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ソニービジネスソリューション株式会社のプレスリリース(アーカイブ)

2017年9月14日

有線給電ドローンを活用したライブ撮影システムをエアロセンス社と構築
静岡放送様主催イベントにて初運用

 ソニービジネスソリューション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:宮島和雄、以下ソニービジネスソリューション)は、このたび、エアロセンス株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役 谷口 恒、以下エアロセンス)と、有線給電方式の高画質ドローンを用いたライブ撮影システムを構築しました。本システムは、2017年8月20日(日)、静岡放送株式会社様(以下、静岡放送様)の主催イベント「超ドSフェスタしずおか」の音楽番組にて初めて運用され、撮影された映像は、9月2日(土)にSBSテレビ、9月10日(日)にBS-TBSにて放送されました。

 昨今盛んに行われている、ライブ映像の撮影における高所映像撮影には、現状いくつかの課題があります。イントレ(足場)構築やクレーン使用による高所撮影の場合は、撮影アングルに制約が生じることもあり、コストも高額となります。それに代わるものとして、ドローン使用による映像撮影が広く行われるようになってきましたが、ここにも別の課題が指摘されてきました。すなわち、電源の制約から、最長20分程度の連続撮影しかできないという点、また、映像の無線伝送時に画像圧縮する必要から番組で使用するクオリティを満たすことができない点等が、挙げられています。

 ソニービジネスソリューションは、これらの課題解決に向けて、エアロセンスと検討を重ね、有線給電ドローンを用いたライブ撮影システムを構築しました。有線給電方式という特殊なドローンを使用することで、従来不可能であった長時間撮影を可能にすると同時に、光ファイバーケーブルを使用した非圧縮かつ高画質のリアルタイム映像伝送によるライブ運用も実現します。ジンバルによるカメラ制御(パン・チルト)も可能で、映像制作用途のニーズに幅広く対応します。本システムは、中継車と接続することができ、可搬中継機材としての活用が見込まれます。
 これらにより、音楽ライブ等のイベントにおいて、観客席の後部位置から迫力ある俯瞰映像を撮影することができるようになり、より一層、現場感や臨場感がある素材を提供することが可能となります。
 ライブ映像カメラは、ライブ全体の臨場感やこれまで観たことのない視点からの映像を提供するツールとなっていきます。

エアロセンス社ロゴと有線給電ドローン本体
実際にドローンを使用しているところドローン撮影映像

静岡放送 技術局 技術センター 制作技術 西尾 圭介様よりのコメント:
 「2017年6月に行われたセミナーで偶然お見かけした有線給電ドローンを、ぜひ弊社主催のイベントで利用したいという思いが実現に至り、ソニービジネスソリューションとともに挑戦させていただきました。今回の試みは、私たちにとっても、とても刺激的で、貴重な経験となりました。これからもご一緒に、どんどん新しいことにチャレンジしていきたいと思っています。」

 ソニービジネスソリューションは、今後のドローン市場拡大を見据え、この領域におけるビジネスを確立していきます。エアロセンスとの協業の強みを最大限に活かし、ドローン本体の機体提供だけにとどまらず、モニターや映像記録装置などライブシステムとしてのサービスビジネスを視野に入れ、検討を進めています。将来的には、中継車とドローン本体をケーブル接続することで、フライトまでの作業効率の向上と、中継システムとの容易な接続を実現するなど、お客さまのニーズにシステムで応えていきます。

※ご参考 エアロセンス株式会社
ソニー(株)50.01%、(株)ZMP 49.99% 出資会社
所在地:東京都文京区小石川五丁目41番10号
設立:2015年8月3日
代表取締役:谷口恒
資本金:2.5億円
事業内容:自律型無人航空機によるセンシングとクラウドによるデータの処理・管理を組み合わせた産業用ソリューションの開発・製造・販売

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