法人のお客様 教育ソリューション WORKS 学研教育ホールディングス / 学校法人神戸創造学園

学研教育ホールディングス /
学校法人神戸創造学園

対面とオンラインが
シームレスにつながる
学習塾の教育環境を構築

株式会社学研教育ホールディングスでは、ソニーの「次世代型教室ソリューション」の各製品を活用し、『Smartクラスルーム』として新たな教育環境の実現に取り組んでいます。学校法人神戸創造学園はこの取り組みに賛同し、2024年8月、兵庫県神戸市にて運営している「予備校創学ゼミナール」の新学舎に『Smartクラスルーム』の仕組みを導入。今回は『Smartクラスルーム』の内容や、ソニー製品を採用された経緯などについて、株式会社学研教育ホールディングス 経営戦略本部 第2事業部長 山下 彰洋 様、学校法人神戸創造学園 予備校創学ゼミナール 運営統括本部 部長 橋本 雅史 様にお話を伺いました。

より高品質なオンライン学習を
提供する『Smartクラスルーム』

創学ゼミナールは、1981年に神戸市垂水区に創立され、兵庫県内に10の教場を展開している大学受験予備校です。「挑戦と創造」を教育理念に掲げ、長きにわたり地元の高校生に地域密着型教育、熱のこもった対面ライブ授業を提供してきました。

山下様「これまでの塾では対面での授業が中心でしたが、コロナ禍を機に本格的にオンラインでも授業に参加できる体制を構築することが増えてきました。しかし、従来使用していたカメラでは講師の先生と目線が合いにくく、またマイクは教室の音声を拾いにくいものでしたので、自宅で受講する生徒が授業に集中しにくいといった課題を以前から抱えていました。そうしたとき、偶然ソニーのWEBサイトにて「次世代型教室ソリューション」のページが目にとまり、さっそく問い合わせすることに。その後、既存の校舎でのデモや検証を重ねたのち、創学ゼミナール開学の地である垂水校の新学舎建て替えにてさまざまなソニー製品を導入したのが、『Smartクラスルーム』です。」

Smartクラスルームが導入された大教室

教室の映像や音声を
ありのままに伝え臨場感を醸成

新学舎のSmartクラスルームでは、2つの大教室にソニーのリモートカメラシステム『SRG-A12』『SRG-XP1』、ビームフォーミングマイクロホン『MAS-A100』、法人向けブラビア『FW-65BZ30L』『FW-55EZ20L』が採用されました。

山下様「リモートカメラは教室の後ろに、先生と目線が合う高さに設置しました。これにより、オンライン参加の生徒も教室にいる生徒と同じように、緊張感を持ちながら集中して授業に臨むことができます。実際にオンラインで受講した生徒からも、これまでよりも授業に参加している感じがする、という感想が寄せられています。また、特に『SRG-A12』はAIを駆使したPTZオートフレーミング機能の精度が高いと好評です。机間指導で先生が教室内を移動しても、自然な画角となめらかなカメラワークで自動的に撮影してくれます。」

橋本様「ソニーのカメラだけあって、映像が本当にきれいです。板書もクリアで見やすく、文字の色の違いがしっかり見分けられます。操作性も高く、使用した先生からも簡単なボタン操作でストレスなく使用できるという声が聞かれました。私たちがこだわっている教室内の熱気を、オンラインの生徒にも手軽に届けられるところに魅力を感じています。」

オンラインでも講師と目線が合う高さに設置されたリモートカメラシステム『SRG-A12』

オンライン参加の生徒が映し出される法人向けブラビア

山下様「また、音声についても、これまでは教卓の上にマイクを据え置きしていたり、先生が手に持ったりしていましたが、そうするとオンラインの生徒には先生の声は聞こえるけど、教室にいる生徒の声が聞こえないといったことが多くありました。教室全体の空気感をオンラインでも伝えるには、生徒の声までちゃんと聞こえるというのが非常に重要です。今回、教室の天井に設置したビームフォーミングマイクロホン『MAS-A100』は収音範囲が広く、先生の声はもちろん、先生に質問をする生徒の声までクリアにとらえられます。先生もマイクを意識することなく、ハンズフリーで教室内を自由に動いて授業することができるようになりました。」

教室中央の天井に設置したビームフォーミングマイクロホン『MAS-A100』

教室前方から生徒の様子を撮影する『SRG-XP1』

オンラインでも生徒同士が
切磋琢磨し合える環境を

山下様「人気のある先生だと、これまではいろいろな校舎に移動して授業を行っていましたが、Smartクラスルームを活用すれば、1カ所の拠点から各教室や、より多くの生徒の自宅に配信できるようになります。今後はそうした講師の負担軽減や講師不足の解消にも役立てていきたいです。また、撮影した授業の様子を録画し、先生同士で確認できるようにすることで、講師の研修や研鑽にもつなげていきたいと考えています。」

橋本様「私たちがいちばん大切にしているのは、生徒同士が切磋琢磨し合える環境を提供することです。オンラインで参加している生徒って、授業中はけっこう孤独なんですよね。1人で映像を見て、会話もあまりありません。そうした塾に来られない生徒にも、映像や音声を通して教室にいる生徒と同じ一体感を届けることで、ともに学び、ともに競い合って、互いに高め合っていってほしい。このSmartクラスルームには、私たちのそうした思いも込められています。」

ソニーはこれからも、変化し続ける教育環境に柔軟に対応する次世代型教室ソリューションを提供し、対面・オンラインを問わず、生徒一人ひとりに熱意をもって質の高い授業を届けようとするSmartクラスルームの取り組みを支えつづけてまいります。

写真左から、株式会社学研教育ホールディングス 経営戦略本部 第2事業部長 山下 彰洋 様、学校法人神戸創造学園 予備校創学ゼミナール 運営統括本部 部長 橋本 雅史 様