2025年日本国際博覧会
GUNDAM NEXT
FUTURE PAVILION

Location:大阪府

Year:2025

Outline 施設 / イベント概要

2025年4月から10月まで「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、158の国と地域、7つの国際機関が大阪府・夢洲に集結して開催された「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」。株式会社バンダイナムコホールディングスが出展した民間パビリオン『GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION(ガンダムネクストフューチャーパビリオン)』において、ソニーは独自の触覚提示技術(ハプティクス)を活用した『Haptic Floor』の導入と、その演出の協力を担当しました。

触覚提示技術(ハプティクス)とは、人間の五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)の1つである触覚を、ソニーが長年培ってきた技術を用いた振動デバイスなどを活用して人工的に作り出し、疑似的に再現する技術です

Key Point キーポイント

『GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION』では、これまでガンダムシリーズが描いてきた「宇宙での暮らし」や「まだ実現していない科学技術」を、新たな未来の可能性として捉え、臨場感のある完全新規映像と、フェーズ0から7までのパビリオン空間を通して描き出します。

“新たな宇宙世紀”という設定の中で、来館者は西暦2150年の大阪・夢洲ターミナルから軌道エレベーターに乗り、巨大宇宙ステーション「スタージャブロー」まで移動し、見学ツアーに参加するストーリーを体験できます。地上3万6,000kmの静止軌道を周回するスタージャブローでは、人類とモビルスーツが平和に共存する映像世界を体験しながら、背中部分に「グラスフェザー」という装備を装着したガンダムやさまざまなモビルスーツ、新デザインのハロとの出会いを楽しむことができます。

床面に『Haptic Floor』を導入した軌道エレベーター内部のイメージ

Product / Solution 製品 / ソリューション

本パビリオンの床面には、ソニー独自の触覚提示技術(ハプティクス)を活用したHaptic Floorを設置。パビリオン内に広がる最大18×8m超の高精細な新作映像や立体的な音響と緻密に連動し、繊細かつリアリティあふれる振動の演出が体感できます。たとえば軌道エレベーターに搭乗するシーンでは、耳で聞こえたエレベーターの機械音に合わせて足元からはその振動が伝わり、まるで実際に動いているエレベーターに乗っているかのような感覚を楽しめます。視覚と聴覚に触覚が加わることで、全身で臨場感を味わえる大迫力の没入体験を実現しました。

軌道エレベーター(左)と退避ポッド(右)での『Haptic Floor』の体験イメージ

©創通・サンライズ

写真提供:株式会社バンダイナムコホールディングス