VAIO 電子マニュアル SVT1111/SVT1311 シリーズ

Concept

新拡張チャンネル(IEEE 802.11a/IEEE 802.11n)の対応について
<5 GHz無線LAN搭載モデル>

2005年5月および2007年1月の省令改正により、5 GHz帯の割り当て中心周波数は以下のようになりました。
VAIOでは、2005年5月の改正前の規格で使用されていたチャンネル(J52)は使用できません。
また、IEEE 802.11b/g/n搭載モデルをお使いの場合、5 GHz帯を使用してアクセスポイントに接続することはできません。
新拡張チャンネルでは、次のような特徴があります。
  • 従来の規格で使用していたチャンネルが変更になりました。
    従来: 34、38、42、46チャンネル(J52)
    改正: 36、40、44、48チャンネル(W52)

  • 新たにチャンネルが追加になりました。
    2005年5月追加: 52、56、60、64チャンネル(W53)
    2007年1月追加: 100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140チャンネル(W56)
    2005年5月および2007年1月に追加されたチャンネルの無線LANアクセスポイントでは、「DFS」「TPC」という電波の制御機能が使用されます。


IEEE 802.11a/IEEE 802.11n(W52/W53/W56)対応のVAIOと5 GHz帯対応無線LANアクセスポイントとの互換性は以下のとおりです。

互換性がない無線LANアクセスポイント

  • IEEE 802.11aまたはIEEE 802.11a(J52)、IEEE 802.11n(J52)

互換性のある無線LANアクセスポイント

  • IEEE 802.11a(W52)、IEEE 802.11n(W52)

  • IEEE 802.11a(W52/W53/W56)、IEEE 802.11n(W52/W53/W56)

  • IEEE 802.11a/IEEE 802.11n(W52/W53/W56)


電波法の改正とは、電波法施行規則等の一部改正の事です(参考資料:2007年1月31日 官報号外第18号)。
社団法人電子情報技術産業協会からも改正IEEE 802.11a規格についてのガイドライン(下記URL)が示されております。
http://it.jeita.or.jp/perinfo/committee/pc/JEITA_5GHzwirelessLANguideline3_100331.pdf
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