2025年日本国際博覧会
Dialogue Theater
- いのちのあかし -
Location:大阪府
Year:2025
施設 / イベント概要
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げ、2025年4月から10月まで大阪・夢洲にて開催された「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」。158の国と地域、7つの国際機関が一堂に会する中でソニーは、映画作家の河瀬直美氏がテーマ事業プロデューサーを務めたシグネチャーパビリオン『Dialogue Theater - いのちのあかし -』において、展示企画のディレクションおよび、LEDディスプレイ『Crystal LED』と送出関連機器などの納入を担当しました。
キーポイント
シグネチャーパビリオン『Dialogue Theater - いのちのあかし -』では、京都府福知山市と奈良県十津川村の2つの廃校となった校舎を移築・再利用しています。これらの建物が、「いのちを守る」をテーマに対話を通じて世界の至るところにある「分断」を明らかにし、その解決を試みる実験場となります。来館者には共通の「問いかけ」が書かれたカードが配られ、その中から代表して選ばれた1人と、画面に映し出された世界のどこかにいるもう1人が、184日間の会期中、毎日変わるトークテーマに沿って対話を進める内容となっています。
対話シアターに設置された約360インチのCrystal LED
製品 / ソリューション
ソニーは、このパビリオンにおける展示企画ディレクションを行いました。また、対話シアターには約360インチの巨大なCrystal LED、PTZオートフレーミングカメラ『BRC-AM7』やCinema Lineカメラ『FR7』、ラインアレイスピーカー『SLS-1A』、映像送出装置などを納入しました。
正面のCrystal LEDには世界のどこかから参加している対話者が大きく映し出され、台本のない対話を行う登壇者の細かな表情をFR7の高精細かつなめらかなカメラワークで捉えます。また、高品位な映像表現が可能なBRC-AM7によって、対話の円滑な運営と、記録保存の技術サポートを提供。さらに、Crystal LEDの左右に複数設置されたSLS-1Aによって、広い空間のどの席にいても均一でクリアな音を対話の観覧者に届けます。さまざまなソニー製品を活用してシステムを構築することで、その日初めて出会う2人が対話を通じて互いの違いを乗り越え、新たな発見をする体験を生み出しました。
対話シアターのイメージ