「Infineon TPM ファームウェアVer.4.34(Windows 8.1用)」アップデートプログラム
(2018/07/24)
ソニーパーソナルコンピューターの「Infineon社製TPMファームウェア」を最新のものにアップデートするプログラムを提供します。
このプログラムの適用により、以下の問題が解決されます。使用上の不都合や、プログラム適用時の不具合を避けるために、以下の説明をよくお読みになり、このプログラムを適用してください。
TPMファームウェアアップデート時のご注意
本アップデートは、複雑な操作を必要とし、手順を間違えると、PCが起動できなくなります。
必ず、手順に従って操作を行ってください。操作を誤ってアップデートに失敗した場合は、有償での修理対応となります。
アップデート中に電源が切れるとアップデートに失敗します。
ACアダプターを接続し、作業中は本機の電源を切る操作は行わないでください。アップデートする際にはTPMを有効にする必要があります。
現在TPMを使用されてない場合は、使用する際にアップデートを実施してください。
アップデートには管理者権限が必要になります。
必要に応じてデータのバックアップを取っておいてください。
アップデートを行うと、TPM内部の情報はすべて失われます。
TPMを使用しているアプリケーションがある場合は、そのアプリケーションの指示に従ってください。
Windowsの仮想スマートカード機能にTPMを利用している場合、その情報は失われます。
対象製品
2013年6月発売〜2014年2月発売の以下の機種でInfineon社製TPMを搭載したモデル。
- * TPMを搭載していない場合もあります。
SVP11シリーズ:
- SVP1121A1J
- SVP1121A2J
- SVP1122A1J
SVP13シリーズ:
- SVP1321A1J
- SVP1321A2J
- SVP1322A1J
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アップデートを実施する前に、下記の手順でTPMファームウェアバージョンを確認してください。
製造元のバージョン"4.31"もしくは"4.32"の場合のみ対象となります
TPMファームウェアバージョンの確認方法
以下の手順でバージョンを確認してください。
- 【Windows】キーを押しながら、【R】キーを押します。
- 「tpm.msc」と入力し、[OK]をクリックします。
- TPMの管理画面が表示されたら、[TPM製造元情報]に表示されている[製造元のバージョン]を確認します。
- 製造元のバージョンが"4.31"もしくは"4.32"の場合は対象です。
- 上記以外のバージョンもしくは「互換性のあるTPMが見つかりません」と表示される場合は対象ではありません。
対象OS
このプログラムが対象としているOSは、以下になります。
- Windows 8.1 64ビット
解決される問題
上記のコンピューターにおいて、以下の問題を解決しました。
- Infineon社製TPMチップのセキュリティ脆弱性問題に対応しました。
ユーザー名、ユーザーアカウントについて
使用するユーザーに「コンピューターの管理者」または「管理者」を設定できるWindows OSの場合は、それらに所属するユーザー名でログオンした後に、本プログラムを適用してください。
また、ユーザー名は、半角英数字で登録されている必要があります。
ユーザー名に全角文字をご使用の場合は、半角英数字のユーザー名で新規のアカウントを作成してください。
またOSにより作業時に「ユーザー アカウント制御」のダイアログボックスが表示されることがあります。内容を確認の上、画面の表示に従って、そのまま作業を続けてください。
ダウンロードの手順
次の手順に従ってダウンロードを行ってください。
ハードディスクに、ダウンロードしたファイルを格納するためのフォルダーを用意してください。
この説明では、Cドライブに作成した"Update"というフォルダー名とします。このページ下部にある、「ソフトウェア使用許諾契約書」の同意ボタンをクリックし、1.で作成したフォルダーにアップデートプログラムをダウンロードしてください。
アップデートの手順
作業を行う際は、以下ページに掲載している手順書をご参照ください。
事前に印刷してから作業されることをおすすめします。
アップデート完了の確認方法
次の手順でアップデートの完了を確認してください。
- 【Windows】キーを押しながら、【R】キーを押します。
- 「tpm.msc」と入力し、[OK]をクリックします。
- TPMの管理画面が表示されたら、[TPM製造元情報]に表示されている[製造元のバージョン]に"4.34"の文字列があれば、正常にアップデートされています。