i.LINKとは
i.LINKは、i.LINK端子を持つ機器間で、デジタル映像やデジタル音声などのデータを双方向でやりとりしたり、他機をコントロールしたりするためのデジタルシリアルインターフェイスです。
複数のi.LINK対応機器を接続した場合、直接つないだ機器だけではなく、他の機器を介してつながれている機器に対しても、操作やデータのやりとりができます。このため、機器を接続する順序を気にする必要はありません。
ただし、接続する機器の特性や仕様によっては、操作のしかたが異なったり、接続しても操作やデータのやりとりができない場合があります。
i.LINK(アイリンク)はIEEE 1394の親しみやすい呼称としてソニーが提案し、国内外多数の企業からご賛同いただいている商標です。
IEEE 1394は電子技術者協会によって標準化された国際標準規格です。
i.LINKでの接続について
i.LINK対応機器は、i.LINKケーブルで数珠つなぎにして接続します。このような接続のしかたを「デイジー・チェーン」と呼びます。
接続が輪にならないようにご注意ください
デジタル信号は、接続したすべてのi.LINKケーブルに流れます。信号を出力した機器に同じ信号が戻らないよう、接続が輪にならないようにつないでください。接続が輪(環状)になることを「ループ」と呼びます。
接続についてのご注意
- コンピューターなど一部のi.LINK対応機器の中には、電源が切られていたり、省電力動作モードに入っているとデータを中継しない機器があります。
i.LINKでの接続の際は、接続する機器の取扱説明書もご覧ください。
- i.LINK対応機器には、その機器が対応している最大データ転送速度がi.LINK端子の周辺に表記されています。i.LINKの最大データ転送速度は、約100/200/400 Mbpsが定義されており、200 MbpsのものはS200、400 MbpsのものはS400と表記されます。最大データ転送速度が異なる機器を接続した場合や、機器の仕様により、実際の転送速度が表記と異なることがあります。
- i.LINKは、すべての機器間での接続動作が保証されているものではありません。
i.LINK搭載各機器の動作条件と接続の可否情報をご確認ください。
動作の可否は、各機器のソフトウェア(OSを含む)・ハードウェアによって規定されます。
- i.LINKで、接続を行うコンピューター周辺機器類(ハードディスクドライブやCD-RWドライブなど)は、OSによっては対応していない場合がありますので、あらかじめ動作環境をご確認ください。
i.LINK対応機器について
次のi.LINK対応機器に接続し、データのやりとりや画像をデジタルのまま取り込むことができます。
- ソニーが日本国内で発売したDV端子付きの家庭用DV機器、およびMICROMV機器各モデル(ツーリストモデルおよびDCR-VX1000・VX700は除く)
(i.LINK対応のDV機器、MICROMV機器については、お使いのVAIOのカタログまたはVAIOのホームページでご確認ください。)
- 本機はDTLAコピー・プロテクション技術に対応していないため、デジタルCSチューナーやD-VHSデッキなどのDTLAコピー・プロテクション技術に対応した機器に接続しても操作することはできません。
- i.LINKは、すべての機器間での接続動作が保証されているものではありません。
i.LINK搭載各機器の動作条件と接続の可否情報をご確認ください。動作の可否は、各機器のソフトウェア(OSを含む)・ハードウェアによって規定されます。
- i.LINKで、接続を行うコンピューター周辺機器類(ハードディスクドライブやCD-RWドライブなど)は、OSによっては対応していない場合がありますので、あらかじめ動作環境をご確認ください。