事例紹介

芝電機株式会社 様

〜 移動コスト・時間短縮など業務効率化と、採用活動での活用による新たな価値創出を、両輪で実現 〜

社会や産業を支える“総合電源メーカー“ 芝電機株式会社様は、鉄道をはじめとした社会インフラを支える各種電源装置を設計から開発、製造、そして納品・設置まで一貫して提供されています。

導入前の課題

東京・芝浦に所在する本社と、茨城県坂東市に構える工場、2つの拠点をベースに事業を展開されていますが、月次開催の生産会議/隔週開催の工程会議などが実施される都度、メンバーが片道2時間をかけて拠点間を移動する必要があり、コミュニケーションの効率化が数年来の課題でした。また2020年から発生したコロナウィルス禍による緊急事態宣言発令などにより移動そのものが難しくなり、これがきっかけとなってシスココラボレーションソリューションの導入を決定されました。

システム選定のポイント

システムの選定に際しては、オンプレミスベースの拠点間接続で高品質なコミュニケーション環境が構築できること、社員の誰もがタッチパネル操作で簡単に接続操作ができること、またWebexクラウドとの連携で拠点以外からも接続参加できる運用の柔軟性がポイントになりました。海外ベンダーの製品ということで不安もあったそうですが、ビデオ会議システムでは実績のあるソニーがシステム提案から設置、そしてサポート対応を行う点も評価のポイントになったとのコメントをいただきました。

導入後の効果

当システムの導入により、コロナウィルス禍であっても拠点間のコミュニケーションの質を落とすことなく業務を遂行することができ、利用頻度も確実にあがっているとのこと。またWebexを使うことで、拠点に出社できない社員が外出先や移動中の車中からでも車を止めて参加できるようになり、社員の働き方のスタイルも効率化されるようになりました。パートナー企業ともWebexクラウド経由でコミュニケーションできるようになり、リアルタイムでアンサーバックをもらえることがお互いの協業に良い影響をもたらしているとのことです。

更に導入当初は想定していなかった学生の採用活動にも大きな効果を発揮。2021年度の採用活動ではリアルな会社説明会と組み合わせてWebからのオンライン参加を可能とすることで例年の約2倍の学生からエントリーを獲得できたと共に、関東近郊以外に在住の学生からも広く応募が得られることにもつながり、実際に鹿児島、京都などから優秀な人材に内定を出すことができたそうです。Webex Meetingsの会議URLを学生に伝えるだけで容易にリモート面談が実施できる点は学生サイドからも好評で、産業向けの電源装置メーカーであるため学生の皆さんの業界認知が低いことが採用活動上の悩みだったそうですが、当システムの導入によってコロナウィルス禍であっても採用活動の転換が図れたと大きな評価をいただいています。

今後も当システムを積極的に活用していくことで、移動コストや時間のセーブといった削減面の効果に加えて、採用活動の活性化という新たにもたらされるプラス面の効果が更に拡がることに期待を寄せられています。