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テープクリーニング&フォーマット変換:お客様の声
ご利用頂いたサービス:U-matic を Digital Betacam・Betacam SXへ変換
琉球放送株式会社様
琉球放送様には2002年よりこのサービスをご利用頂いており、
現在までに約1,000巻のU-maticテープをDigital Betacam やBetacam SX等の
デジタルフォーマットへと変換されていらっしゃいます。


http://www.rbc-ryukyu.co.jp
今回は、報道制作局 制作部 大盛部長様にお話を伺いました。
-このテープクリーニング&フォーマット変換サービスを依頼されたきっかけをお聞かせ下さい。
インタビューにお答え頂いたお客様 記録フォーマットがデジタルに移行され始めた10年ぐらい前からフィルムやU-maticなどの古い映像をコピーしなくてはいけないという認識は、常にありました。大きなきっかけとなったのは、やはりU-matic VTRのメンテナンスが3年ほど前に打ち切りになったことですね。
フィルムや1インチは社内でコピー作業を進めることが出来ましたが、U-maticは、再生機の目詰まりが酷く、とても社内で作業を出来る状況ではありませんでした。以前からこのサービスの話は聞いていましたので、U-maticの素材に関しては、このサービスを利用することになりました。
-実際どのテープを変換するか、その選定に苦労されたとお聞きしましたが?
U-maticだけで約7,500巻ありましたからね。選定するにも、映像は放送局にとって財産ですから 「残すべき」という声はあっても、「これを捨てよう」という話にはなりませんでした。すべてをコピー出来ればそれが一番なのですが、全てをお願いするのは費用のことを考えると非常に難しい。
そこで、優先順位を付ける為に、ライブラリー委員会を発足しました。
この委員会のメンバーで、タイトル等の情報をもとに、歴史的にみて保存するに値するもの、例えば沖縄芝居や戦争・基地関係のものを第一優先にA・B・C の3ランクに分け、作業を依頼することにしました。
-変換後の映像はいかがですか?
映像のクオリティーには非常に満足しています。初めて変換後の映像を見た時は、予想以上に音も映像もクリアになっていたので、驚きました。単純にコピーするのではなく、クリーニングをしてからコピーをするとこれだけ映像も蘇るのだということを実感しています。
今は、U-maticの素材をお願いしていますが、フィルムでも非常に貴重な映像がまだ残っていますので、こちらも作業をお願い出来ればと思っています。
また、これから作業をお願いしたいU-maticテープがまだあります。日々劣化しているということが非常に心配です。一日も早く作業をお願いしたいというのが本音です。
また、沖縄という土地柄、他の放送局さんから映像の貸し出しを依頼される場合があります。このような場合、デジタルフォーマットで持っているととても貸し出しもスムースに行えるので、助かっています。U-maticのままだと、貸し出しをする為の工数が結構かかっていましたからね。
-変換後のテープはどのように利用されていらっしゃいますか?

ライブラリーにはデジタルフォーマットに変換されたテープがびっしり並んでいます。
戻ってきた映像は、内容を全てチェックし、タイムコードごとに何の映像が入っているのか等の情報を書き起こしています。今後は、このデータをもとに、データベース化をして行きたいと考えています。
どのようなシステムを構築するか現在検討中ですが、分類方法や検索方法なども考慮して、作って行きたいと考えています。

また、変換した映像を集めて、番組を作りたいと考えています。映像をネットで配信したり、今は映像伝達手段がたくさんありますから、うまく利用して貴重な映像の活躍の場を広げて行きたいと思っています。
問題なのは、著作権ですね。この問題をクリアにするのは非常に時間がかかることですが、宝の山をゴミの山にしないよう、力を入れて取り組んで行く必要があると考えています。
-今後のライブラリー展開は?
映像を残こすことの意義を確立していかなければならないですね。
一つは、過去の映像をどのように残し、活用していくかということです。ただ、保存しているだけでは費用がかかる一方で、宝の持ち腐れになってします。残すだけではなく、どのように活用して行くかということが重要ですね。
もう一つは、日々生まれてくる素材をどのように運用して行くかということも、大きな課題の一つですね。
残すものと残さないものの選定や、どのフォーマットで保存するのかということも、難しい問題です。
また、2次利用方法も検討して行かなければなりません。
沖縄には、沖縄独自の文化があります。ライブラリーにはその文化や自然などの貴重な映像が数多く保存されています。この貴重な資産をどのように有効活用していくのか、この課題に力を入れて取り組んで行きたいと思っています。