NTTドコモビジネス
OPEN HUB Park

Location:東京都

Year:2026

空間価値創出に向けた
共創の取り組み

2022年2月、NTTドコモビジネス株式会社(旧 NTTコミュニケーションズ株式会社、以下、NTTドコモビジネス)は、大手町プレイスウエストタワー内に『OPEN HUB Park』を開設しました。その中に設置されているLEDビジョンの表現力と運用性をさらに高めるため、2026年3月、ソニーの没入型空間表現サービス『Immersive Square(イマーシブスクエア)』が導入されました。今回は、NTTドコモビジネス 統合マーケティング部 セールスマーケティング部門 木村 亮輔 様、大塚 雅代 様、ソニーマーケティング株式会社 ロケーションバリュー企画室 村上、ソニー株式会社 エンタープライズソリューション事業部 サービス&インテグレーション事業室 北村に、『Immersive Square』導入の経緯や活用方法、こだわった点、今後の展望について伺いました。

LEDビジョンのレイアウト自由度を
高める『Immersive Square』

NTTドコモビジネスのOPEN HUB for Plural Futures(以下、OPEN HUB)は、多様な人や組織が主体的につながる「自律・分散・協調型社会」の実現をめざし、「社会可能性」を探究・実装する事業共創エコシステムです。そのOPEN HUBの中心的な活動拠点がOPEN HUB Parkで、全国の拠点と複数の業界が交わり議論する、ビジネス創出の場となっております。

木村様:「OPEN HUB Parkには『OPEN HUB Visualizer』というLEDビジョンを設置しています。さまざまなデータを収集・蓄積・分析し、直感的に伝わりづらいデータの利活用を、ダイナミックな映像でビジュアライズする役割を担っています。これまでは映像のレイアウトが1画面表示や2画面表示など、固定された数パターンに限られており、運用面に制約がありました。そうした中、2026年3月に開催されたOPEN HUBのリブランディングイベントで、NTTが推進する次世代情報通信基盤『IOWN(アイオン)』を活用した他拠点接続デモを行うことになりました。福岡、金沢、名古屋など各地をつなぐにあたり、OPEN HUB Visualizer上に、より自由なレイアウトで映像を表示する必要がありました。」

IOWNを活用した多拠点接続デモ。簡単に自由なレイアウトでコンテンツを表示可能に

村上:「今回お話を伺うとともに、実際にOPEN HUB Parkを体験させていただきました。特に印象的だったのは、エントランスに設置されている体験コンテンツ『OPEN HUB Monoliths』です。7台のディスプレイと来訪者の脳波を解析する技術を組み合わせることで、本来は主観的で捉えにくい感性や状態を、客観的なデジタルアートとして表現している点に大変感銘を受けました。来訪者一人ひとりにパーソナライズされた演出だと感じました。また、この共創空間の中心に設置されている大画面のLEDビジョンOPEN HUB Visualizerについても、ソニーのテクノロジーを活用することでその価値をさらに高められるのではないかと考え、ディスカッションを重ねた結果、LEDビジョンのポテンシャルを最大限に引き出すソリューションとして、スクリーンを任意のエリアに分割・統合し、エリアごとに異なるコンテンツを表示できる『Immersive Square』がふさわしいと考え、ご提案をさせていただきました。『Immersive Square』により、共創空間における情報発信やプレゼンテーション、体験演出の自由度を高め、来訪者にとってより印象的で没入感のある体験の創出に貢献できると考えています。」

潜在的なニーズに応える機能拡張で
イベントの成功に貢献

北村:「『Immersive Square』には、複数映像の自由なレイアウト表示や、リアルタイム映像と連携できる特長があります。今回の導入では、既存システムをそのまま提案するのではなく、イベントの企画段階からお客さまと密に対話を重ねました。課題感や理想とする空間の在り方を共有するところから取り組んだことで、新たなニーズも見えてきました。そうしたニーズに応えるため、『Immersive Square』の標準仕様に加えて、さまざまな機能拡張を行いました。具体的には、HDMI入力への対応に加え、コンテンツ同士の重ね合わせ、カメラ映像の自由な回転表示、背景を透過したテロップ画像などの投影にも対応しています。また、これらの設定をユーザー側でプリセットとして自由に保存・呼び出しできる点も特長です。今回のようなイベントでの活用は初めてでしたので、私たちにとっても新たな知見を得る貴重な機会となりました。」

大塚様:「ご提案いただいた『Immersive Square』を導入してよかったのは、すべてを外部に任せるのではなく、自分たちで新しいレイアウトを作成・運用できるようになった点です。イベントの準備段階でも、実際に操作しながら試行錯誤と微調整を重ね、理想の形を作り上げることができました。こうした自律的な運用ができるようになったことは、導入以前と大きく異なるポイントです。イベント当日も大きなトラブルはなく、複数の拠点がシームレスにつながる様子を分かりやすく示すことができました。社内外の出席者からも非常に好評でした。」

手元のタブレット端末でスムーズかつミスのないコンテンツ切り替えが可能

OPEN HUB Parkの様子を撮影するCinema Lineカメラ『FR7』

さらなる価値を創出する
未来の共創空間をめざして

木村様:「現在はイベントでの活用がメインですが、今後はお客さまへのプレゼンテーションなどでも活用したいと考えています。例えば、セキュリティ系コンテンツのデモであれば、左側にサービス概要、右上にリアルタイムデモ映像、右下に管理ダッシュボードを表示させるといった、直感的なデモンストレーションも検討しています。
そのほか、全国各地に展開する拠点とつなぎ、これまで大手町でしかできなかったデモを、他の場所からでも見られるようにすることも考えています。複数拠点で同時に議論できる空間にしていくことで、自治体やパートナー企業との共創をさらに加速させていきたいです。」

大塚様:「これからも映像に強みを持つソニーさんとともに、仮想と現実の境界がなくなるような、よりリアルで没入感のある表現を追求していきたいです。この空間を通じて、より多くのお客さまに未来の体験を届けていけたら嬉しいです。」

村上:「今回の取り組みを通じて、NTT様が持つ通信技術やNTTドコモ様の触覚共有技術『FEEL TECH(フィールテック)』と、私たちソニーが持つ映像・音響を軸とした空間演出のテクノロジーを掛け合わせることで、これまでにない新しい共創の形が実現できると考えています。OPEN HUB Parkを共創の起点として、今後もロケーションの価値を高めるさまざまなチャレンジをともに続けていきたいと考えています。」

北村:「『Immersive Square』は共創空間をつくるためのサービスです。これからもNTTドコモビジネス様をはじめとしたお客さまがめざす“本来あるべきオフィスの姿”や“価値創造の場”への変革を、ネットワークと空間演出の両面から支援し、自社のビジネスを拡大させるとともに、お客さまのさらなるビジネス拡大にも貢献していきたいです。」

写真左から、NTTドコモビジネス 統合マーケティング部 セールスマーケティング部門 大塚 雅代 様、木村 亮輔 様、ソニーマーケティング株式会社 ロケーションバリュー企画室 村上、ソニー株式会社 エンタープライズソリューション事業部 サービス&インテグレーション事業室 北村