法人のお客様[法人向け] 空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display) 事例紹介 大日本印刷株式会社様

大日本印刷株式会社様

新たな文化体験の創出をめざして空間再現ディスプレイ ELF-SR1/BZを活用し貴重な文化財を忠実に再現

大日本印刷(以下、DNP)では、長年の印刷技術で培われた高精細画像処理の技術とノウハウを生かし、文化財・美術作品のデジタル化、アーカイブ構築、コンテンツ制作、公開活用を含めたデジタルアーカイブの総合的なサービスの提供を行っています。また、2006年から「DNPミュージアムラボ」の取り組みを開始し、海外のミュージアム、ライブラリーと新しい展示体験の創出に向けたプロジェクトを多数行ってきました。
2016年には、フランス国立図書館(以下、BnF)が所有する貴重な地球儀・天球儀の実物6点と、DNPが3Dデジタルデータ化した画像を展示するBnF×DNPミュージアムラボ第1回展「フランス国立図書館 体感する地球儀・天球儀展」をDNP五反田ビルにて開催し、多くのかたにご来場いただきました。

マーケティング本部
アーカイブ事業推進ユニット
事業開発第1部 第2グループ
田井 慎太郎様

世界的な文化財をありのままの姿で目の前に再現するために

BnFでは現在、1721年に創設したリシュリュー館を初めて全館改修する「リシュリュー・ルネサンス・プロジェクト」を進行しており、DNPはその意義のある取り組みに賛同し、アジアで唯一の“技術メセナパートナー”として参画。本プロジェクトの成果を広く伝える機会の一環として、2021年4月より、BnFの貴重なコレクションや歴史的空間の3Dデジタルデータを活用した第2回展『これからの文化体験』を開催することとなりました。そのなかで、2019年の国際博物館会議(ICOM)で協力展示を実施して以来お付き合いのあるソニーPCL株式会社(以下、ソニーPCL)よりこの『空間再現ディスプレイ(以下、SRD)』をご紹介いただき、ひと目見た瞬間に「これだ!」と感じました。

まず驚いたのが、あたかもそこに実在しているかのように立体的に見える高い視覚効果です。これまでも両目の視差を利用した3Dディスプレイはありましたが、見る角度を変えても構図が変わらない点が大きな課題だと以前から感じていました。このSRDは、見る人の顔の位置を演算で処理しながら、見る角度に合わせて画像が動き、裸眼のままでリアルに実物が浮き上がっているかのように表示するところが斬新で、まさにこの展覧会の展示にぴったりだと思い導入を決めました。

裸眼のままでリアリティーあふれる立体視を実現するSRD
©DNP Dai Nippon Printing Co., Ltd. 2021, with the courtesy of the Bibliothèque nationale de France.

SRDの迫真性をきっかけに、かつてない体験を共創

今回、SRDを活用した展示は、高精細なデジタルデータを映し出し、作品一点一点をいろいろな角度から細部までじっくり鑑賞できるものとなっています。そのコンテンツの試作段階で、表示される画像が非常にリアルなあまり、自然と手を伸ばして触ってみたくなる感覚がありました。そこで、「見る人の手の動きを取り入れることはできないだろうか」と、コンテンツ制作をお願いしたソニーPCLに相談したところ、試行錯誤の末、SRDに接続した端末にかざした手を動かすことで画像のアングルを思い通りに変えられるソリューションを提案してくれました。まさに実際に自分の手でいろいろな角度から作品を鑑賞しているかのように感じられる、“これからの文化体験”にふさわしいものにしていただき、非常にうれしかったですね。

ELF-SR1/BZの右側に置いた端末に手をかざすことで、手の動きに合わせて画像のアングルを変更可能
©DNP Dai Nippon Printing Co., Ltd. 2021, with the courtesy of the Bibliothèque nationale de France.

ご来場いただいたお客様からも非常に好評で、裸眼のままでまるで本当にそこにあるかのように感じる点や、視線の動きだけでなく、非接触での手の動きでアングルを自由に変えられるところが、視覚的にも体験的にもかなりインパクトが大きかったようです。また、「美術作品だけでなく、いろいろなことに応用できそう」など、好意的な感想が数多く聞かれました。

来場者からも高い評価を得たSRDによる新たな体験

多様な可能性を秘めたSRDから生まれる次の体験に期待

これからも引き続き、さまざまなミュージアムやライブラリーの文化財をSRDで映し出してみたいと思っています。そして、いつかはさらに大画面で展示を見られるようになったり、映し出された画像自体を直接手で触って動かしているような感覚が得られたりできるようになると、もっともっとよりよい体験が生まれるのではないかと期待しています。

このSRDが持つ、ソニーならではの解像度の高さ、実在感のあるリアリティー、色味の再現性などは、ウェブや紙面を通して見ただけではなかなか伝わりづらいと思います。ぜひ一度実際に見ていただき、このディスプレイの素晴らしさをたくさんの人に体験していただきたいですね。

※BnF×DNPミュージアムラボ第2回展『これからの文化体験』は、2021年10月29日をもって終了しました

ELF-SR1/BZ

空間再現ディスプレイ ELF-SR1/BZは、ソニー独自の視線認識技術により、裸眼のままでもクリアで色鮮やかな立体視を再現するディスプレイです。あたかもそこに実物が存在するかのような実在感のある空間表現が、クリエイターのコンテンツ制作やデザインの確認をはじめ、美術館、博物館、イベント会場やショールーム、教育用途、店舗など、幅広い分野で新たな可能性をもたらします。

空間再現ディスプレイ
ELF-SR1/BZ

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