インターネットのセキュリティについて
コンピュータを安心してご使用になるために、大切なデータを失わないための対策や、第三者からコンピュータを守るためのセキュリティについてご紹介いたします。
コンピュータウイルスについて
コンピュータウイルスとは、コンピュータに被害を与えるソフトウェアの総称です。何らかの原因でコンピュータウイルスが実行される(これを感染と呼びます。)と、以下のような被害にあってしまいます。
被害の例
- ファイルが勝手に消去されたり、内容が改変されたりする。
- ウイルスの作成者などに、コンピュータ上に保存された個人情報(電子メールのデータやアドレス帳のデータ、WordやExcelなどで作成したデータなど)がインターネットを通じて勝手に送信される。
- ウイルスの作成者などに、違法な広告メールの発信元として利用される。
- コンピュータ上に保存された電子メールアドレスあてに、勝手にウイルス付きの電子メールが送られる。
コンピュータウイルスに感染する経路
- コンピュータウイルスに感染した文書(WordやExcelなど)を開く
WordやExcelでは、処理を自動化するためのマクロと呼ばれる機能があります。この機能を悪用して、コンピュータウイルスとして作られたものが添付されている可能性があります。このような文書を開くと、コンピュータ内の他の文書にもコンピュータウイルスを添付されてしまいます。
- コンピュータウイルスが添付された電子メールの実行ファイルを開く
知っている人からの電子メールだと思って画像ファイルを開いたつもりが、実は画像ファイルに偽装したコンピュータウイルスだったということがあります。コンピュータウイルスに感染すると、勝手にコンピュータウイルス付きの電子メールを送るようになってしまう場合があるため、ファイルを開くときは細心の注意が必要です。
- ホームページで入手した実行ファイルを開く
インターネットでは、無料のソフトウェアが公開されていることがあります。そのソフトウェアの作成者のコンピュータがコンピュータウイルスに感染していたなどの理由で、公開されているソフトウェアそのものがウイルスになってしまっている場合があります。
- インターネットにつないでいると勝手に感染する
非常にまれですが、Windowsに大きな欠陥が発見されるとその欠陥を悪用したコンピュータウイルスが作成され、何もしていなくてもコンピュータがコンピュータウイルスに感染するという状況になる場合があります。しかし、後述するファイアウォール機能が動作していれば防ぐことが可能です。また、このような重大な欠陥はすぐに後述するWindows Updateで対策用のソフトウェアが配布されるため、きちんと対策しておけば問題ありません。
コンピュータウイルスへの対策方法
以下の対策をきちんと行うことで、コンピュータウイルスに感染することはほとんどなくなります。
コンピュータウイルス対策用のソフトウェアを使用する
コンピュータウイルス対策用ソフトウェアは、コンピュータ内にコンピュータウイルスが存在していないか検査して問題があれば処理したり、開こうとしているファイルが安全かどうかを検査して危険な場合は開くのを阻止したりするソフトウェアです。
本機には、コンピュータウイルス対策用ソフトウェアとして、「マカフィー・PCセキュリティセンター」ソフトウェアがあらかじめ搭載されています。
コンピュータウイルス対策用ソフトウェアは、過去に発見されたコンピュータウイルスの情報をウイルス定義ファイルという形で保持しており、この情報を元に、コンピュータにコンピュータウイルスが存在していないか、開こうとしているファイルは安全かどうかを検査しています。コンピュータウイルスは毎日新しいものが発見されているため、ウイルス定義ファイルは定期的に更新する必要があります。本機に搭載されている「マカフィー・PCセキュリティセンター」ソフトウェアでは、90日間無料でウイルス定義ファイルを更新することができます。
本機をウイルスから守るために、定期的に「更新」を実行して、ウイルス定義ファイルを最新の状態にしてください。
Windows Updateを使ってWindowsを更新する
Windows Updateでは、新たに発見された欠陥を修正するためのソフトウェアが配布されています。Windowsの欠陥を悪用するコンピュータウイルスは、コンピュータウイルス対策ソフトウェアを使っても対処できないことがあるため、Windows Updateで最新の状態を保つようにしてください。
本機取扱説明書の「Windowsを準備する」の手順に従ってセットアップすると、自動更新機能が有効になります。この状態でインターネットに接続していると、Windows Updateにて提供されるプログラムの更新を定期的に確認し、自動的にインストールすることができます。
また、
(スタート)ボタン−[すべてのプログラム]−[Windows Update]をクリックすると、Windows Updateのホームページが表示されます。こちらでプログラムの更新を確認することもできます。
Windows Updateにて提供されるドライバの更新はおすすめしません。ドライバの更新をすることにより、本機のプリインストール状態の動作に不具合が生じる場合があります。ドライバを更新する場合は、VAIOカスタマーリンクのホームページ上で提供されるドライバを適用してください。
本機のWindows Updateに関する情報は、次のVAIOカスタマーリンクのホームページをご覧ください。
Windows Update関連情報
ファイアウォール機能について
ファイアウォール機能は、インターネットに接続しているときに第三者が不正な方法でお使いのコンピュータに接続することを阻止する機能です。本機は、Windowsに搭載されているファイアウォール機能に加え、「マカフィー・PCセキュリティセンター」ソフトウェアのファイアウォール機能を搭載しています。
ファイアウォール機能を有効にすると、ソフトウェアの一部の機能が使えなくなる場合があります。詳しくは、お使いのソフトウェアのヘルプをご覧ください。
詐欺について
インターネット特有の詐欺には以下のようなものがあります。
- 架空請求詐欺
ホームページを開くと、突然「ご登録いただきましてありがとうございました」などと表示するとともに利用料を請求されることがあります。これは架空請求詐欺ですので、利用料を支払う必要はありません。
画面上にはお使いのプロバイダ名などが表示され、一見すると個人情報が登録されてしまっているように見えますが、表示されている以上のことは相手にわかりません。不安な場合は、表示されているアドレスや連絡先をメモしたうえで、国民生活センターなどにお問い合わせください。
- フィッシング詐欺
銀行などを装って電子メールを送りつけてきて、カード番号や接続ID、パスワードなどを偽のホームページで入力させる詐欺です。
電子メール上のアドレスをクリックすると、本物と同じデザインのホームページが表示されますが、偽のホームページなのでカード番号などは一切入力しないでください。このような情報を入力するときは、電子メール上のアドレスをクリックしてホームページを開くのではなく、銀行など対象のホームページを自分で開き、そこで入力してください。
個人情報の管理について
インターネットを利用していると、ユーザー登録などを行うために名前や住所、あるいはクレジットカードの番号や銀行の口座番号などといった個人情報の入力を求められることがあります。このような情報を入力するときは、サービス提供者の個人情報管理方針や信用度などを確認してください。少しでも不審な点があれば入力をやめるなどの対応を取り、個人情報の公開には細心の注意を払ってください。
その他セキュリティについて
セキュリティやコンピュータウイルスに関する最新情報および修正プログラムを入手することにより、より安全な環境でご使用いただけます。
ソニーでは、セキュリティやウイルスに関する最新情報やよくある質問を下記のホームページにて提供しております。定期的に最新情報をご確認ください。
VAIOカスタマーリンク ホームページ ウイルス・セキュリティ情報
VAIOカスタマーリンクモバイル(お知らせ)
また、セキュリティに関するご質問・ご相談につきましては、下記の窓口までお問い合わせください。
VAIOカスタマーリンク セキュリティ専用窓口
電話番号:0120-70-8103(フリーダイヤル)
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