システムを導入しました。
  各番組のディレクターは、サーバー内に10GBバイトを上限とするフォルダを持ち、そこで番組制作を完結できるようにしました。どのスタジオからでもアクセスし編集できるなど、ワークフローも改善しています。サーバー内で完成した番組を一旦MOに入れ、マスターにある送出用のDAF(Digital Audio File)に登録することになります。現在はDAFにアナログ入力しかないため、MOに入った番組を倍速再生して登録する仕組みですが、2008年2月にマスターを更新する予定で、これによりデジタルコピーが可能となりますから劣化のないデジタルのままでの登録が可能となります。
  CMも、自社で制作する場合はEDPS(営放システム)で自動生成されるリストに従ってCM用DAFに登録、広告代理店からMO等で搬入される素材は番組と基本的には同様のフローでDAFに登録しています。このCM登録もマスター更新でデジタルコピーが可能になります。
- Pro-MOの魅力はハイクオリティと保存・管理に便利な5インチ専用ケース
   ソニーから発売されたPro-MOは、MO化に早くから取り組んできた当社にとっては待ちに待った製品だったと言えます。  その理由の一つは、放送業務用にふさわしいクオリティの高さです。容量も1.3GBで、約100分の高音質録音が可能ですから、1時間番組にも余裕を持って対応することが可能です。
  そしてもう一つの理由は、5インチサイズの専用ケースを採用している点でした。Pro-MO導入の最大の決め手になったのは、実はこのケースにあったといっても過言ではありません。それ以前は、当然のことですが民生用MOを使っていたわけですが、放送業務用として使うには問題が数多くありました。たとえば3.5インチサイズのケースは落とすと壊れやすく、何よりも原稿などの付帯情報を記した紙を輪ゴム止めするしかなく、放送用素材の保存や管理に安心して使えるものではなかったからです。
  しかしPro-MOは、それまでの民生用MOでの悩みを一気に解消してくれました。たとえば、ケースカード(帯)で番組名や放送日を確認できますから、棚に並べて保管・管理できます。キューシートや原稿などの紙情報はポケットに、登録のアドレスや登録済みスタンプ等は背表紙に入れることができ、ミスを未然に防止することができます。放送局での録音メディアの運用をよく考えたケースであると、現場でも好評です。
社内で制作用に使われているPro-MO。
- 現在1,000本以上のPro-MOを番組搬入や自社制作用でフル稼働中

   すでに1,000本以上のPro-MOを導入しており、そのうち7割が番組の搬入・搬出用として運用しています。ネットワーク局等からの番組搬入、あるいは当社からの搬出では1本のPro-MOが戻ってくるまでに約1ヶ月かかりますので、そのローテーションを余裕を持って確保するためには相応の本数が必要になります。CM用で使われる場合も少なくありませんので尚更です。
  残りの3割、約300本は社内で制作用として使われています。サーバーで完パケした番組をDAFに登録するためのメディアとして、あるいはサーバーの容量を超えた場合の保存などに使われています。
  Pro-MOはラジオ運行が管理しており、使用後には必ず所定の場所に戻し、番組の制作時にディレクターが改めて持ち出すようにしています。民生用MOは別ですが、Pro-MOについては個人や番組での所蔵を原則禁止としています。個人管理を認めると死蔵されることも増えますから、ローテーション確保が難しくなるためです。
  前述しましたように当社の番組制作はサーバー主体であり、またディレクター本位に行われます。従って、社内ではPro-MOによる素材の受け渡しといったことがありませんが、ディレクターの間でもPro-MOのデジタルならではのクオリティの高さや容量、使い勝手の良さは評価されているようです。

- 今後もPro-MOは確実に搬入・搬出できる主力録音メディアとして運用
CM素材の保管棚
CM素材の保管棚。6mm、Pro-MO、民生用MOなどが混在しています。
   今後、放送設備のデジタル化・ネットワーク化はますます進展していくものと思われます。当社でも制作システムだけでなく、本社と東京間でネットワーク転送できるようにし、緊急時の素材転送などに運用中です。
  しかし、ネットワーク転送では保存・管理が難しいだけでなく、入力ミスといったリスクもありますから、放送用途で求められる確実性を満たすことはまだできません。特に、番組やCMの搬入・搬出ではキューシートや原稿といった紙情報が不可欠ですから、信頼性が高く、確実性のあるPro-MOは今後も重要な役割を担っていくと考えています。制作や編集といった分野では、さらにネットワーク化を進めていくと同時に、放送素材を確実に受け取り、あるいは受け渡すためのメディアとしてPro-MOを活用していくことになるのではないかと思います。
  6mmテープに比べて、ランニングコストを大きく低減できる点もPro-MOの魅力です。当社では、番組搬入・搬出のローテーションをさらに余裕のあるものとするために、また社内に流通している1,000本以上の民生用MOの置き換えなどのために、今後もPro-MOを順次増やしていく計画です。