フォーマットについて RDR-GX7


映画やコンサートなどが高画質・高音質で収められたDVDビデオ。1996年の登場以来、急速な普及が進んでいます。しかも、専用プレーヤーの普及だけでなく、AVという枠をこえパソコンやゲーム機など、さまざまな機器がDVDの再生に対応し、いつでもさまざまな場所でDVDを楽しめるようになってきています。
そして、いよいよ記録型のDVDが登場。その高画質・高音質・高機能により、家庭でのデジタルディスクによる映像記録の本格化が期待されています。同時にパソコン用の大容量記録メディアとしての利用も進んでいます。

テレビ放送や録画したテープ、ご自分で撮影したテープなどをディスクに収めるとさまざまなメリットがあります。
■高画質・高音質デジタル記録
記録できるDVDでは、DVDビデオと同じく映像はMPEG-2方式で、音声もドルビーデジタルなどの方式によりデジタル記録します。これにより、高画質・高音質での録画が可能であり、DVDプレーヤーでの再生互換性も配慮されています。

記録型DVDで採用されている主な映像・音声デジタル記録方式
■CDサイズに大容量記録
DVDディスクの容量は、片面で4.7Gbytes。CDの640MBの約7枚分もの大容量により、長時間の映像・音声記録が可能です。また、DVDは、CDと同じ直径12cm、厚さはわずか1.2mmとコンパクトサイズです。多くの映像コレクションも省スペースで収納でき、携帯性にも優れています。

DVDはCD7枚分の大容量

注:1.46Gbytes容量の直径8cm DVDの規格もあります。
■高速アクセスでの再生/編集
ディスクならではのランダムアクセスで快適操作が行えます。
例えばメニュー機能を使って録画内容を確認でき、見たい映像をスピーディに再生できます。録画も、頭出し不要。録画ボタンを押すだけで自動的に未記録部分への録画が開始されます。

さまざまな映像ソースをDVDディスクに残して快適に楽しめます
■高い保存性
レーザーで信号を読み取ることによる非接触方式なので、再生を繰り返すことによる劣化はほとんどありません。また、テープのような「伸び」や「切れ」、「転写」がなく、高画質・高音質のまま保存できます。さらに、デジタルならではの強力なエラー訂正機能により、キズや汚れに強い優れた再生信頼性も獲得しています。

非接触のDVDは劣化が少なく長期保存も可能
■互換記録により、さまざまな場所で再生可能
録画したディスクは、DVD対応機器で再生可能なので、記念の映像をディスクでプレゼントしたり、録画した映像を車の中や別室のゲーム機などでも楽しむことができます。

いろいろなところでDVDは楽しめます
■ディスク上でのノンリニア編集
テープメディアの編集では、テープからテープへのダビングによる編集となるため、わずかな不要なシーンを削除するという簡単な編集でも時間をかけてすべて録画し直す必要があります。結果が物足りなければ、不満な箇所以降をまた録画し直し…。一方、書き換え型のDVDの場合、1枚のディスク上で編集ができます。不要なシーンを削除するのも、簡単な操作で瞬時に行え、不満な箇所だけを再編集することもできます。さらに、順番を入れ替えたり、複数のシーンを集めて新たなタイトルを作るなどの高度な編集を行えるディスクや記録フォーマットもあります。

記録型のDVDとしては、追記型と書き換え型を合わせ現時点でDVD-R、DVD-RW、DVD+RW、DVD+RそしてDVD-RAMの5種類のメディアがあります。それぞれについて開発の背景と特徴を簡単に説明します。
■DVD-R
CD-Rと同様、1回だけしか書き込めない追記(ライトワンス)型の規格としてDVDフォーラムが正式に認定しているのがDVD-R(規格名称:DVD-Recordable)です。DVD-Rは、もともとDVD-ROMやDVDビデオを開発するためのマスターディスク作成や動作検証用に開発されたもので、再生専用DVDと高い互換性を持っているのが特長といえます。容量は、2000年に策定されたVer.2.0規格(2月にオーサリング用、5月に一般用)以降で、他の書き換え型DVDと同じ4.7Gbytesになっています。

■DVD-RW
追記型のDVD-Rを書き換えできるようにしたのがDVD-RW(規格名称:DVD Re-recordable)で、DVDフォーラムが認定した規格です。再生専用DVDと仕様が近いのが特徴です。DVD-RWは、DVD Video RecordingとDVD-Videoの2つの記録フォーマットに対応しています。まず、Ver1.0規格でDVD Video Recordingに対応し、2000年3月策定のVer1.1規格からDVDプレーヤーでも再生できるDVD-Videoフォーマット記録にも対応しました。書き換え可能回数は約1,000回となっています。

■DVD+RW
DVD+RW(規格名称:DVD+ReWritable)は、CD-RW/-Rドライブやメディアを推進してきたメーカー8社*を中心とした「DVD+RWアライアンス」が1999年10月に発表した書き換え型DVDの規格です。記録方式にはDVD-RAMやDVD-RWと同様の相変化技術が用いられています。既存のDVD-ROMドライブやDVDプレーヤーとの互換性を重視するとともに、パソコンのデータストレージ(保存)用途として重要となるランダムリード・ライトにも高い配慮がなされています。書き換え可能回数は約1,000回です。

*:デル、ヒューレット・パッカード、三菱化学、フィリップス、リコー、トムソンマルチメディア、ヤマハ、ソニー

■DVD+R
「DVD+RWアライアンス」が、DVD+RWをベースに、書き換えできない追記(ライトワンス)、つまり誤って消去されることがないため、重要データの長期保存用途として2002年1月に策定したのがDVD+R(規格名称:DVD+Recordable)規格です。DVD+RWに比べ盤面反射率が高いので、既存の機器での再生互換性が高くなっています。

■DVD-RAM
DVD-RAM(規格名称:DVD Rewritable)は、DVDフォーラムが認定した規格です。1997年7月にキャディ(盤面を保護するカートリッジに封入)式で片面容量2.6GbytesのVer.1.0規格が発表され、その後、1999年9月に片面容量4.7Gbytes、両面で9.4GbytesのVer2.0規格が発表されました。DVD-RAMは、既存のDVD-ROMドライブやDVDプレーヤーとの互換性は低くなっています。反面、約10万回の書き換えが可能など、パソコンのデータストレージ(保存)用途としての機能が高められています。


現在、各フォーマットにおいて高倍速記録ディスクの開発が進んでおり、近い将来これらのディスクの登場により、とりわけパソコンのデータストレージ分野において利便性が向上して行くものと思われます。

以上、5つのディスク名称(物理フォーマット)で記録型DVDは区別されることが多いのですが、使用する際には記録フォーマット(アプリケーションフォーマット)との組み合わせで、それぞれのディスクの特徴は異なってきます。第2章ではこれらフォーマットについて解説します。
記録型DVDの歴史



注:上記はそれぞれのフォーマット・ブック著作者版から引用したリリース年月です。ただし、DVD+RW 3.0Gbytesおよび6.0Gbytesは、ISO/IEC 16969:1999によります。

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