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VGN-TT_3シリーズ

VAIO電子マニュアル

リカバリーする

リカバリーとは

本機のハードディスクまたはSSDの内容をお買い上げ時の状態に戻すことを「リカバリー」といいます。
次のようなことが原因で本機の動作が不安定になったときにリカバリーを行います。
本機は、リカバリーディスクを使用しなくても、ハードディスクまたはSSDのリカバリー領域からリカバリーすることができます。

リカバリー領域とは

リカバリー領域とは、リカバリーを行うために必要なデータがおさめられているハードディスクまたはSSD内の領域のことです。
通常のご使用ではリカバリー領域のデータが失われることはありません。しかし、ハードディスクまたはSSDの領域を操作するような特殊な市販のソフトウェアをご使用になり、リカバリー領域のパーティション情報を変更されますと、ハードディスクまたはSSDのリカバリー領域からリカバリーできなくなる場合があります。
本機は、リカバリーディスクを使用してリカバリー領域を削除することができます。【詳細】

リカバリーの種類

リカバリー方法を次の2種類から選択することができます。通常は、「C ドライブのリカバリー」をおすすめします。
C ドライブのリカバリー
C:ドライブにあるすべてのデータを削除した上で、お買い上げ時の状態に戻します。
C:ドライブのみデータが削除され、リカバリー領域や、追加で作成したパーティションのデータは削除されません。
お買い上げ時の状態にリカバリー
ハードディスクまたはSSD上のすべてのドライブを削除し、パーティションの構成をリカバリー領域も含めてお買い上げ時の状態に戻します。また、パーティションサイズを変更したい場合もこちらを選択してください。
ハードディスクまたはSSD上にあるすべてのデータが削除されます。
ご注意
  • リカバリーで復元できるのは、本機に標準で付属されているソフトウェアのみです(一部のソフトウェアを除く)。ご自分でインストールしたソフトウェアや作成したデータを復元することはできません。また、Windowsだけを復元することもできません。
    付属ソフトウェアの一部においては、アプリケーション単独でアンインストールやインストールが行えるものもあります。
    ただし、このような操作を行った場合の動作確認は行っておりません。
  • パーティションを操作する一部のプログラムをインストールすると、ハードディスクまたはSSDのリカバリー領域を使ってリカバリーしたり、リカバリーディスクの作成が行えないことがあります。
    そのような場合に備えて、本機を使用する準備ができたらすぐにリカバリーディスクを作成してください。【詳細】
  • SSD搭載モデルをお使いで、かつハードディスクドライブが搭載されている場合、WindowsはSSDにインストールされます。リカバリー時にハードディスクドライブにWindowsをインストールすることはできません。

リカバリー前に確認してください

著作権保護されている音楽データなどをバックアップする際のご注意

著作権保護されているデータ(音楽再生ソフトウェアで管理している音楽データ)をバックアップするために、これらのデータを取り込んだ時に使用したソフトウェアの専用バックアップツールが用意されている場合があります。
本機をリカバリーする場合、これらのデータはあらかじめ専用バックアップツールを使ってバックアップしてください。
専用バックアップツールをお使いにならずに、本機をリカバリーし、データを復元しても、著作権保護されているデータは復元できない場合がありますのでご注意ください。

Windowsからリカバリーするには

Windowsからリカバリーするには、以下の手順で操作します。
Windowsが起動しない場合には「Windowsが起動しない状態でリカバリーするには」【詳細】をご覧ください。
ご注意
ドライブにディスクが入っている場合は、すべて取り出してから以下の手順で操作してください。
ヒント
指紋センサー搭載モデルをお使いの場合で、パワーオンセキュリティーを有効にしている場合は、無効にしてからリカバリーを行ってください。【詳細】
リカバリーが完了後、再度パワーオンセキュリティーを設定してください。
  1. (スタート)ボタン−[すべてのプログラム]−[VAIO リカバリーセンター]をクリックする。
「VAIO リカバリーセンター」画面が表示されます。
(実際の画面とは異なる場合があります。)
  1. 画面左側の[C ドライブのリカバリー]をクリックし、右側に表示された画面の[開始]をクリックする。
ヒント
  1. 「Windows バックアップと復元」や「VAIO ハードウェア診断ツール」などをすでに実行済みの場合は、[スキップ]を選択し、[次へ]をクリックする。
「ユーザー アカウント制御」画面が表示された場合は、[はい]をクリックしてください。
警告画面が表示されます。
ヒント
  1. 内容をよく読んでから、[同意します]のチェックボックスをクリックしてチェックし、[開始]をクリックする。
確認画面が表示されます。
  1. [はい]をクリックする。
「Windowsのリカバリー中」画面が表示され、リカバリー作業が自動的に開始されます。
ヒント
  1. 「完了をクリックしてプログラムを終了してください」と表示されたら[完了]をクリックする。
本機が数回再起動した後、「Windowsのセットアップ」画面が表示されます。
ご注意
「Windowsのセットアップ」画面が表示されるまでにしばらく時間がかかります。そのままお待ちください。途中で電源を切るなどの操作を行うと、本機の故障の原因となります。
  1. 付属の本機取扱説明書の「本機をセットアップする」内「Windowsを準備する」の手順に従って、Windowsのセットアップを行う。

これでシステムのリカバリーが完了しました。
Office Personal 2007、Office Personal 2007 with PowerPoint 2007またはOffice Professional 2007プリインストールモデルをお使いの場合は引き続き、次の画面が表示されます。画面の指示に従って操作してください。
ご注意
  • Windowsのセットアップで作成したユーザーアカウントでログオンしていることを確認してください。
  • Officeは以下の手順でインストールします。
  1. Office Personal 2007 CDまたはOffice Professional 2007 CDをドライブに入れる。
  1. 表示される「自動再生」の画面で[SETUP.EXE の実行]をクリックする。
    「ユーザー アカウント制御」画面が表示された場合は、[はい]をクリックしてください。
  1. 画面の指示に従って進み、「インストールの種類を選択してください」画面が表示されたら、[ユーザー設定]をクリックする。
    「Microsoft Office プログラムの実行方法を設定してください」画面が表示されます。
  1. 「Microsoft Office」の左側にあるアイコンをクリックし、表示されたメニューから[マイ コンピューターからすべて実行]をクリックする。
  1. [今すぐインストール]をクリックする。
    インストールが開始されます。
  1. インストールが完了したら、[閉じる]をクリックする。
  1. Office Personal 2007 with PowerPoint 2007プリインストールモデルをお使いの場合は、Office Personal 2007のインストール完了後ドライブからディスクを取り出し、インストール開始画面の[OK]をクリックする。
    引き続き、画面の指示に従いOffice PowerPoint 2007 CDをドライブに入れ、上記の手順からと同じ手順でインストールしてください。

リカバリーが完了したら、バックアップデータの復元をしてください。
バックアップデータの復元方法について詳しくは、「バックアップからファイルを復元するには」【詳細】をご覧ください。

Windowsが起動しない状態でリカバリーするには

Windowsが起動しない状態でリカバリーするには、以下の2種類の方法があります。

リカバリーディスクを使ってリカバリーするには

ディスクドライブ非搭載モデルをお使いの場合は、別売りの外付けドライブを本機に接続してから以下の手順を行ってください。
  1. 本機の電源を入れる。
  1. ドライブにリカバリーディスクを入れる。
  1. 外付けドライブをお使いの場合は、F11キーを数回繰り返し押す。
「Windows ブートマネージャー」画面が表示されます。
  1. 矢印キーで「VAIO リカバリーセンター」を選択し、Enterキーを押す。
しばらくすると「VAIO リカバリーセンター」画面が表示されます。
  1. 画面左側の[C ドライブのリカバリー]または[お買い上げ時の状態にリカバリー]をクリックし、右側に表示された画面の[開始]をクリックする。
以降、表示された画面の指示に従って操作してください。
ヒント
Windowsのリカバリーが完了すると、本機が数回再起動した後、「Windowsのセットアップ」画面が表示されます。
ご注意
「Windowsのセットアップ」画面が表示されるまでにしばらく時間がかかります。そのままお待ちください。途中で電源を切るなどの操作を行うと、本機の故障の原因となります。
  1. 付属の本機取扱説明書の「本機をセットアップする」内「Windowsを準備する」の手順に従って、Windowsのセットアップを行う。

これでシステムのリカバリーが完了しました。
Office Personal 2007、Office Personal 2007 with PowerPoint 2007またはOffice Professional 2007プリインストールモデルをお使いの場合は引き続き、次の画面が表示されます。画面の指示に従って操作してください。
ご注意
  • Windowsのセットアップで作成したユーザーアカウントでログオンしていることを確認してください。
  • Officeは以下の手順でインストールします。
  1. Office Personal 2007 CDまたはOffice Professional 2007 CDをドライブに入れる。
  1. 表示される「自動再生」の画面で[SETUP.EXE の実行]をクリックする。
    「ユーザー アカウント制御」画面が表示された場合は、[はい]をクリックしてください。
  1. 画面の指示に従って進み、「インストールの種類を選択してください」画面が表示されたら、[ユーザー設定]をクリックする。
    「Microsoft Office プログラムの実行方法を設定してください」画面が表示されます。
  1. 「Microsoft Office」の左側にあるアイコンをクリックし、表示されたメニューから[マイ コンピューターからすべて実行]をクリックする。
  1. [今すぐインストール]をクリックする。
    インストールが開始されます。
  1. インストールが完了したら、[閉じる]をクリックする。
  1. Office Personal 2007 with PowerPoint 2007プリインストールモデルをお使いの場合は、Office Personal 2007のインストール完了後ドライブからディスクを取り出し、インストール開始画面の[OK]をクリックする。
    引き続き、画面の指示に従いOffice PowerPoint 2007 CDをドライブに入れ、上記の手順からと同じ手順でインストールしてください。

リカバリーが完了したら、バックアップデータの復元をしてください。
VAIO データレスキューツールでバックアップしたファイルの復元について詳しくは、「VAIO データレスキューツールを使ってバックアップする」の復元方法をご覧ください。【詳細】

リカバリー領域からリカバリーするには

ディスクドライブ非搭載モデルをお使いの場合で、Office Personal 2007、Office Personal 2007 with PowerPoint 2007またはOffice Professional 2007プリインストールモデルをお使いの場合は、以下の手順を行う前にあらかじめ別売りの外付けドライブを接続しておいてください。
  1. 本機の電源を入れる。
  1. VAIOのロゴマークが表示されたらF10キーを押す。
ブートオプション(Boot Options)を編集する画面が表示された場合は、Enterキーを押してください。
以降、リカバリーディスクを使ったリカバリーの手順5からの操作と同様です。

リカバリーが完了したら、バックアップデータの復元をしてください。
VAIO データレスキューツールでバックアップしたファイルの復元について詳しくは、「VAIO データレスキューツールを使ってバックアップする」の復元方法をご覧ください。【詳細】