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VPCX11 シリーズ

VAIO電子マニュアル

Bluetooth機能でできること
<Bluetooth(R)機能搭載モデル>


Bluetooth機能は、ケーブル接続のわずらわしさを一切なくし、近距離間の無線通信を実現する技術です。
本機とBluetooth対応のコンピューターや携帯電話、モデム、PDA、デジタルスチルカメラ、ヘッドセット、マウスなどをケーブルでつなぐことなく、手軽に無線通信をすることができます。
Bluetooth機能は、パーソナルネットワーク市場に革命をもたらす画期的なワイヤレス通信技術です。小規模で低コストなワイヤレス通信技術の世界標準規格として、ノートブックコンピューターや携帯電話、その他のモバイル機器を結び、さらにインターネットへの接続も可能にします。
電気通信、コンピューター、ネットワーク分野の世界主要メーカーで構成するBluetooth SIG(Special Interest Group)によって技術の標準化が行われ、参加企業により技術開発と製品化が進められています。Bluetooth SIGには、現在ソニーを含む2,000社以上のノートブックコンピューター、携帯電話、家電機器のメーカーなどが全世界から参加しています。
ご注意
  • Bluetooth対応機器は、ご使用の機器やソフトウェアのバージョンなどによって、正しく動作しない場合があります。Bluetooth対応機器をご購入の際は、あらかじめ動作環境をご確認ください。
    VAIOのBluetooth対応機器に関する情報は、VAIOサポートページなどでご確認ください。
    機器によっては、認証されていない機器間の接続を拒否するように設定されています。接続するには、接続する機器との認証が必要になります。
  • Bluetooth規格の制約上、電波状況などにより、大容量のファイルの送信を続けると、まれに転送したファイルに不具合が生じる場合がありますのでご注意ください。

接続形態

Bluetooth機能を使うと、1台の機器が同時に最大7台の機器と無線ネットワークで接続し、データをやりとりすることができます。
接続したい機器が周辺にあるBluetooth対応機器に呼びかけ、呼びかけに応えたBluetooth対応機器に接続することができます。
コンピューターのような機器は、周辺にあるBluetooth対応機器に呼びかけることができ、また、周辺のBluetooth対応機器からの呼びかけに応えることもできます。

速度

Bluetooth機能は、最大2.1 Mbps(通信相手機器のバージョンによっては最大721 kbps)のデータ転送に対応していますが、実際の転送速度は、Bluetooth対応機器のバージョン、通信機器間の距離や障害物、機器構成、電波状況、使用するソフトウェアなどにより変化します。

通信距離と電力

Bluetooth対応機器には、見通し距離最長100〜10 m* で通信できるPower Class 1の機器と、見通し距離最長10 m* で通信できるPower Class 2, 3の機器があります。

Bluetooth標準規格とは

各社のBluetooth対応機器がBluetooth機能を使ってスムーズに通信ができるように、Bluetooth SIGがBluetooth標準規格として、無線通信の方式、セキュリティーの方式、用途別のデータ通信方式などを定めています。
すべてのBluetooth対応機器は、Bluetooth SIGが定めている方法でBluetooth標準規格に適合していることを確認し、認証を受けることが義務付けられています。
ただし、Bluetooth標準規格に適合していても、接続する機器の特性や仕様によって操作方法が異なったり、接続してもデータのやりとりができない場合があります。