【FX3特別企画】 なぜ、今、FX3を選択するのか。第一線で活躍するプロフェッショナルがその理由を紐解 (11/30LIVE配信)

ソニーストア銀座動画配信スタジオより、ソニーストアのスタイリスト澤田挨拶。
今年発売になったクリエイターが求めるシネマの印象的な映像表現と、優れた操作性を実現したCinema Lineシリーズ最小最軽量のフルサイズセンサーカメラFX3について、事業デザイナー白鳥友理恵氏を招き、どういった動画制作を行っているのか、なぜ今FX3を選択するのかなど、テーマに沿って、「仕事がこなせるカメラ、動画を通じて価値を見出せるカメラ=FX3」となる理由について語っていただくという本日の趣旨とLIVE配信中、チャット欄での質問も受け付ける旨を説明。

ゲストの白鳥友理恵氏、挨拶。
白鳥氏のプロフィール紹介。
事業デザイナー、Designship Do 事業責任者。多摩美術大学卒業後、サイバーエージェント、メルカリなど大手IT事業でサービスデザイナーとして多数の新規開発に携わり2020年春に独立。
デザイナー教育への大きな課題感を感じたことをきっかけに2021年3月、デザイナー向けのオンラインスクール「Designship Do」を立ち上げる。その他、企業の新規事業開発や組織作りなどのサポート支援を行っている。

白鳥氏の仕事について具体的に伺っていく。

事業デザイナーという仕事は具体的にどういった内容なのか?
白鳥氏より事業デザイナーについて説明いただく。
主にITやアプリ開発などテクニカルが関わるデザイン全般を担当している。
アプリ開発の他に、組織であったりサービス開発、チームのマネジメントなど幅広い意味でのデザインを行っている。また、デザイン向けのオンラインスクールでは、動画や映像なども活用している。

動画を始めようと思ったきっかけについて伺う。

独立してフリーランスになったことで、日中自分の時間が持てるようになり、以前より興味のあったYouTubeをやってみようかなという思いで気軽に始めたとのこと。

白鳥氏の第1回目の配信動画を紹介。

白鳥氏がカメラに向かって自己紹介をしている映像が流れる。
第1回目の動画配信を見ながら、白鳥氏に当時のことを伺っていく。
初めは機材のこともわかっていない状態で、カメラに向かって話すということも初めてだった為
羞恥心もあり、大変なことしかなかったと話す白鳥氏。撮影の後、初めて編集ソフトで編集をしたが、フォントの入れ方やカットの仕方などGoogleで調べながら行ったとのこと。

次に、機材選びについて伺っていく。

当初は、スマホやタブレットでテスト撮影などを行い、パートナーが持っていた他社製品のスチール用カメラで撮影していたとのこと。よく逆RECをしてしまい、オートフォーカスが全くないレンズやボディだった為都度焦点距離を合わせて調整を行っていた。
最初は音がどう録れるかなど動画のフォーマットもわからない状態だった為、全くお金をかけずにどこまで続けられるかを自分の中で試したと話す白鳥氏。そこで、半年程してからカメラの欲も出てきたので探し始め、1年後にα7Cを購入したとのこと。

そこからFX3を購入されたとのことで、どのような理由で機材変更したのかを伺う。

α7Cを購入してから3ヶ月後に追加でFX3を購入した白鳥氏。
α7Cを購入した際にバリアングルの便利さや映像の色味の良さ、オートフォーカスなど、こんなに動画って楽に撮れるんだという驚きがあり、そこからいろいろ学び、2カメで撮りたいという欲が出てきたと話す。商品紹介の際、俯瞰と正面が撮りたいという時に、以前はα7Cを移動させて撮影していたが、同時に撮りたいということになり、購入するならワンステップ上げたカメラが欲しいという想いからFX3を選んだとのこと。

実際に白鳥氏がFX3で撮影された動画を紹介。

白鳥氏のナレーション付きでDIYされたテーブルのお手入れについての動画が流れる。
動画を見ながら白鳥氏に撮影の話を伺っていく。
まず、FX3だからこそ撮れた、よかったという点について語っていただく。
FX3だからよかった点は多く、この動画でいうと音が特徴的で、FX3にしてから、以前は3.5mmジャックで収録していたが、ハンドルユニットにXLRマイクを付けた状態で撮影するようになってから明らかに音が良くなり、臨場感というものが良く出せるようになった。また、タリーランプのおかげで逆RECをしなくなった。カメラが慣れてない初心者こそそのような機能は大切だと感じるとのこと。
なお、色味が今サブ機として使っているα7Cとも違う点で、FX3に搭載されているS-Cinetoneでしか撮っていないくらい、自然な色合いで撮れるところが良い。細かい設定を気にせずに撮りたいものに集中できる、思い立った時にすぐに撮影できるところが良い点と話す。
次に、FX3を使って撮り始めた最初の頃と今で変わったことは何かを伺う。
全てが違っている。1本目は、音声は内蔵マイクだったが、今はXLRハンドルユニットにXLRマイクを接続していて音が向上している。FX3はハンドルの付け根が頑丈だと感じる。外に持ち出す際も、このトップハンドルの堅牢性にはとても助けられていると語る白鳥氏。また、4Kで本格的に撮り出すようになったのはFX3を使用してからとのこと。質感までしっかり解像度高く映してくれるので、カメラを通してこんな世界があったのだということが発見できる。
生感のようなものが出るのがやはり4Kの良さだと感じる。以前はフルHDで撮っていたが、一度4Kで撮影してしまうと虜になってしまったと話す。

動画を使って日々情報発信を行っている白鳥氏に、「動画」がもたらす価値についてどう思うか伺う。

白鳥氏は、映像を仕事にしているビデオグラファーではなく仕事で動画を使用しているというところが大きい部分だが、自分が行っているサービスやオンラインスクールなどの事業に映像や動画を組み合わせることによって、大きく伝え方や届く人が変わるということを実感していると話す。

ここからは、コメント欄に来ている質問に回答していく。

質問1:FX3で配信する上で何か困っていることはあるか
白鳥氏の回答:強いていうと、PCのスペックが必要になるということ。良い機材を持つと良い画質で撮りたくなる為、データ容量が膨大になる為、PCのスペックが必要になる。

質問2:FX3に触れるまでどのくらい勉強したか。
白鳥氏の回答:動画についてきちんと勉強し出したのはYouTubeを始めてからで、実際にカメラの機材を勉強し始めたのはまだ1年経ってないくらい。UIがFX3は動画に特化されているので、その辺りが勉強する際に助けられた。FX3の機能を理解して購入した訳ではないので、購入してから勉強していった。他のクリエイターの動画などを見て、色味など試してみて身につけていった。実際に購入してからわかることが多くある。

質問3:動画編集はどのようにして覚えたか。
白鳥氏からの回答:Adobe製品は使っていたが、動画編集ソフトのPremierなどは使用していなかったので、YouTubeのチュートリアルや索引式の本も購入した。こうしたいという欲求が出てそれを調べてやってみてを1年半繰り返してきた。

質問4:レンズが物足りなくて他にも揃えたくなったか。
白鳥氏の回答:最近24mmを外撮り用に購入した。現在はレンズを3本持っている。

質問5:撮影の際、熱で止まることはあるか。
白鳥氏の回答:自分が撮影しているYouTubeの動画は部屋の中だが、夏も通して撮影していたがあまり止まることはなかった。長時間は撮影していないのでその辺りはわからないが、夜の2〜3時間の配信では止まらなかった。止まった経験だと、直射日光の当たる窓際で撮影した際に、日光がカメラの背面に当たっていた時に止まってしまった。カメラとして条件の悪い時環境だった。

質問6:FX3の重さはどれくらいか。
白鳥氏の回答:重さは715gくらいだと思うが、自分の中では思っていたよりも軽いと思った。持ちやすいトップハンドルがあるおかげかもしれない。今ズームレンズも付けているが(660g程)、片手でまわせるくらい。

質問7:FX3で静止画は撮影したことがあるか。
白鳥氏の回答:サムネイルを撮ったり、建物の撮影をした際に中の記録用として2〜3枚スチールを撮っておくこともある。いざという時に撮れる安心感がある。
澤田より、FX3は動画向きのカメラだが、静止画も撮れる機種であると補足。

ここからは、再度白鳥氏に話を伺っていく。

前半では、白鳥氏がどのようなかたちで動画を活用しているか、その中で動画を活用するツールとしてなぜFX3を選択したかという観点で話を伺ってきたが、後半は、白鳥氏ならではのFX3オススメ活用法について伺っていく。

澤田より、普段はFX3本体のみで使用されているか、また、以前はマイクをミニプラグで繋がれていたと思うが、XLR端子を使われているということで、音質の向上は感じられるかの質問。

白鳥氏は、いつもトップハンドルをつけてマイクがついている状態で使用しているとのこと。
編集で何度も音を聞いていると違いがわかる、明らかにこんな音も拾うんだという感覚がある。
以前は乾電池運用だったが、今は本体から電源供給されるのでマイクのバッテリー切れがなくなった為、ミスがなくなったところがとても気に入っていると話す白鳥氏。

改めてレンズは何か使用しているか、今使用しているレンズのこだわりポイントを伺う。

直近で使っているレンズは、24-105mmだが、最近のYouTubeでは35mmの画角にはまってきているとのこと。
画角のこだわりについて、1本目に購入したレンズが20mmF1.8だったが、初期は部屋がたくさん映るので良いな、明るくて良いなというかたちでそのレンズしか知らなかったので満足していたが、今使用している24-105mmが2本目で使ったみた時に、人が近い、目の前で話しているような画で撮れるのは20mmよりも上かもしれないと思い、画角のテストをミリ単位ごとで変えて、距離も変えてみていろいろ試し出したのが最近のことだと話す。

画角について白鳥氏が動画を用意しているとのことで紹介する。

白鳥氏は、FX3をWEBカムとしても使用しており、日々の打ち合わせなどにも使用している。打ち合わせの相手によって画角を変更しているという。
今再生している動画は、24mmの画角で映っているもの。背景の洋服など広めに映っており、生活感が出ているので、仲の良い人やある程度親しい人との打ち合わせに使用している。
次に50mm程度の画角に変更した動画が再生される。
この場合は初めての打ち合わせの方に使用している。あまり生活感を出さず、表情がよく伝わる方がいいと思うので、画角を絞って、高圧的にならないように他のパソコンに備え付けのカメラと顔の大きさが変わらないように調整して配慮しているとのこと。
画質が明らかに違うので、最初は皆さんが触れていただけるので、話題に事欠かないという。
コロナ前であれば、打ち合わせに行く際には、例えばいいスーツを着て行く、靴を磨いて行くということが、それに近いようなものが今のリモートミーティングでいうところの画角であったり画質が良いということなのではないかと話す白鳥氏。最近はカメラに対して、ビジネスアイテムだと感じている。

澤田より、営業されている方がカメラの画質が良くなったおかげで実績につながったとの話も良く聞いたりすると補足。

質感という話の中で、白鳥氏が紙の質感を伝えるためにFX3を使用されているということで、その動画を紹介する。

白鳥氏が紙を持って、いろいろな角度で見せたり、ズームアップしたりする動画が流れる。
リモートワークになって印刷物のチェックがなかなかリアルに集まってできなかったりする為、紙を選ぶ際にスマホの画質だとなかなか伝わらないので、このようにズームレンズで寄って触っている時の音などでも伝わったりするので、よく使用しているとのこと。すぐ隣にFX3を用意しており、すぐに撮って送れる環境にしているという。

その他に、白鳥氏ならではのFX3使いこなし術はあるかを伺う。

色味はどのような設定で撮影されているか。
今はS- Cinetone一本で撮影しつつ、ISOはオートにてしており、こだわりとしては、カラーだけ少し青みがさすようにホワイトバランスを調整しているとのこと。

ここからは、またコメント欄の質問を確認していく。

質問1:α7S Ⅲなど近いスペックのカメラが他にあるが、あえてFX3を購入した決め手は何か。
白鳥氏の回答:正に店頭でα7S Ⅲを何度も触って比較して結果的にFX3を購入した。決め手は、インターフェースのシンプルさ。動画を撮影する初心者にも優しいという点。α7SⅢはカメラとしても動画としてもプロデュースできるようなインターフェースになっていると思うが、当時の自分には、どこまでがスチールのUIでどこまでが動画のUIかがわかりにくい部分があった。FX3は、出ている機能全てが動画の為になっているという点がとても学びやすいと感じた。繰り返しになるが、タリーランプのわかりやすさであったり、トップハンドルの堅牢性の安心感だったりが良かった。
業務用製品であるからこそ間違いがあってはならないという点から、安心感に重きをおいた作りになっているのだろう。初心者にとってはその点がありがたいと思う。

質問2:映像の色味も調整されているか。シネマティックに寄せたくなる。
白鳥氏の回答:これまでは、シネマティックな映像ということにそこまで考えてこなかったが、S-Cinetoneに触れたことによって、シネマティックとは何かを考えるようになった。色味について、例えばエンタメの話をする際はシネマティックな色ではない方がいいのではないか、ビジネスなシーンであったりサービスの物語を伝える時はシネマティックの方がいいのではというかたちでひとつ軸ができた。やろうと思えばどこまでもシネマティックに作りこめるところが魅力だなと思う。

視聴者の感想:画角についてはとても勉強になった。
白鳥氏の回答:カメラを始めて気づいたのは、人間が本来持っている目の画角や焦点距離と比べると、カメラが取っつきやすくなるという感覚がある。例えば広角は、自分の目より広いから斬新に見えるんだなということなど目とカメラを比較することによってとても学びになった。

質問3:照明はどのようにされているか。
白鳥氏の回答:照明は、以前は自然光で撮っていたが、FX3を購入して少し経った時に、照明に興味を持つようになり、最近は70cm程のハニカムグリットの照明を入れて、YouTubeで開封配信を行った。三脚も2m程のものを購入した。照明を入れたことによって、夜も撮影できるようになり、楽しみが増えた。照明が当たった時の肌の質感であったり顔の映りの違いが楽しみになっている。
この1年半で機材がいろいろ揃っていっている、それくらい夢中にさせてくれるカメラ。勉強の仕方はどうしているかという質問も先ほどあったと思うが、勉強した際に全てこのFX3は叶えてくれる。ビット数やlog撮影など、知識をもらった際にほとんどのことがこのカメラで再現できるというところは、勉強をする際に頭打ちをしない。FX3が持っているポテンシャルに助けられた部分があり、モチベーションが上がった。

質問4:カメラを購入する勇気がないのですが、最後の決心はどのようにしているか。
白鳥氏の回答:カメラのことが頭から離れなくなったので購入した。買い物には慎重な方だが、YouTubeなどで1ヶ月程調べ続け、購入したい気持ちがおさまらなかったので、そうなったら購入した方がいいと思う。
やはり興味の度合いはその後のモチベーションやどれだけ自分が取り組みたいかのバロメーターになると思う。そういったモチベーションで始めると、払った分に見合うような取り組みができるなと感じている。最後はときめきに従うべき。

質問5:他に普通には自宅にありそうにないものはあるか。
白鳥氏の回答:照明が一番なさそうなもの。三脚の数は多い。俯瞰で撮れるもの、WEBカムで使用する用に机に留めているもの、照明に使用しているもので4本。

質問6:編集は何のソフトを使用しているか。
白鳥氏の回答:AdobeのPremierを使用している。

最後の質問:外で撮影している際に、周りの視線など業者感が出ないか。
白鳥氏の回答:テレビの撮影と勘違いされて逆に声をかけられない。キャンプに持っていって、焚き火の映像を撮ったり、肉を焼いているところや、遠くの雷を撮ったりなど楽しんでいる。夜はVlogを撮影したり、昔は記録用に写真で撮っていたものが今は動画で残しているという使い方もしている。
これからは、外での活動も増えていくと思うので、自分の事業のイベントやインタビューなども撮っていきたいと思っている。趣味から仕事まで、FX3とずっと一緒にいる感覚。

今回紹介したFX3を実際に体験したい方へ、全国のαプラザ/ソニーストア店舗を案内。

αプラザは、初心者の方からプロとして活動されている方まで、カメラに携わる全ての方の写真や映像活動を支援する場。商品の体験や購入の相談、購入後の撮影サポートとしてメンテナンスやカメラスクール講座などのサービスを提供。α本体や様々なレンズ体験が可能。
全国5か所の店舗案内を表示。
ソニーストア銀座
ソニーストア札幌
ソニーストア名古屋
ソニーストア大阪
ソニーストア福岡天神
詳しくは「αプラザ」で検索。

紹介したFX3やレンズは全国の量販店やソニーストア直営店、ソニーストアオンライン、eソニーショップなどで注文可能。

・ILME-FX3 \504,900円(税込)
・SEL24105G ¥164,593円(税込)
・SEL20F18G ¥127,900円(税込)

白鳥氏より視聴者にメッセージ。

動画やカメラは自分と縁の遠いような世界に感じてしまいがちだが、今は映像の仕事をしていなくてもビジネスや日常に溶け込んでいるシーンはたくさんあるので、ぜひ勇気を持って飛び込むと楽しめる世界が広がっていると思う。

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