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お知らせ

2007年4月16日

プロダクションスイッチャー『MVS-8000』のラインアップを拡充
リサイザー内蔵、1080/59.94p制作にも対応予定

ソニーは、高品位なHD(High Definition)コンテンツ制作のためのマルチフォーマット対応・プロダクションスイッチャー 『MVS-8000シリーズ』の新たなラインアップとして、スイッチャープロセッサー『MVS-8000G』および『MVS-8000GSF』を9月から発売します。
型 名 発売予定日 備考
スイッチャープロセッサー『MVS-8000G』 2007年9月 2〜4M/Eに対応
スイッチャープロセッサー『MVS-8000GSF』 2007年9月 1〜2.5M/Eに対応

2001年より発売を開始した『MVS-8000シリーズ』は、2007年1月末時点で全世界の累計出荷台数が1,200台(SD専用モデル:DVS-9000シリーズ含む)を超え、放送局やプロダクションなど映像制作の第一線で幅広く運用されています。この間、プロセッサーの小型化、フレームメモリーの容量拡張や「マルチプログラム2」機能(スプリットM/E)といった機能拡張を実現してきました。今回、ご要望の多かったリサイザー (2D簡易DME)やフォーマットコンバーター (アップコンバーター・ダウンコンバーター) を内蔵し、将来の1080/59.94p運用へのアップグレードも可能な新プロセッサーフレームとして、『MVS-8000シリーズ』のアーキテクチャーを踏襲した『MVS-8000G』と『MVS-8000GSF』を商品化します。

なお『MVS-8000G』・『MVS-8000GSF』は、「NAB 2007」(4月16〜19日/米国・ラスベガスコンベンションセンター)に出展されます。


●スイッチャープロセッサー『MVS-8000G』・『MVS-8000GSF』の主な新機能・特長

  1. リサイザー(2D 簡易DME)を標準で搭載

    MVSシリーズでは各M/E列に4キーヤーずつを配していますが、この各々のキーヤーにサイズ・ポジション・アスペクトを変更可能なリサイザー(2D簡易DME)を一つずつ標準搭載しました。このリサイザーは、キーヤーDMEワイプやキーフレームでご活用いただくこともでき、スナップショットにも対応しています。

  2. 内蔵フォーマットコンバーター(オプション)

    最大で入力側16CH、出力側4CHのフォーマットコンバーター(アップコンバーター・ダウンコンバーター)を内蔵することができます。

  3. 1080/59.94p運用に将来対応予定

    HD-SDIにてデュアルリンク接続を行い、Dual M/E Link機能を活用することにより、将来1080/59.94p運用に対応する予定です。オプションのソフトウェアにて、スイッチャーのトランジションやキーヤーを利用する59.94p制作システムを構築できます。

  4. MVSアーキテクチャーを継承

    現在の『MVS-8000シリーズ』用コントロールパネルやDME (MVE)はそのままご利用いただけます。また既設の『MVS-8000A/ASF』制作システムに『MVS-8000G/GSF』プロセッサーを接続し、あるいは入れ替えて前述の新機能をご利用いただくこともできます。
    (『MVS-8000GSF』のみ、外付け可能なDMEチャンネル数は従来機の8から4になります。)

  5. マルチフォーマットに加え、SDフォーマット専用機をラインアップ

    価格を抑えたSDフォーマット(480i/59.94と576i/50のみに対応)専用機も選択可能です。ハードウェアはHD対応機と同一ですので、将来、『MVS-8000G』 ならびに 『MVS-8000GSF』にオプションのソフトウェアを追加していただくことにより、HD対応にアップグレードが可能です。

  6. システムマネージャーやプラグインエディターによるシステム構築

    オプションのシステムマネージャーソフトウエア『BZPS-8000/8000L/8001』により、従来の『MVS-8000』システムと同様に、『MVS-8000G/GSF』のセットアップデータやフレームメモリーデータなどをPC上で統合的に管理でき、さらに今回新たに実装可能となった内蔵フォーマットコンバーターのリモート調整も行なうことができます。また、オプションのプラグインエディターソフトウエア『BZS-8050』とエディティングキーボード『MKS-2050/8050』を追加することにより、効率的なHDリニア編集環境を構築いたします。



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