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2009年4月20日

新商品

番組や映画・CM制作向けのHDデジタルVTRフォーマット
“HDCAM-SR”シリーズ初のカムコーダー『SRW-9000』登場

ソニーは、番組や映画・CM制作のハイクオリティー・フォーマット“HDCAM-SR”シリーズ初のカムコーダー『SRW-9000』を発売します。
『SRW-9000』は“HDCAM-SR”の特長である1920×1080 4:2:2 10bit 24PsF〜30PsF(440Mbps)記録に加え、同60P(880Mbps)記録も可能です。
また、オプションボードを追加することにより、RGB 4:4:4記録、1〜60コマまでのバリアブルフレームレート“SR Motion”、デジタルシネマカメラ『F35』『F23』で活用いただいております“S-Log”にも対応しています。これらの機能がカムコーダーとしてオペレーション可能であり、高画質・高機能と機動性を両立させています。

型名 発売予定日 希望小売価格
“HDCAM-SR”カムコーダー 『SRW-9000』 2009年内 未定

2003年よりスタートした“HDCAM-SR”フォーマットは放送局・映画/CMの制作プロダクション・レンタルハウスで活躍しており、2009年3月末現在、全世界で6000台のVTRを販売するに至りました。
また、各社アライアンスパートナーとの連携により、2倍速での取り込みやフルHD1080/60Pでの編集、File転送など“HDCAM-SR”をより便利にご利用いただけるようになりました。撮影においては2007年デジタルシネマカメラ『F23』、2008年にスーパー35mm相当ストライプ構造単版CCDを搭載した『F35』の登場により、映画/CM制作領域で“HDCAM-SR”をご利用いただいております。
『SRW-9000』は、“HDCAM”カムコーダー『HDW-F900』同様にコンパクトな筐体の実現に向けて開発を進めております。小型化を実現することで、その機動性を活かして、番組・ドラマ・ ドキュメンタリー制作などにもご利用いただき、効率的な高画質映像制作のサポートを目指します。

なお、本製品は、「NAB 2009(National Associations of Broadcasters 2009)」(4月20日〜23日・米国・ラスベガスコンベンションセンター)にて出展予定です。

『SRW-9000』の主な特長

  1. “HDCAM-SR”フォーマットでの高画質記録

放送局やポストプロダクションで多数ご採用いただいております、“HDCAM-SR”フォーマットで記録することができ、440Mbpsという高い映像転送レートにより、今まで以上の高画質制作が可能となります。またオプションボード『HKSR-9003』を追加することにより、RGB記録(SQおよびHQモード)が可能で、最大880Mbpsの高ビットレートで記録します。

  1. 3板式2/3型プログレッシブCCDと14ビットA/Dコンバーター搭載

3板式2/3型プログレシッブCCD、14ビットA/Dコンバーターを採用しており、高画質を実現しています。またダイナミックレンジを最大で800%確保しています。

  1. 1〜60Pまでのバリアブルフレームレート記録“SR Motion”(オプション) 

本機にオプションボード『HKSR-9002』を追加することにより、撮影コマ数を1〜60コマまで任意に選択することができます。フルHD・高画質スピードエフェクト“SR Motion”対応により、多彩なスピードのスロー/クイックモーションの映像制作が可能です。撮影時は無駄なコマを記録しませんので、その場ですぐにプレビュー再生が可能で、撮影現場で映像効果が即確認できます。また、記録中にコマ数を変更できるRamp機能も搭載しています。オプションボードにはピクチャーキャッシュ機能も搭載していますので、記録開始時最大4秒前にさかのぼって記録することで突然の撮影チャンスも撮り逃がしません。

  1. より情報量の多いRGB 4:4:4記録と“S-Log”でのワイドダイナミックレンジ記録が可能(オプション)

本機にオプションボード『HKSR-9003』を追加することにより、オリジナル映像情報をより忠実に再現でき、ブルーバック/グリーンバック合成用素材の収録に最適なRGB4:4:4での記録が可能となります。また、デジタルシネマカメラ『F35』『F23』で好評をいただいております“S-Log”対応により、広ダイナミックレンジで撮影いただくことが可能です。“S-Log”は、ダイナミックレンジ800%を記録するためのネガティブフィルムワークフローを実現するLogカーブで、暗部からハイライトまで階調を保持して記録することが可能です。

  1. 多彩なガンマカーブを搭載し、制作者の意図した画づくりが可能

“HDCAM”カムコーダー『HDW-F900』より活用いただいておりますハイパーガンマや専用のソフトウェアCvpFileEditor V4.0を使って、パソコン上で任意のガンマデータを作成し、“メモリースティック”を経由して、カメラ本体に読み込むユーザーガンマを、使用することができます。

  1. 多彩なフォーマットに対応

プログレッシブ記録に対応しており、23.98PsF、29.97PsFはもちろん、50P、59.94Pでの記録が可能です。1080/60Pでの制作は従来の59.94iや29.97PsF制作よりも高いフレームレートで滑らかな動きの映像表現が可能です。また59.94Pで撮影後、23.98PsFで再生すれば2.5倍速のハイスピード撮影(スロー)が可能です。加えて720/50P、720/59.94Pやインターレス記録にも対応しています* 。
* 720/50P、720/59.94Pモードは発売後、将来バージョンアップにて対応予定です。

  1. フィルムカメラ用アクセサリーとの高い互換性

専用ライザープレート(付属)を介して、ドイツARRI(Arnold&Richter)社のブリッジプレートやフォローフォーカスユニット、マットボックスなどの多様なアクセサリーと接続できます。また、ライザープレートをVシュープレート(付属)に交換することで、三脚アダプター『VCT-14』(発売済)にも装着できます。また、付属のコントロールパネルは、“HDCAM-SR”レコーダー『SRW-1』と、アシスタントパネル(別売)はデジタルシネマカメラ『F35』『F23』とそれぞれ互換性を確保しております。加えて、リモートコントロールユニット『RM-B750』『RM-B150』など既存のカムコーダー用アクセサリーにも対応しています。

  1. デュアルリンク出力対応(オプション)

本機にオプションボード『HKSR-9001』を追加することにより、標準搭載のHD-SDIモニター出力2本(同出力)に加え、デュアルリンクによる出力(RGB 4:4:4・1080/30PsFもしくはYCbCr4:2:2・1080/60P)が可能です。また、本オプションボードにて12chの音声を入力することができます。

関連別売商品(予定)

  • HD-SDI拡張ボード 『HKSR-9001』
    発売時期:2009年内
  • ピクチャーキャッシュボード 『HKSR-9002』
    発売時期:2010年春
  • RGBプロセッサーボード 『HKSR-9003』
    発売時期:2009年内
  • アシスタントパネル 『AP-1』
    発売時期:2009年内

※別売商品の希望小売価格は未定です。
※本文中に記載のあるシステム名、商品名は一般に各開発メーカーの登録商標あるいは商標です。

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