システムの復元を実行する方法

システムの復元を行うと、データファイルに影響を与えることなく、システムに対する変更を元に戻し、PCの問題を修正できます。

ご注意

システムの復元を行うと、追加したドライバーやアプリが使用できなくなる場合があります。
ドライバーやアプリの再インストールが必要な可能性がありますのでご注意ください。
システムの復元を行うと、ハードディスク内の情報の整合性が失われ、システムが不安定になったりデータが失われる場合があります。
システム復元を行う前に、重要なデータについては必ずバックアップをお取りください。
データが消失されたなどのトラブルが発生したとしても、ソニーでは保証できません。あらかじめご了承ください。
システムの復元を行うと、復元ポイントによっては、「x-アプリ」などの音楽アプリや「Giga Pocket Digital」のデータベースが使用できなくなる場合があります。
システムの復元を行う前に、バックアップをお取りください。

システムの復元を行う方法

Windowsが起動できる場合
Windowsが起動できない場合(Windows 8.1、またはWindows 8)
Windowsが起動できない場合(Windows 7、またはWindows Vista)

システムの復元を行う方法
Windowsが起動できる場合

ここでは、[システムのプロパティ]画面からシステムの復元を行う方法を説明しています。
なお、以下はWindows 8の画像を使用しています。表示される画面はご使用のOSのバージョンにより異なる場合があります。

参考

Windows 7、またはWindows Vistaの場合、コンピューターの管理者の権限が必要です。
コンピューターの管理者の権限を持つユーザーアカウントでログオンしてください。

また、標準ユーザーでログオンしている状態で操作を行うと、[ユーザーアカウント制御]画面が表示され、管理者アカウントのパスワードの入力を求められます。
パスワードを入力すると、操作を続行できます。

ユーザーアカウント制御の概要

[システムのプロパティ]画面を表示します。

[システムのプロパティ]を表示する方法
[システムのプロパティ]画面の[システムの保護]タブを選択し、[システムの復元]ボタンを選択します。
参考
[システムの復元]ボタンがグレーアウトしている場合は、システムの復元が有効になっていません。
以下の手順を参照し、システムの復元を有効にしてください。
- Windows 8.1、Windows 8、またはWindows 7の場合
  1. [保護設定]欄からシステムの復元を有効にしたいドライブを選択して、[構成]ボタンを選択します。
  2. [システム保護対象]画面が表示されるので、[システムの保護を有効にする]にチェックをつけて、[OK]ボタンを選択します。
  3. [システムのプロパティ]画面に戻ります。
- Windows Vistaの場合
  
  [自動復元ポイント]欄の[利用できるディスク]に表示されているドライブの左側にチェックをつけます。
  - 重要なファイルが保存されているすべてのドライブにチェックをつけてください。
    ここでは、Cドライブにチェックをつけます。
[システムの復元]画面が表示されるので、[次へ]ボタンを選択します。

参考

Windows Vistaで以下の画面が表示された場合は、任意の項目にチェックをつけ、[次へ]ボタンを選択します。
[推奨される復元]を選択した場合は、手順5に進んでください。
[選択したイベントの前の状態にコンピューターを復元します。]と表示されるので、任意の復元ポイントを選択して、[次へ]ボタンを選択します。
- 外付けのハードディスクなどにバックアップしてあるシステムイメージを使用してシステムの復元を行う場合は、機器を接続してください。
参考
- Windows 8.1、Windows 8、またはWindows 7の場合、画面の右下に[影響を受けるプログラムの検出]ボタンがあります。
  ボタンを選択すると、正常に動作しなくなる可能性があるプログラムやドライバー、および削除されるプログラムやドライバーの一覧が表示されます。
- 復元ポイントは、毎週自動的に作成され、プログラム、またはドライバーのインストールなどPCに対する変更操作が検出された場合も、その直前に自動的に作成されます。
[復元ポイントの確認]画面が表示されるので、内容を確認し、[完了]ボタンを選択します。
[いったんシステムの復元を開始したら、中断することはできません。続行しますか?]と確認メッセージが表示されるので、[はい]ボタンを選択します。
- Windows Vistaの場合、表示されるメッセージの内容が異なります。
システムの復元が開始され、自動的にWindowsが再起動します。
再起動後、デスクトップ画面を表示すると[システムの復元は正常に完了しました。]画面が表示されるので、[閉じる]ボタンを選択します。

以上で操作は完了です。

システムの復元を行う方法
Windowsが起動できない場合(Windows 8.1、またはWindows 8)

以下はWindows 8の画像を使用しています。ご使用のモデルやアプリのバージョンにより表示される画面が異なります。

PCの電源が入っている場合は、シャットダウンします(電源を切ります)。
電源が切れている状態で、[ASSIST]ボタンを押します。
[VAIO Careレスキューモード]画面が表示されるので、[トラブルシューティング(リカバリー)を開始]、または[リカバリーやメンテナンスを開始]を選択します。
[キーボードレイアウトの選択]画面が表示された場合は、[Microsoft IME]を選択します。
[オプションの選択]画面が表示されるので、[トラブルシューティング]を選択します。
[トラブルシューティング]画面が表示されるので、[詳細オプション]を選択します。
[詳細オプション]画面が表示されるので、[システムの復元]ボタンを選択します。
ユーザーアカウントを選択する画面が表示された場合は、任意のユーザーアカウントを選択し、パスワードを設定している場合はパスワードを入力します。
[目的のオペレーティングシステムを選んでください。]と表示された場合は、ご使用のOSを選択します。
[システムの復元]画面が表示されるので、[次へ]ボタンを選択します。
[選択したイベントの前の状態にコンピューターを復元します。]と表示されるので、任意の復元ポイントを選択して、[次へ]ボタンを選択します。
- 外付けのハードディスクなどにバックアップしてあるシステムイメージを使用してシステムの復元を行う場合は、機器を接続してください。
参考
- [影響を受けるプログラムの検出]ボタンを選択すると、正常に動作しなくなる可能性があるプログラムやドライバー、および削除されるプログラムやドライバーの一覧が表示されます。
- 復元ポイントは、毎週自動的に作成され、プログラム、またはドライバーのインストールなどPCに対する変更操作が検出された場合も、その直前に自動的に作成されます。
[復元ポイントの確認]画面が表示されるので、内容を確認し、[完了]ボタンを選択します。
[いったんシステムの復元を開始したら、中断することはできません。続行しますか?]と確認メッセージが表示されるので、[はい]ボタンを選択します。
システムの復元が開始され、自動的にWindowsが再起動します。
再起動後、デスクトップ画面を表示すると[システムの復元は正常に完了しました。]画面が表示されるので、[閉じる]ボタンを選択します。

以上で操作は完了です。

システムの復元を行う方法
Windowsが起動できない場合(Windows 7、またはWindows Vista)

以下はWindows 7の画像を使用しています。Windows Vistaでは表示内容に異なる部分があります。

VAIOの電源を入れます。
「VAIO」ロゴが表示されたら、キーボードの[F8]キー連続して何度も押します。
- VGN-UXシリーズの場合は、[Fn]+[F8]キーを押します。
[詳細ブートオプション]画面が表示されるので、[コンピューターの修復]を選択し、[Enter]キーを押します。
[システム回復オプション]画面が表示されるので、[キーボード入力方式を選択してください]欄で、任意の入力方式を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
- ここでは例として、[日本語]を選択します。
[回復オプションにアクセスするには、ローカルユーザーとしてログオンしてください。]と表示されるので、
[ユーザー名]欄のを選択して管理者アカウント(Administrator)を選択し、[パスワード]欄にパスワードを入力して[OK]ボタンをクリックします。
- 管理者アカウントにパスワードを設定していない場合は、[パスワード]欄は空欄のまま[OK]ボタンを選択します。
[回復ツールを選択してください]と表示されるので、[システムの復元]をクリックします。

参考

Windows Vistaで以下のようなメッセージが表示された場合は、[OK]ボタンをクリックします。
[システムの復元]画面が表示されるので、[次へ]ボタンをクリックします。
[選択したイベントの前の状態にコンピューターを復元します。]と表示されるので、任意の復元ポイントを選択して、[次へ]ボタンをクリックします。
- 外付けのハードディスクなどにバックアップしてあるシステムイメージを使用してシステムの復元を行う場合は、機器を接続してください。
  また、Windows 7の場合は、手順10に進んでください。
参考
- Windows 7の場合、画面の右下に[影響を受けるプログラムの検出]ボタンがあります。
  ボタンを選択すると、正常に動作しなくなる可能性があるプログラムやドライバー、および削除されるプログラムやドライバーの一覧が表示されます。
- 復元ポイントは、毎週自動的に作成され、プログラム、またはドライバーのインストールなどPCに対する変更操作が検出された場合も、その直前に自動的に作成されます。
[復元するディスクの確認]と表示されるので、復元するディスクにチェックがついていることを確認し、[次へ]ボタンをクリックします。
[復元ポイントの確認]と表示されるので、内容を確認し、[完了]ボタンをクリックします。
確認メッセージが表示されるので、[はい]ボタンをクリックします。
- Windows Vistaの場合、表示されるメッセージの内容が異なります。
[システムの復元は正常に完了しました。]とメッセージが表示されるので、[再起動]ボタンをクリックします。
再起動後、[システムの復元は正常に完了しました。]と表示されるので、[閉じる]ボタンをクリックします。