ハードディスクを取り付ける/はずす
<VGC-LVシリーズ>
ハードディスクを増設する際は、作業を始める前に「ハードディスクを増設するときのご注意」をご覧ください。
ハードディスクを増設するときのご注意
- ハードディスクの取り付けや取りはずしは、必ず本機および周辺機器の電源コードを電源コンセントから抜いた状態で行ってください。電源コードを差したまま、ハードディスクを取り付けたり取りはずしたりすると、ハードディスクや本機、周辺機器が壊れることがあります。
- ご自分でハードディスクの増設を行い、故障や事故が起きた場合は、修理はすべて有償となります。
- ハードディスクの増設は注意深く行う必要があります。取り付けかたや取りはずしかたを誤ると、本機の故障の原因になります。
- 増設するハードディスクによっては本機で動作しないものがあります。増設について詳しくは、増設機器メーカーにお問い合わせください。
- ハードディスク増設の際には、本機内部のケーブルに指などを引っかけてはずさないように注意してください。
- ハードディスク増設の際は、本機内部の部品や基板などの角で手や指をけがしないように注意深く作業してください。
- ハードディスク増設の際に異物(ネジなどの金属物など)が本機内部に混入したままの状態で電源を入れると、発煙のおそれがあります。必ず異物を取り除いて本体カバーを取り付けてから電源を入れてください。
- 本機の内部基板の電子部品には、手を触れないでください。外部からの力や静電気に大変弱いものがあり、故障の原因となります。
- 増設するハードディスクによってはi.LINK対応機器から動画を取り込む際に制限が生じる場合があります。
- 増設したハードディスクのドライブ文字は、お客様の使用環境により異なります(「ローカル ディスク (E:)」または「ローカル ディスク (F:)」などと表示されます)。また、本機のリカバリを行うと、増設したハードディスクのドライブ文字が変わることがありますので、ご注意ください。
- ハードディスクを増設した場合、Boot Volumeの順番が変更され、Windowsが起動しなくなることがあります。
ハードディスクの取り扱いについて
本機には、ハードディスク(アプリケーションやデータなどを保存するための記憶装置)が内蔵されています。
何らかの原因でハードディスクが故障した場合、データの修復はできませんので、記憶したデータを失ってしまうことのないよう、次の点に特にご注意ください。
- 振動する場所や不安定な場所では使用しないでください。
- データの書き込み中や読み込み中は、電源を切ったり再起動したりしないでください。
- 急激な温度変化(毎時10℃以上の変化)のある場所では使用しないでください。
- テレビやスピーカー、磁石、磁気ブレスレットなどの磁気を帯びたものを本機に近づけないでください。
- お買い上げ時に搭載されているハードディスクは取りはずさないでください。
- ハードディスクの増設に対応したモデルをお使いの場合には、増設用のハードディスクドライブベイに増設したハードディスクのみ取りはずすことができます。
ハードディスクを取り付けるには
ハードディスクドライブベイにSerial ATA(シリアルATA)に対応したハードディスクを1台搭載することができます。
ハードディスクを取り付ける際には、本機後面のカバーやパネルを取りはずす必要があります。次の手順に従ってハードディスクを取り付けます。
増設するハードディスクの取扱説明書もあわせてご覧ください。
- 本機の電源を切る。
本機と周辺機器の電源を切り、本機後面右下に接続しているケーブルを取りはずします。
- カバーを取りはずす。
本機前面を下にして置き、本機後面の本体カバーとスタンドカバーを取りはずします。
【詳細】
- 電源コードおよび接続しているすべての接続ケーブルを取りはずす。
本機の電源を切って1時間ほどおいてから作業を行ってください。電源を切ったすぐあとは、本機の内部が熱くなっており、やけどをする可能性があります。本機が冷えるのを待ってから作業を行ってください。
- パネルを取りはずす。
- ハードディスクケースのネジをはずす。
異物(ネジなどの金属物など)が本機内部に入らないようにしてください。故障の原因となります。
- ハードディスクケースを取り出す。
レバーを引き、ハードディスクケースを取り出します。
ハードディスクケースを取り出すとき、まわりの部品にぶつけると、故障の原因となります。
- 増設するハードディスクをハードディスクケースに入れる。
ハードディスクケースのネジをはずし、ハードディスクを入れ、再度ネジをとめます。
- ハードディスクケースからハードディスクを取り出す場合、ハードディスクケースの穴(放熱穴)にドライバー等を挿して取り出さないでください。
- 異物(ネジなどの金属物など)が本機内部に入らないようにしてください。故障の原因となります。
- ハードディスクケースのネジにはナットがついています。ハードディスクを取り付ける際は、ナットを取りはずしてください。また、ハードディスク取り付け後は、取りはずしたナットは使用しないでください。
- ハードディスクケースを元の位置に取り付ける。
- ハードディスクケースを取り付けるとき、まわりの部品にぶつけると、故障の原因となります。
- ハードディスクケースを取り付けるときは、レバーを開けた状態のまま取り付け、取り付けたあと、レバーを閉じてください。
- ハードディスクケースのネジをとめる。
異物(ネジなどの金属物など)が本機内部に入らないようにしてください。故障の原因となります。
- ケーブル類を増設したハードディスクに接続する。
シリアルATA専用電源ケーブルとシリアルATAケーブルは必ず取り付けてください。
- パネルを取り付ける。
- 電源コードなどのケーブルを接続する。
スタンドのケーブル穴からケーブルを通して、電源コードなどのケーブルを接続します。
【詳細】
- カバーを取り付ける。
スタンドカバーと本体カバーを取り付けます。
【詳細】
- 本機の電源を入れる。
手順1で取りはずしたケーブルを接続し、本機の電源を入れます。
増設したハードディスクを使用する前に
ハードディスクを増設したあとは、「コンピュータの管理者」アカウントなど、管理者権限をもつユーザーでログオンしてから、下記の手順に従って「パーティションの作成」、「パーティションの種類の設定」、「パーティションのフォーマット」を設定してください。
パーティションについて詳しくは、

(スタート)ボタン−[ヘルプとサポート]をクリックして「Windows ヘルプとサポート」を表示し、ディスクの管理の概要などの説明をご覧ください。
なお、増設されたハードディスクはNTFSフォーマットされていないと、本機が正しく動作しなくなることがあります。
- 本機の電源を入れる。
電源の入れかたについて詳しくは、「電源を入れるには」
【詳細】をご覧ください。
「コンピュータの管理者」アカウントなど、管理者権限をもつユーザーでログオンしてください。
(スタート)ボタン−[コントロールパネル]をクリックする。
「コントロールパネル」画面が表示されます。
- [システムとメンテナンス]をクリックし、[ハードディスク パーティションの作成とフォーマット]をクリックする。
「ユーザー アカウント制御」画面が表示された場合は、[続行]をクリックしてください。
「ディスクの管理」画面が表示されます。
接続されているディスクのパーティションの状況が表示されます。新しく増設したハードディスクなど、目的のハードディスクがこれまで使用されたことがなければ「未割り当て」と表示されます。
- 増設したハードディスクの[ディスクx]*を右クリックして「ディスクの初期化」を選ぶ。
- ディスクxのx部分は、1、2、3のいずれかが表示されます。
増設するハードディスクの状態によっては、上記の手順は不要な場合があります。
- 手順4で選んだディスクがチェックされていることを確認して、[OK]をクリックする。
増設するハードディスクの状態によっては、上記の手順は不要な場合があります。
- 「未割り当て」の部分を右クリックして、表示されるメニューから[新しいシンプル ボリューム]をクリックする。
「新しいシンプル ボリューム ウィザード」画面が表示されます。
- [次へ]をクリックする。
「ボリューム サイズの指定」画面が表示されます。
- 「シンプル ボリューム サイズ」の入力欄に、作りたいパーティションの大きさを入力し、[次へ]をクリックする。
「ドライブ文字またはパスの割り当て」画面が表示されます。
- ドライブ文字を「次のドライブ文字を割り当てる」のリストから選び、[次へ]をクリックする。
「パーティションのフォーマット」画面が表示されます。
- 「このボリュームを次の設定でフォーマットする」の各項目を以下のように設定し、[次へ]をクリックする。
使用するファイルシステム:NTFS
アロケーションサイズ:既定値
ボリュームラベル:ボリューム
「新しいシンプル ボリューム ウィザードの完了」画面が表示されます。
- [完了]をクリックする。
パーティションの設定を行ったハードディスクのフォーマットが始まります。フォーマットの状況はパーセントで表示されます。
フォーマットが終わると、増設したハードディスクが使えるようになります。
ハードディスクを取りはずすには
取り付けとは逆の手順で取りはずします。取りはずしの作業は、本機と周辺機器の電源を切り、電源コードおよび周辺機器を接続しているすべてのケーブルを取りはずしてから行ってください。
本機の電源を切って1時間ほどおいてから作業を行ってください。電源を切ったすぐあとは、本機の内部が熱くなっており、やけどをするおそれがあります。