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会話形式で学ぶ!α(アルファ)豆知識

このページでは、「〜したいけど、どうしたらいいの?」「これって何?」「〜ができなくなってしまった」
そんなデジタル一眼カメラα™(アルファ)に関する素朴な質問に対する答えを、会話形式でご紹介します。

被写体に近いとピントがあわない(最短撮影距離)

すみません、花を至近距離から撮影したいんですが、うまくピントがあわないんです。

シャッターボタンを半押ししたときに、合焦(がっしょう)マークは点灯しますか?
それとも点滅していますか?

点滅しています。

接写する場合、シャッターボタンを半押ししたときに、合焦マークが点滅したら、近づきすぎてピントが合っていないことが判断できます。
その場合、被写体から少し離れるか、ワイド(W)側にズーム調整して、合焦マークが点灯に変わったらシャッターボタンを押しましょう。

そうなんですね! 接写する場合、どこまで近づいて撮影できるのか、よくわからないんです、なにか目安はありますか?

はい、レンズには、最短で撮影できる被写体までの距離が決まっています。その距離のことを最短撮影距離といい、それよりも被写体に近づいてしまうとピントが合わなくなります。

例として、以下のレンズの最短撮影距離を見てみましょう。
通常、レンズ前面に、メートル(m)表記とフィート(ft)が記載されています。赤枠で囲んでいるところに「0.25m/0.82ft-0.30m/0.98ft」と書かれています。

この場合、ワイド側の一番端(一番広角側)で撮影する場合、「イメージセンサー位置表示」マークから測って、0.25m(25cm)が最短撮影距離。
テレ側の一番端(一番望遠側)で撮影する場合、「イメージセンサー位置表示」マークから測って0.30m(30cm)が最短撮影距離となります。

「イメージセンサー位置表示」マークってどこにあるんですか?

はい、これが、「イメージセンサー位置表示」マークになります。
横線の位置に、イメージセンサーがあることを示しています。最短撮影距離は、ここから測ります。ちなみに、フィルムのカメラの場合も、この位置にフィルムがあります。

このマークは、「イメージセンサー位置表示」マークだったんですね、知りませんでした!

はい、花の接写など、なるべく被写体に近寄って撮りたいシーンでは、最短撮影距離を参考にしながら、一度被写体にグッと近づいてみて、少しずつ被写体から離れてピントの合う距離を探していくことがポイントです!

ありがとうございました。

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