ロケーションポーター
RVT-SD200
リアルタイム・ビデオトランスミッター

RVT-SD200

商品の特長

映像圧縮コーデックにMPEG-2の2倍以上の圧縮効率を実現したH.264/AVCを採用。可変ブロックサイズによるフレーム内/フレーム間予測機能により、低ビットレート伝送においてもブロックノイズとモスキートノイズを大幅に低減しています。またH.264/AVC Main Profileを採用することで、前後複数フレームおよび重み付けによって予測精度を向上しています。これにより、Baseline Profileのワンセグ放送よりも高画質な映像伝送を実現しています。音声にはソニーのパーソナルオーディオ製品にも搭載されている高圧縮率のATRAC3plusオーディオコーデックを採用。低ビットレート伝送でも自然でクリアな音質を実現しています。

A5サイズ相当のボディに、内蔵バッテリー(別売)駆動でも約1.5kgの小型・軽量で、設定により送信用、受信用のどちらにも使うことができます。送信側はビデオカメラを接続してスタートボタンを押すだけの操作で、FOMA回線などを経由して遠隔地に映像と音声の伝送を開始します。別売のショルダーストラップを使えば、一人で現場に近寄り、決定的なアングルで撮影・送信できる機動力を発揮します。

ARC、Real-time ARQ、FECで構成される品質制御技術「QoS」(Quality of Service)により、利用状況によって帯域が変動する通信サービスにおいても、ネットワークのブレを吸収し、高品質で安定したリアルタイム伝送が可能です。

・ ARC(Adaptive Rate Control:最適レート制御機能)
ソニー独自のアルゴリズムで、ネットワークの帯域状況により最適な映像の伝送レートとフレームレートを自動的に判断し、安定したリアルタイム伝送を実現します。

  • ※ FOMAによる伝送では、このARCのみ有効です

・ Real-time ARQ(Real-time Automatic Repeat reQuest:パケット再送機能)
伝送時に損失したパケットをソニー独自のアルゴリズムで特定し、リアルタイム性を保持しながら、ARQの回復技術の最適化によって安定した伝送を実現します。

・ FEC(Forward Error Correction:前方誤り訂正機能)
送信側であらかじめ映像・音声データにパリティデータを付加することで、受信データの一部が欠落した場合でも、残りのデータとパリティデータを使って、欠落したデータを復元することができます。

FOMA回線を2回線同時に利用することで、1回線に比べ最大で2倍の映像ビットレートで伝送することができます。また音声は二重化されるので、どちらか1回線が不安定になっても、もう1回線を使って音声の通信が維持されます。

  • * 対応するFOMA端末:FOMA A2502、L-02A、L-05A、L-08C
      (L-08CはVer.X.XX / 2.0.3以降のみ対応)

コンテンツの音声とは別に、送信・受信間の通話用としてヘッドセットを使った通話が可能です。

送信側に加え受信側もFOMA回線を利用可能。これにより、有線LAN環境の無い現場でも映像を受信することができます。

電源ON/OFF、映像送信のスタート/ストップ、モード設定などは、本体上部に装備された液晶画面とボタンによりワンタッチ操作が可能です。

・ 受信側から送信側をコントロールできる機能を搭載しているので、送信側からはカメラ操作に専念することができます。
・ 送られてきた映像を確認しながら、受信側オペレーターが回線状況に合わせて伝送モードなどを変更することができます。

購入時にご登録いただくことで、1年間の保守サービスを提供します。

  • * ヘルプデスクサービス、センドバック修理サポート、リペアサービス

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