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お知らせ

2011年9月9日

新商品

二眼式一体型の3Dショルダーカムコーダー『PMW-TD300』
〜見やすく高品質な3D映像撮影をサポートする多彩な機能を搭載〜

2011年4月11日にプレス発表 させていただきました3Dショルダーカムコーダー『PMW-TD300』の発売月および詳細仕様が決まりましたので改めてお知らせいたします。
ソニーは、1/2型CMOSイメージセンサー RGB 3板式光学ユニットを2式搭載し、機動力に優れたHDでの3D撮影収録を可能とする二眼式一体型の業務用3Dショルダーカムコーダー『PMW-TD300』を発売します。
型名 発売日 希望小売価格
3Dショルダーカムコーダー 『PMW-TD300』 2011年11月 2,887,500円(税抜価格2,750,000円)

本製品は左右それぞれ独立したレンズとセンサー、収録部を一体型とすることにより、二台のカメラをリグに搭載するタイプと違い、左右のカメラ調整が簡便となり、また三脚に乗せずに肩に乗せて自由なアングルで撮影できることから、3D撮影の自由度が飛躍的に高まります。
ドキュメンタリー番組やスポーツイベント、報道やインタビューなどの機動力を求められるシーンでの撮影をはじめ、幅広い用途に活用できます。

本製品では、映像の飛び出し感など、快適に視聴できる3Dコンテンツにおいて重要な要素を適切に把握・調整するための様々な機能を搭載しています。

ソニーは、快適に視聴できる高品質な3D映像を簡便に撮影することのできる商品を投入し、3D映像制作市場の裾野拡大と3Dコンテンツのさらなる普及拡大につとめていきます。

■『PMW-TD300』の主な特長

  1. 1/2型“Exmor”3CMOSセンサーをデュアルで搭載

撮像素子には1/2型“Exmor”フルHD(有効画素1920×1080画素)3CMOSセンサーを左右それぞれの撮影用に搭載。高い解像度とともに高感度、低ノイズ、広いダイナミックレンジを実現するため、1/2型サイズのセンサーを採用しながら、筐体は従来のショルダーカムコーダーと同等のサイズを実現しています。

  1. デュアルレンズシステム

新たに開発したデュアルレンズシステムにより左右レンズのフォーカス、ズーム、アイリス動作を連動させて操作することができます。また、2つのレンズの中心間距離を45mmと短く設計することにより、最適な3D撮影が可能となるカメラ−被写体間の距離を幅広く設定することができました。
これにより、これまで二眼一体型3Dカメラで課題となっていた、最短コンバージェンスポイントも1.2mを実現しており、より被写体に近づいて撮影することができます。

  1. 見易く高品質な3D撮影をサポートする様々な機能を搭載

3D映像は迫力や臨場感あふれる映像表現が可能となる一方で、コンバージェンスや視差など従来の2D撮影には無かった要素を撮影条件に合わせて適切に調整する必要があります。適切に調整されていない映像は、飛び出し感が強すぎたり、不自然な立体感を感じるような映像になります。
本商品では視聴しやすく高品質な3D撮影をサポートする様々な機能を搭載しています。

※コンバージェンス:対象物に両眼の視線を合わせる際に発生する角度のこと。
※視差:画面上の左右の映像のずれ幅のこと。


  • 裸眼3D液晶ビューファインダー
    3Dメガネを掛けなくても立体視することのできる大型3.5インチ3Dビューファインダーを搭載し、カメラマンの方が映像の前面への立体感を直感的に確認しながら撮影を進めることができます。
  • 3D視差警告表示
    ビューファインダー上の映像の視差が過大となる部分のエッジに色を付け、不自然な3D映像となる可能性を警告します。
  • ワンプッシュオートコンバージェンスボタン
    ワンプッシュで現在、フォーカスが合わさっている場所にコンバージェンスポイントを移動させることができます。
  • 様々な表示モード
    ビューファインダー上に、左のみ(L)、右のみ(R)、左右ミックス(L+R)、アナグリフ、左右差分表示(L-R)、など様々な表示を行うことが可能で、コンバージェンスコントロールをサポートします。
    ※アナグリフ:左右それぞれの映像を赤青に着色したもの。(アナグリフ眼鏡で3D視聴することはできません。)
  • グリッド表示
    ビューファインダー上にグリッドを表示することができ、視覚的に視差量を把握することができます。グリッド幅は可変することができます。

  1. XDCAM EXシリーズと共通のレコーディングフォーマット

記録フォーマットや記録メディアは高い実績を持つXDCAM EXシリーズ製品と共通で、既にXDCAM EXシリーズをお持ちのお客様はSxSメモリーカードなどの資産を活用することができます。

  1. 4つのSxSメモリーカードスロット

左右の映像は2枚のSxSメモリーカードにそれぞれ収録を行います。メモリーカードスロットは左右それぞれの収録用に各々2つずつ、計4つのSxSメモリーカードスロットが用意されています。2枚のメモリーカードをまたいで連続して収録することができるため、64GBのSxSメモリーカードを4枚装着することにより6時間を超える3D撮影を行うことができます。

  1. 3D/2D両方の収録に対応

3D撮影だけでなく、左側のレンズのみ使用した2D撮影にも対応します。その際、SxSメモリーカードは、左側映像用のスロットにのみの装着で撮影可能です。

■『PMW-TD300』の主な仕様

一般 質量 約5.5kg(ビューファインダー、マイク、レンズフード含む)
外形寸法(W×H×D) 212×269×489mm(突起部含まず)
電源電圧 DC12V
消費電力 約32W(記録時、付属マイク、ビューファインダーON時)
動作温度 0〜40℃
保存温度 -20〜+60℃
連続動作時間 約170分(BP-GL95A)
記録フォーマット ビデオ:MPEG-2 Long GOP、HQモード:35Mbps(最大)
SPモード:25Mbps
オーディオ:リニアPCM(4ch,16bit,48kHz)
最大記録時間 最大 約400分
(64GBメモリーカード×4枚装着、HQモード記録時)
レンズ IAD(レンズ中心間距離) 45mm(固定)
ズーム比 光学7倍、電動/手動切り替え可能
焦点距離 f= 7.5mm〜52.5mm (35mm換算 f40.6〜284 mm)
アイリス F2.6〜F3.4およびC(クローズ)
オート/マニュアル切り替え
フォーカス オート/マニュアル切り替え、0.9m〜∞
コンバージェンス マニュアル(約1.2m〜∞)、ワンプッシュオート
カメラ部 イメージセンサー 1/2型“Exmor”フルHD CMOSイメージセンサー3板式×2
有効画素数(H×V) 1920×1080
感度(2000lx、反射率89.9%) F10(標準)(1920×1080/59.94iモード)
S/N比 54dB(Y)(標準)
水平解像度 1,000TV本以上(1920×1080iモード)
内蔵フィルター 1: クリア, 2: 1/4ND, 3: 1/16ND, 4: 1/64ND
スロー&クイックモーション 2D:1〜60fps切り替え(720p)、1〜30fps切り替え(1080p)
3D:17〜60fps切り替え(720p)、17〜30fps切り替え(1080p)
カードスロット ExpressCard/34×4
ビューファインダー 3.5インチ 854(H)×3(RGB)×480(V) カラーLCD
視差バリア方式 裸眼3D表示対応
入出力
端子
HD-SDI出力 BNC×2(L/R, 3G, サイドバイサイド)
HDMI出力 TypeA×1(サイドバイサイド3D/2D)
VIDEO出力 BNC×1
ゲンロック入力 BNC×1
TC入出力 BNC×1/BNC×1
AUDIO出力 XLRタイプ5ピン×1
AUDIO入力 XLRタイプ3ピン×2(LINE/MIC/MIC+48V切り替え式)
MIC入力 XLRタイプ5ピン×1
DC入力 XLRタイプ4ピン×1
DC出力 4ピン×1
リモート 8ピン×1
  • ※ 製品の外観は発売までに変更される可能性があります。
  • ※ SxS、XDCAM EX、およびそのロゴはソニー株式会社の商標です。
  • ※ “Exmor”およびそのロゴは、ソニー株式会社の商標です。
  • ※ その他記載されている会社および商品名は、各社の商標または登録商標です。なお、本文中では™、®マークは明記していません。
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