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ユーザーアカウント制御の概要

Windowsには、ユーザーの意図しない操作が勝手に実行されたり、許可していないプログラムが起動するのを防ぐため、「ユーザーアカウント制御(User Account Control (UAC))」というセキュリティー機能が備わっています。
ユーザーアカウントは、管理者権限を持つアカウント(管理者)と管理者権限を持たないアカウント(標準)のどちらかに設定されています。
アプリのインストールや設定の変更など、PCに影響を与える操作が行われる際に、許可を求めるメッセージが表示されたり、管理者権限を持つアカウントのパスワードの入力を求められます。

ご注意
  • 「ユーザーアカウントの権限」により使用できる機能、および画面が異なります。
    「ユーザーアカウントの権限」は、アカウントを「グループ」に所属させるという形式で設定されます。
    主なグループは、下記のとおりです。

    • 管理者(Administrator)
      PCに対してすべての操作を行える管理者権限を持つグループです。

    • 標準
      管理者(Administrator)に比べて一部の管理機能が制限されたグループです。
      Guestアカウントも標準に含まれます。

  • ユーザーアカウント制御機能を無効にすると、ユーザーの意図しない操作、または許可するつもりのない操作を実行しようとするプログラムの起動を防ぐ機能が停止されるためセキュリティーが低下します。
    トラブルシュートを行うためにユーザーアカウント制御機能を無効にした場合は、現象が改善するかを確認した後は、必ず有効に戻してください。

[ユーザー アカウント制御]画面が表示された場合

[ユーザー アカウント制御]画面は、下記のようなPCの動作に影響する操作をしようとすると表示されます。

[ユーザー アカウント制御]画面が表示された場合、下記の操作を行うと次の画面に進みます。
なお、以下はWindows 8の画像を使用しています。表示される画面はご使用のOSのバージョンにより異なる場合があります。

ユーザーアカウント制御機能を有効/無効にする方法
Windows 8.1、Windows 8、またはWindows 7の場合

[ユーザー アカウント制御の設定]画面で、ユーザーアカウント制御機能を有効/無効にします。
なお、以下はWindows 8の画像を使用しています。表示される画面はご使用のOSのバージョンにより異なる場合があります。

  1. [コントロール パネル]画面を表示します。

  2. [コントロール パネル]画面で、[システムとセキュリティ]を選択します。

    [コントロール パネル]画面

  3. [システムとセキュリティ]画面が表示されるので、[アクション センター]欄にある[ユーザー アカウント制御設定の変更]を選択します。

    [システムとセキュリティ]画面

  4. [ユーザー アカウント制御の設定]画面が表示されるので、ユーザーアカウント制御機能を有効にする場合は、スライダーで[通知しない]以外の設定に変更して[OK]ボタンを選択します。
    無効にする場合は、[通知しない]に変更します。

    [ユーザー アカウント制御の設定]画面

  5. [ユーザー アカウント制御]画面が表示された場合は、[はい]ボタンを選択します。
    パスワードの入力画面が表示された場合は、管理者権限を持つアカウントのパスワードを入力し、[はい]ボタンを選択します。

  6. Windows 7の場合は、Windowsを再起動します。

以上で操作は完了です。

ユーザーアカウント制御機能を有効/無効にする方法
Windows Vistaの場合

[ユーザーアカウント制御の有効化または無効化]画面で、ユーザーアカウント制御機能を有効/無効にします。

  1. [コントロール パネル]画面を表示します。

  2. [コントロール パネル]画面で、[ユーザー アカウントと家族のための安全設定]をクリックします。

    [コントロール パネル]画面

  3. [ユーザー アカウントと家族のための安全設定]画面が表示されるので、[ユーザーアカウント]をクリックします。

    [ユーザー アカウントと家族のための安全設定]画面

  4. [ユーザー アカウント]画面が表示されるので、[ユーザーアカウント制御の有効化または無効化]をクリックします。

    [ユーザー アカウント]画面

  5. [ユーザー アカウント制御]画面が表示された場合は、[続行]ボタン、または管理者アカウント(Administrators)のパスワードを入力して、[OK]ボタンをクリックします。

  6. [ユーザー アカウント制御(UAC)を有効にして、お使いのコンピュータをより安全にします。]と表示されるので、ユーザーアカウント制御機能を有効にする場合は、[ユーザー アカウント制御 (UAC) を使ってコンピュータの保護に役立たせる]にチェックをつけて、[OK]ボタンをクリックします。
    無効にする場合はチェックをはずします。

    [ユーザー アカウント制御(UAC)を有効にして、お使いのコンピュータをより安全にします。]画面

  7. 「これらの変更を適用するにはコンピュータを再起動する必要があります。」とメッセージが表示されるので、[今すぐ再起動する]ボタンをクリックし、Windowsを再起動します。

    [これらの変更を適用するにはコンピュータを再起動する必要があります。]画面

以上で操作は完了です。

参考
  • ユーザーアカウント制御機能が無効になっていると、Windows起動時に「ユーザーアカウント制御の設定を確認してください」とバルーンメッセージが表示されます。

    バルーンメッセージ画面

  • ユーザーアカウント制御機能が無効になっている場合は、「Windows セキュリティ センター」の[他のセキュリティ設定]内にある[ユーザー アカウント制御]からも有効に設定できます。

    バルーンメッセージ画面

  • ユーザーアカウント制御機能が無効になっていると、本来の操作が行えない場合があります。