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What's HDCAM-SR
F23 Shooting Basics
HDCAM-SRフォーマットを用いて記録するデジタルシネマカメラ「F23」は、CineAltaカメラの頂点に立つカメラです。
フィルムカメラの使い勝手や制作手法を取り入れつつ、デジタルならではの多彩な撮影・表現モードを搭載することで、従来にはなかった映像表現を可能にします。
F23
進化したカメラの基本性能とHDCAM-SRフォーマットによる高画質
CineAltaカメラの頂点を極めるカメラとして、さらなる高画質化を実現するため、カメラのコアデバイスであるCCDとDSPを新たに開発。加えて、CCDを取り巻くアナログ回路構成から光学系に至るまでを一新しました。これにより、カメラのダイナミックレンジ(ラチチュード)を拡大でき、解像度が高くノイズの少ない、純度の高い映像を得ることが可能になりました。
この映像を、440Mbps(SQモード)あるいは880Mbps(HQモード)の高データレートと、RGB4:4:4記録・再生を実現したHDCAM-SRフォーマットに記録することで、最高画質を求める声に応えています。
撮影スタイルとコンテンツの特性に合わせて選べる2つの撮影モードを搭載
デジタルシネマカメラF23には、撮影スタイルと制作するコンテンツの特性に合わせて選べるシネモードとカスタムモードの2つの撮影モードを搭載しました。
シネモード
シネモードは、現場で画を作り込むのではなく、ポストプロダクション作業を前提としており、フィルムカメラのオペレーションに相当する撮影ができるモードです。
画作りに欠かせないシャッター、ゲイン、ガンマなど最小限の機能以外は、ほとんどの設定値を固定状態にしています。画作りのための設定値を固定することで、カメラセッティングの簡素化を図ることができ、カメラ本体のカメラオペレーター側に配置したサブディスプレイとユーザーメニューを中心とした、フィルムカメラ同様のシンプルコントロールが可能です。
カスタムモード
従来のHDW-F900R/F900と同様に、現場での積極的な画作りに適したモードです。ビューファインダーやモニター画面に表示されるメニューや既存の調整用リモートコントロールユニットRM-B750などからペイント項目を操作し、現場での自由で多彩な映像調整が可能です。
広ダイナミックレンジ・広色域を活用して一層の高画質化と描写力を実現
F23は、豊富なガンマ設定機能と広色域モードを搭載し、基本性能と共に色再現性が向上しているため、よりイメージに近い映像表現が可能です。
ガンマ設定機能
S-LOGガンマ
S-LOGガンマは、ネガフィルムの感光特性に迫る広いラチチュードと、CCDの持つ黒付近の色再現性の高さを生かし、白飛びや黒つぶれの影響を最小化した階調表現力を実現します。これによりポストプロダクション作業におけるカラーコレクションの自由度が広がります。
  S-LOGガンマ
ハイパーガンマ
ハイパーガンマは、一般的なモニターディスプレイの再現特性であるITU-R709の特性をベースとしつつ、Knee(ニー)機能を使用せず滑らかに高輝度部分を圧縮することで、広いダイナミックレンジを実現します。また、一般的なモニターディスプレイによる撮影現場でのモニタリングも可能です。
ポストプロダクション作業時のホワイトレベルが100%でクリップされる場合と、109%まで扱える場合の2通りに対応した設定に加え、低照度環境下において効果的なノイズの少ない高感度特性の2通りの設定など、合計4通りの設定(ハイパーガンマ1〜4)をプリセットしています。撮影状況に応じて選択することで、簡単なセッティングのみでフィルムライクの自然な階調表現が可能になります。
 
ハイパーガンマ特性
ホワイトレベル 高感度 広いラチチュード
100% ハイパーガンマ1 ハイパーガンマ2
109% ハイパーガンマ3 ハイパーガンマ4
  ハイパーガンマによる画像例(ITU-R709との比較)
ユーザーガンマ(CvpFileEditor対応)
HDW-F900R/F900で活用されているユーザーガンマ設定用アプリケーションソフトウェア「CvpFileEditor」を使って、ユーザーの意図に即したガンマカーブを独自に設定することができます。
F23はCvpFileEditor Ver3.0以降で作成されたユーザーガンマファイルに対応します。
CvpFileEditor | ユーザーガンマテーブル作成用のアプリケーションソフトウェアのダウンロードはこちらから
色域モード
ワイドモード
広色域撮像を実現するモードです。新開発プリズムと最適化信号処理により、従来のHDカメラでは難しかった微妙な色の違いをデジタルでキャプチャーすることが可能になりました。ポストプロダクション作業と組み合わせて加工すれば、色表現の自由度が大幅に広がります。
F900モード
HDW-F900に代表される従来のカメラに近い色再現を実現するモードです。ワイドモードと比較して、撮影可能な色域の範囲は狭まるものの、独自のCMS(Color Management System)技術を使用することで、従来機種と色を合わせつつも、色再現力を向上させています。
HDCAM-SRの特長
SR Motion <SRモーション>
RGB 4:4:4制作
F35搭載の新開発CCD
How To F35/F23
日本映画撮影監督協会 機関誌「映画撮影」掲載記事より|デジタルシネマカメラF23による映画『紅い灯』撮影報告
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