2026年4月14日
新商品
〜バーチャルプロダクションをはじめとする空間コンテンツ制作のワークフローを効率化〜
ソニーは、空間コンテンツ制作の支援を行うソリューション群「XYN(ジン)」において、空間キャプチャーソリューションを法人向けに提供します。日本では4月18日より開始し、米国へも順次展開します。空間キャプチャーソリューションは、高品質な3DCGアセットを生成し、空間コンテンツ※1として活用するワークフローをサポートします。今回提供を開始するソフトウェアツールは、空間コンテンツのための撮影を支援するスマートフォンアプリケーション『XYN Spatial Scan Navi(ジン・スペイシャル・スキャン・ナビ)』、現実空間を高品質な3DCGアセットとして生成するクラウドアプリケーション『XYN Spatial Scan(ジン・スペイシャル・スキャン)』、高画質で安定した映像表示を実現するレンダリングプラグイン『XYN Spatial Renderer Plugin(ジン・スペイシャル・レンダラー・プラグイン)』の3つです。
これらのソフトウェアツールを活用し、映画やドラマ、CM制作などにおけるバーチャルプロダクション向けに、3DCGアセットの撮影・生成・活用を支援します。数メートル規模の大型LEDウォールやリアルタイムレンダリング環境での使用を想定した、プロダクション品質のフォトリアルな3DCGアセットの効率的な利用を可能にします。
「XYN」は、2025年1月の発表※2以降、同年11月に開始した「空間キャプチャーソリューション」のベータ版による先行活用での知見をもとに開発を続けています。今後は、アプリケーションのラインアップの拡充や機能追加により、バーチャルプロダクションだけでなく、ゲームやアニメ、建築、製造、デジタルツイン、文化財のアーカイブなど、より幅広い分野での活用を目指していきます。さらに、各業界の標準的な3DCG制作ツールやゲームエンジンとの連携を想定したプラグインやサービスなどを順次展開し、シームレスなワークフローの構築に貢献します。
デジタル一眼カメラα™(Alpha™)とスマートフォンを接続することで※3、撮影すべき位置や角度をAR(Augmented Reality:拡張現実)で可視化し、適切な撮影を支援します。3DCG生成に必要な写真を過不足なく撮影することが可能です。
撮影した位置を俯瞰して確認でき、また、撮影完了した部分をリアルタイムで分かりやすくプレビューすることが可能です。撮影漏れを防ぐことで、制作全体の工数削減に貢献します。
被写体に合わせた最適なカメラ設定および撮影を、アプリケーション側で制御します。空間コンテンツの撮影に関する専門知識がなくても、一定品質の撮影を行うことができます。また、撮影情報やレンズ、カメラのメタデータなどを自動で記録することで、後段の生成プロセスの品質向上や高速生成に貢献します。
詳細はこちら: https://xyn.sony.net/ja/products/xyn_spatial_scan_navi
バーチャルプロダクションで一般的に用いられる数メートル規模の大型LEDに表示した場合でも、ソニー独自の生成アルゴリズムにより、反射や光沢、遠景の空気感など、高解像度かつ忠実に再現できます※4。HDR表示で求められるカラーマネジメントワークフローにも対応可能なデータ生成により、白飛びや黒つぶれを抑えた豊かな階調表現を実現します※5。
クラウド上で生成処理を行うため、特別な制作環境を用意せずに導入できるとともに、外出先からでもクラウド上で高品質なデータの生成および確認を行うことが可能です。また、バーチャルプロダクションで求められるプロダクション品質の3DCGアセットをシンプルな操作で生成できます。
さまざまなカメラの撮影データに対応するとともに、生成したデータはEpic Games社のUnreal Engineなどのワークフローに組み込むことが可能です。さらにαシリーズ※3と、『XYN Spatial Scan Navi』や『XYN Spatial Renderer Plugin』を組み合わせることで、より高品質かつ効率的なワークフローを実現します。
詳細はこちら: https://xyn.sony.net/ja/products/xyn_spatial_scan
『XYN Spatial Scan』で生成した3DCGアセットのプロダクション品質での再生を可能にするソニー独自のレンダリングプラグインです。LED背景に対して距離やアングルに依存せずに高画質を維持でき、バーチャルプロダクション撮影の自由度を向上します。また、HDR表示をサポートすることで、よりリアリティのある撮影を実現します※5。
被写界深度の調整や、実写被写体とLED背景のライティングの合わせ込み、LED背景の任意の箇所の色調整、CGの重畳などを行うことができ、クリエイターの意図する演出表現の実現をサポートします。
バーチャルプロダクションの運用で利用されるUnreal Engineや、映像再生データの統合や送出、制御に用いるDisguise社などのメディアサーバーやソフトウェアに対応しているため、既存の制作環境への導入が可能です。さらに、撮影前のシミュレーションや撮影時のLEDディスプレイの色補正などを行える「Virtual Production Tool Set」※6と連携することで、より効率的なワークフローを実現します。
詳細はこちら: https://xyn.sony.net/ja/products/xyn_spatial_renderer_plugin
本ソリューションはアメリカ・ラスベガスで現地時間4月19日(日)から展示が開催される、国際放送機器展「NAB (National Association of Broadcasters) Show 2026」での展示を予定しています。
URL https://pro.sony/nab (※英語のみ)