『NSR-1050H』『NSR-1100』『NSR-1200』（以下『NSR-1000シリーズ』）は、LAN経由で接続されたネットワークカメラの映像を、内蔵の大容量ハードディスクに記録するハードディスクレコーダーです。3機種ともにHDMI出力を標準装備し、フルHD解像度（1920×1080ピクセル）でのディスプレイ表示による高精細な映像監視を実現します。
また、『NSR-1050H』はネットワークインターフェースに加え、16チャンネルのアナログ入力インターフェースを標準装備するハイブリッド型レコーダーです*。ネットワークカメラとアナログカメラの双方を直接接続できるため、既存のアナログ監視システムへ容易に導入できます。
『NSR-1000シリーズ』は、このほかにもネットワークカメラ特有の煩雑な設定を簡略化する簡単設定機能やオリジナルレイアウト作成機能、高度なユーザー管理機能など、映像監視システムの運用管理をサポートする様々な機能を搭載しています。
* 『NSR-1100』『NSR-1200』はオプションにて16チャンネルのアナログ入力に対応可能

RealShot Manager Advanced 『IMZ-NS104』『IMZ-NS109』『IMZ-NS116』『IMZ-NS132』（以下『IMZ-NSシリーズ』）はネットワークカメラの映像をPCのハードディスクに記録するソフトウェアタイプのネットワークカメラレコーダーです。ソフトウェアタイプならではの柔軟なシステム構成が可能なほか、『NSR-1000シリーズ』と同様のGUIを採用し、『NSR-1000シリーズ』との混在運用もできます。

『NSR-1000シリーズ』、『IMZ-NSシリーズ』ともに、店舗や金融機関における防犯・安全監視をはじめ、工場や建物敷地内への侵入監視のほか、店舗内の顧客動向や商品の陳列状況をモニタリングするマーケティングツールとしての利用など、さまざまな分野でご利用いただけます。

●フルＨＤ解像度による高画質・高精細な画像表示
（『NSR-1000シリーズ』）
『NSR-1000シリーズ』はHDMI端子を標準装備し、1920×1080ピクセルのフルHD解像度で映像を表示できます。1280×960ピクセルの解像度を持つメガピクセルカメラの映像や、VGA解像度（640×480ピクセル）のカメラ6台分の映像をほぼ実解像度で表示することができるので、従来にはない高精細な映像監視が可能です。

●アナログカメラとネットワークカメラのハイブリッド構成が可能
（『NSR-1000シリーズ』）
『NSR-1000シリーズ』はアナログカメラ、ネットワークカメラの双方を直接接続することができます^*1。
既存のアナログカメラを生かしつつ、新規増設分にはネットワークカメラを利用するなど、アナログ監視システムからネットワークカメラシステムへのシームレスな移行が可能です。
また、『NSR-1000シリーズ』はメガピクセルカメラにも対応しています^*2。
屋内外の一般的な監視用途には既設のアナログカメラを利用し、入口部分では高解像度なメガピク セルカメラを用いて人の顔や車のナンバープレートをはっきりと捉えるなど、従来にはない、アナログカメラとネットワークカメラの組み合わせによる様々な利用ができます。

●最大10.8TBの大容量構成が可能
（『NSR-1000シリーズ』）
大容量の内蔵HDDに加え、別売の拡張ストレージユニット『NSRE-S200』を7台まで増設することで、データ記録容量を最大10.8TBまで拡張できます^*1。
例えば『NSR-1200』を最大容量まで拡張した場合、カメラ16台、1fps（VGA、JPEG 標準画質）、1日8時間の記録で約2年以上の記録保存が可能です^*2。
『NSRE-S200』は2TB^*3のハードディスクを内蔵。接続インターフェースにSerial Attached SCSIを採用し、高速なデータ転送が可能なほか、RAID5による高信頼性を実現しています。

●簡単設定
（『NSR-1000シリーズ』 『IMZ-NSシリーズ』）
カメラのIPアドレス設定、登録、モニタリング画面へのカメラの割付など、ネットワークカメラ特有の設定を自動化しました。また記録設定についても、あらかじめ決められた内容であれば、スケジュール記録か動体検知によるアラーム記録かを選択し、スケジュール記録の場合にはデータ保存期間を入力するだけで設定が完了します。アナログ映像監視システムに比べ煩雑だった各種設定が簡単に行え、管理者の負担を大きく軽減します。もちろん、あとから設定内容を変更したり、はじめから手動で各種設定を行うことも可能です。

●オリジナルレイアウト作成機能
（『NSR-1000シリーズ』 『IMZ-NSシリーズ』）
分割画面のほか、レイアウトエディターを使用して簡単にオリジナルの画面レイアウトを作成することができます。地図や見取り図などを使った背景上の任意の場所にモニターフレームを設定することがきるほか、カメラなどの画像をアイコンとして画面上に配置することもできます。
また、レイアウト上に配置したアイコンやモニターフレームを選択した場合に、別なレイアウト表示に切り替えたり、特定カメラの映像を表示させたりすることができます。
この機能を利用することによって、例えば建物の立面図を表示しておき、その1階部分を選択すると1階の平面図を背景にしたカメラレイアウトに切り替えることなどが可能です。

●画像処理を用いたアラーム検知機能「DEPA（ディーパ）」に対応
（『NSR-1000シリーズ』 『IMZ-NSシリーズ』）
ネットワークカメラと『NSR-1000シリーズ』または『IMZ-NSシリーズ』で分散処理を行うことにより高度な画像処理機能を実現する「DEPA」に対応。単に動体を検知するだけでなく、画面上を人や車が右から左に移動した場合のみアラームを発生するなど、より高度なアラーム検知が可能です。

●その他の機能
（『NSR-1000シリーズ』 『IMZ-NSシリーズ』）

• デュアルストリーム機能に対応
  デュアルストリーム機能（JPEG/MPEG-4の映像を同時に送信する機能）を持つネットワークカメラから、モニタリング用にはMPEG-4の映像を、記録用にはJPEGの映像を受け取ることなどができます。
• スケジュール記録時のアラームマーキング機能を搭載
  スケジュール記録をしながら、動体検知やセンサー入力によるアラーム発生点をマーキングできるので再生時の映像検索が容易です。
• 音声記録
  ネットワークカメラに接続されたマイク（別売）の音声を記録することができます。
• メガピクセルカメラのライトファンネル機能に対応
  ライトファンネル機能とは、メガピクセルカメラのCCD素子内で4つの画素信号を加算し、擬似的に1つの画素として扱うことで感度を約4倍に向上させる機能です。低照度環境でも高感度な映像記録が可能です。

  *	画像サイズを1280×960ピクセルに設定した場合、ライトファンネル機能がONになると画像サイズは640×480ピクセルになります。

• オブジェクト検索
  記録済みの映像に対し、動体検知などによる映像検索を行うことができます。
• クライアントソフトウェアによるモニタリングが可能
  専用のクライアントソフトウェア（無償）を使用することによりネットワーク上のPCから『NSR-1000シリーズ』『IMZ-NSシリーズ』に接続されたカメラの映像モニタリングや、記録済み映像の検索、再生のほか、各種設定の変更などが可能です。
• 高度なユーザー管理機能
  ユーザーごとに5段階の権限設定が可能なほか、カメラごとのアクセス権を設定することができます。 また、複数台の『NSR-1000シリーズ』『IMZ-NSシリーズ』を運用する場合には、マスターサーバーに設定した『NSR-1000シリーズ』または『IMZ-NSシリーズ』のユーザー設定を共有することができます。
• 記録映像の書き出し
  CD-R、DVD-RおよびUSBメディアなどに記録映像を書き出すことができます。

  ※	『IMZ-NSシリーズ』では記録映像を書き出すPC内のフォルダを指定します。
  ※	書き出された映像を再生するためには「Media File Player」と呼ばれる専用ソフトウェアが必要です。 記録映像書き出しの際、「Media File Player」を一緒に書き出すことができます。

• 拡張ストレージユニット『NSRE-S200』
  『NSR-1000シリーズ』用拡張ストレージユニット。2TBのHDDを搭載し、 『NSR-1000シリーズ』に最大7台まで接続可能。
  希望小売価格：735,000円（税抜価格：700,000円）
• アナログ入力ボード『NSBK-A16』
  『NSR-1100』『NSR-1200』用16チャンネルアナログ入力ボード。
  希望小売価格：126,000円（税抜価格：120,000円）
• ラックマウントキット『NSR-RM1』
  『NSR-1000シリーズ』用19インチラックマウントキット。
  希望小売価格：42,000円（税抜価格：40,000円）

“IPELA”について
“IPELA（イペラ）”とは『IP 接続』と『リアルで美しい（BELLA）画質・音質』という言葉を組み合わせた造語で、ソニーの‘Integrated Visual Communication’を実現する商品のうち、IP 接続ができ、美しくリアルな画質・音質でお客様のコミュニケーションをサポートする商品群の称号です。