事例紹介

日本生命保険相互会社 様

〜 Cisco Webex Roomデバイス + 大画面85インチ<ブラビア>の導入で、フィジカルの会議と遜色ないコミュニケーション環境を構築 〜

日本生命保険相互会社様は、相互扶助の精神と、「お客様から揺るぎない信頼をいただくために」という方針のもと、国内生命保険のリーディングカンパニーとして事業を展開されています。

導入前の課題

本店を構える大阪と「本部」と呼ばれる東京の東西離れた本社機能を有する2拠点を中心に、全国の主要拠点をつなぐコミュニケーションツールとして2004年からソニー製ビデオ会議システムの配備が進められ、日々の業務での会議はもちろん、意思決定の重要な会議や災害対策会議に至るまで幅広く活用されています。標準の業務ツールとして社内に広く定着している一方で、話者の表情やボディランゲージまで判るような高画質化や、音飛びなどで会議が中断することがないような高音質化への社内のニーズが高まっていました。また初期に導入したSD対応機材の老朽化も相まって、システムの更なる改善・更新が大きな課題でした。

システム選定のポイント

システム更新においては、画質/音質両面で利用者である社員が求めていたクオリティーを満たしていること。また、システム選定中に遭遇したコロナウイルス禍により社員の勤務体系が変化する中で、システム全てを一括更新する判断は難しく、耐用年数を迎えていない既存のシステムを併存して利用するための“接続性”をいかに担保できるかが大きなポイントでした。ソニーが提案するシスコシステムズ社製端末は、既存のソニー製ビデオ会議システムとの接続をシスコシステムズ社との協業により独自に保証しており、互換性が確保されていることから更新作業もスムーズに進められる点が大きく評価されました。さらに、社会の“働き方”の変化に応じてリモートワークが世の中に浸透していく中で、将来、Webex Meetingsとの連携といった拡張性を有している点もポイントとなり、他社製品も含めた評価・検討の結果、ご採用をいただきました。

導入後の効果

システム更新の目的であった音質・画質の向上については、よりフィジカルに近い臨場感でコミュニケーションできるようになったと社内から評価の声が上がっており、既存システムとの接続も問題なく運用されています。特に、今回のシステム更新に合わせて大・中規模会議室に導入された85V型4K液晶テレビ「ブラビア」×2面との組み合わせにより、1対1での接続はもちろん、1対多でも各地点の話者の表情がはっきりと確認できるようになりました。多地点会議中に起こりがちな発言のしにくさや違和感などもなく、リモートで提示される資料も見やすくなって使い勝手が大きく向上しました。また、ビデオ会議端末の接続などの操作性についても、社員の誰もが簡単に使いこなせるタッチパネル式のため、システム更新による混乱などもなく、引き続き社内コミュニケーションの障壁を低くする一助になっています。

今回のシステムは社内専用ネットワークで結ばれた事業所間コミュニケーション環境の改善が目的でしたが、今後は閉域網からインターネットの活用も視野に入れ、“withコロナ”時代に求められるロケーションフリー、デバイスフリーにも対応したリモートワークインフラへの拡充も進めていかれるとのことです。